座談会「出版文化と納本制度について考える」参加者アンケート調査結果について
平成20年5月24日(土)に開催された座談会「出版文化と納本制度について考える」では、参加者アンケート調査を実施しました。回答数は76件でした。以下、その結果を紹介します。
1. 当館が「納本制度」に基づき国内出版物を収集していることはご存知でしたか?
2. 本日の座談会を聞いて、納本制度について仕組みを知ることはできましたか?
3. 本日の座談会の満足度を教えてください
4. ご感想、ご要望、ご質問等ありましたら、ご自由にお書きください
| 主なご意見のテーマ | 回答数 |
|---|---|
| 納本制度についてのご要望(もっとPRすべき等) | 7件 |
| 座談会の進行や内容についてのご要望 | 5件 |
| その他のご要望(今後も同様のイベント開催を希望等) | 9件 |
| 納本制度についてのご質問(以下参照) | 13件 |
| その他のご質問 | 6件 |
| ご感想(分かりやすかった等) | 14件 |
<納本制度に関するご質問から>
Q1:この度紹介された納入率はどのように算出しているのか。
A1:国内で発行された出版物の総数を把握することは大変に困難なことです。そこで、平成19年10月から12月にかけて、様々な目録を利用したサンプル調査を行いました。出版取次会社の販売書誌、冊子目録、ウェブで公開されている目録等からサンプルとなる書誌データを抽出し、それが当館に所蔵されているかどうかをNDL-OPAC(国立国会図書館蔵書検索・申込システム)を用いて調査を行うというものです。サンプル書誌データは、いずれも平成17(2005)年に刊行されたものを対象としました。利用した目録の具体的な情報については、『国立国会図書館月報』566号(2008年5月)号掲載記事「国内出版物をどのくらい所蔵しているの?-納入率調査結果から」(pp.10‐12)を参照ください。
Q2:日本国内の出版物を網羅的に把握するのは無理だと思うが、納入率向上のため、どのようなことを実施しているのか。
A2:大手出版取次会社等から新刊の販売書誌データを入手し、全てに対して調査を行い、一定期間が経過しても納入されていない資料については、発行者に対し納本の依頼をしています。取次会社の販売書誌のほか、出版関係団体等のホームページや出版案内などからも出版物の情報を入手し、調査しています。この結果に基づき納本の依頼をした件数は年間約26,000件になります。これ以外にも、国の機関、地方自治体、国が所管する公益法人等に対してパンフレットを送付するなどの広報活動を行っています。
また、納本制度60周年を機に納本制度の周知を図り、国民全体の納本制度に関する認知度を向上させることによって、さらなる納入率アップにつなげたいと考えています。その一環として、毎年5月25日を「納本制度の日」とし、今回の公開座談会を催しました。
Q3:今回の座談会のほかに、納本制度普及のための具体的な方策はあるのか。
A3:納本制度60周年である今年は、これまでと異なるさまざまな取組みを開始しました。「納本制度の日」制定及び記念座談会開催のほか、多くの方々に納本制度を知っていただくため、納入率調査の結果について公表し、テレビ、新聞等のメディアで紹介してもらえるよう、働きかけを行いました。また、一般の方向けのパンフレット(納本制度をご存じですか?)を作成し、配布しています。
発行者の方に対しては、出版関係団体等に当館職員が直接出向き、納本制度の説明や、会報・広報誌への記事掲載の依頼など行いました。また、平成20年7月には新パンフレット(よくわかる納本制度)を作成し、全国の出版社、国の諸機関や地方公共団体等約9,200機関に発送しました。同時に、納本制度に関するアンケート調査も行いました。平成20年度中にはその結果を反映させた効果的な広報計画を立て、来年度以降も継続して普及活動を実施していきます。
- パンフレット(納本制度をご存じですか?)PDF[765KB]
- パンフレット(よくわかる納本制度)PDF[約1.38MB]
Q4:音楽資料の収集状況がよくないが、どのように納本強化を行っていくつもりか(特にインディーズ系)。
A4:日本レコード協会のご協力により、その加盟各社からの納入は促進されていますが、ご指摘のとおり、音楽・映像資料の納入率は、5割を大きく下回っています。そこで、Q3にありますように、報道メディアにこの問題を取り上げてもらうことによって、広く関心をもっていただけるよう努力しているところです。また、インディーズ系の関係団体に対して、個別に訪問し、会員に対する納本制度周知のご協力のお願いをしています。
Q5:自費出版も含めて、納本又は寄贈したものは、必ず保存されるのか。例えば、出版者からの納本以外に著者からの寄贈もあり重複した場合、2冊とも保存されるのか。
A5:基本的には、2冊とも保存します。多くの場合、1冊は東京本館で、もう1冊は関西館で保存することになります。納本制度の収集対象であるものについては、納本又は寄贈いただいた資料は、永く保存し、国民共有の文化的資産として後世に継承していきます。
5. 本日の座談会はどのようにしてお知りになりましたか?(複数回答可)
6. さいごに、あなたご自身について教えてください。
年 齢 ![]() |
住 所 ![]() |
職 業 ![]() |



