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トップ > 刊行物 > びぶろす > 平成20年4月号(電子化40号)

びぶろす-Biblos

平成20年4月号(電子化40号)

  • NATIONAL DIET LIBRARY
  • 発行/国立国会図書館総務部


はじめに

『びぶろす』は、昭和25年4月に創刊し、以後行政・司法各部門の支部図書館と専門図書館の連絡情報誌として今日に至っております。より広い範囲への提供を考え、平成10年8月号で冊子体を停止し、10月から国立国会図書館ホームページで公開しています。刊行形態は異なりましたが、今後も当館、支部図書館および専門図書館の折々の状況を掲載して行きます。

本誌に掲載された記事を全文または長文にわたり抜粋して掲載される場合は、サイトポリシーをご覧いただき、事前にご連絡ください。

国立国会図書館・支部図書館と専門図書館協議会

名越 正信

 国立国会図書館の創設・支部図書館制度創設の60周年、おめでとうございます。
 とりわけ、1948年に創設された支部図書館制度は、専門図書館協議会結成(1952年)の大きな礎となりました。国立国会図書館・支部図書館の長年のご支援ご協力にあらためてお礼申し上げます。
 「専図協三十年のあゆみ」(1982年:専図協発行)には、支部図書館制度の創設と専門図書館協議会の結成について、つぎのとおり記されています。
 「世界のどこにも見られないこの官庁図書館間の有機的連携組織は、同時にまた以後の図書館間の協力活動の先鞭をつけるものであって、当時その衝にあたった関係各位の高い識見と、幾多の困難を克服した熱意と努力は、わが国図書館史の上で将来にわたり高い評価をうけ続けることであろう。わが専門図書館協議会の発足ということは、こうした国立国会図書館を中央館とするところの、官庁図書館間の有機的な組織とその活動、すなわち中央館と支部図書館間、並びに支部図書館相互間の資料の貸出、レファレンスの協力等、わが国館界では、当然あるべくしてしかも未だ行われなかった分野の、活発なる協力活動の展開が、大きな示唆となったのである。」
 また、「戦後の経済再建の動きのなかで、企業体、団体、調査研究機関の情報資料部門の担当者が痛感したことは、必要とする諸資料が戦禍により散逸したり、焼失してしまったこと、調査研究上欠くべからざる官庁資料の一般入手が極めて困難であったことであった。このため、所蔵資料についての情報交換、資料の相互利用、官庁資料の入手の手段を講ずる等、資料部門の体制の整備が必須の目標になったのであり、ここに傾注された図書館人の熱情が、やがて専門図書館協議会の結成にたち至らしめたと言ってよいのである。」と記されています。
 あれからすでに半世紀を超えていますが、支部図書館制度の創設や専図協結成にいたる先人の志と熱情の根底に流れていたものは、まさに今もなお私達への示唆として生き続けていると思っています。情報技術の飛躍的発展を背景として様々な分野でグローバル化が進展し、専門情報機関の存在が見直される時代が来たと叫ばれてから久しくなりますが、今流に言えばレファレンス協同事業やネットワークやアーカイブズなど、専図協として先人の志を継承していく課題は多くあります。レファレンス協同事業については、国立国会図書館レファレンス協同データベース事業のさらなる充実のために専門情報機関がもっている専門主題領域のレファレンス事例をどのようにしてより多く提供しまた享受していくのか。ネットワークについては、専門情報機関内ネットワークの再構築を図り、他の館種とのネットワーク構築に結びつけていくのか。アーカイブズについては、企業・団体・地方自治体を含めた専門情報機関アーカイブズのあり方を整理し、専図協として取り組み可能な分野は何か。などの検討があげられます。そして、国や地方自治体や団体や企業体に対して、情報専門家の立場から専門情報機関の役割期待と存在価値について日常の活動の中でアピールし続けることを支援していく取り組みも検討していきたいと考えています。そのためには、機関のマネージャーや担当者の意識や知識のレベルアップを図る活動にも精力的に取り組む必要があります。
 これらの課題は、専門図書館協議会が独自で取り組むには限界があります。国立国会図書館・支部図書館および関係団体との協同作業の道も模索していきたいと考えています。
 2月22日に、「SLA(米国専門図書館協会)-JSLA(専門図書館協議会)ジョイント・ミーティング」を東京で開催しました。両者共同開催のミーティングは初めての試みでしたが、SLA代表を含めて日米それぞれが基調講演と事例発表を行い、Q&Aも交えて構成しました。参加者には大変好評であり、専図協としても触発された点が多くありました。今後はアジア地区との交流も視野に入れて国際交流を継続していきたいと考えています。
 今後、グローバル化はますます進行していくことは確実であり、日本が様々な分野で他国に劣らない存在であるためには、専門情報機関の役割は大変重要であることを痛感しました。
 国立国会図書館の創設・支部図書館制度創設60周年を機会に、専門図書館協議会結成の趣旨を振り返り、国立国会図書館・支部図書館と専図協の連携の重要性を再認識して活動を進めていく所存ですので、今後ともご指導ご協力の程、よろしくお願いします。

(専門図書館協議会事務局長)

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