大小暦クイズ

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第3問(犬張子)文久2年壬戌(1862)大小暦 解答

狂歌は「あまさかる 雛の三つきの 戌八里子(いぬはりこ) と霜ふる尾に(としもふるをに) 千四や(ちよや) 九らへ六(くらべん)」とあり、ここに大の月が詠み込まれています。「あまさかる」の「まさ」が正で正月を、「霜」は霜月(11月)、を表わします。

また、張子の犬はこの年が戌年であることを示しています。横に描かれている千歳飴の袋の「歳飴」の文字に小の月が隠されています。

犬張子は江戸時代の郷土玩具で、安産や子供の健康のお守りとして使われたと言われています。作者の梅素玄魚(ばいそげんぎょ 1817~1880、梅素亭、整軒などの号あり)は、狂歌作者・絵師です。

大の月:
1 , 3 , 4 , 6 , 8 , 9 , 11
小の月:
2 , 5, 7 , 閏8 , 10 , 12

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