びぶろす-Biblos
平成19年4月号(電子化36号)
- NATIONAL DIET LIBRARY
- 発行/国立国会図書館総務部
- ISSN 1344-8412
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- 支部図書館に関する記事一覧

はじめに
『びぶろす』は、昭和25年4月に創刊し、以後行政・司法各部門の支部図書館と専門図書館の連絡情報誌として今日に至っております。より広い範囲への提供を考え、平成10年8月号で冊子体を停止し、10月から国立国会図書館ホームページで公開しています。刊行形態は異なりましたが、今後も当館、支部図書館および専門図書館の折々の状況を掲載して行きます。
*本誌に掲載された記事を全文または長文にわたり抜粋して掲載される場合は、サイトポリシーをご覧いただき、事前にご連絡ください。
目次
- 連携・協力への新たなる地平をめざして
- 支部海上保安庁図書館を去るにあたって
- 法律図書館連絡会第49回総会の報告
- アカデミーヒルズ六本木ライブラリーを見学して
- 平成19年度行政・司法各部門支部図書館職員に対する研修について
- 平成19年度専門図書館協議会総会・全国研究集会のお知らせ
- 日誌(平成19年1月〜平成19年3月)
連携・協力への新たなる地平をめざして
吉永 元信

国立国会図書館は、納本制度等により収集した資料をもとに国会議員、行政・司法各部門そして広く国民に奉仕することを目的に設立されました。平成14年度に、東京本館、関西館、国際子ども図書館の三館体制での運営を開始して以来5年が経過しましたが、その間、平成16年10月には東京本館を新装開館し一連のサービス改革の総仕上げがおこなわれました。このなかで支部図書館へのサービスにつきましてもシステムを使用した本格的なサービスが実現し、資料貸出等の利便性が格段に向上したものと思っております。さらに昨年10月には東京本館において電子情報の提供サービスが拡充され、パッケージ系電子出版物、電子ジャーナルおよびインターネット情報等の電子情報の提供サービスを各専門室等で利用者に提供することとなりました(行政・司法各部門には、本格サービス開始に先駆けて昨年6月からサービスを開始しています)。また、実験事業として収集・提供してきたWARP(インターネット情報選択的蓄積事業)を本格事業化し、国内で発信されているインターネット情報を重点的に選定し、許諾の得られたものから収集・保存・提供を行っております。
このようなサービスの拡充は、国立国会図書館に課せられた使命と役割「国立国会図書館ビジョン2004」において示された四つの重点領域「立法補佐機能の強化」「デジタル・アーカイブの構築」「情報資源へのアクセスの向上」「協力事業の推進」を実現するために重点目標を策定して進めております。
さて、昭和23年に創設された国立国会図書館は来年度で60周年を迎えます。支部図書館制度は国立国会図書館法の掲げる日本の民主化への貢献の一翼を担うという設立理念実現への主要な柱の一つとして機能してまいりましたが、平成13年の省庁再編の中で各支部図書館も再編を余儀なくされ新しい体制で再出発いたしました。また昨年度から各支部図書館の国会図書館支部庁費予算の要求が統一要求方式から個別要求方式に変更されました。
このような変革期において支部図書館制度が基本的使命を果たし時代に即したよりよい図書館サービスを遂行するためには、今後とも中央館と各支部図書館が密接に連携・協力してゆくことが不可欠であると考えます。
中央館と支部図書館ではこの度「国立国会図書館中央館・支部図書館中期的運営の指針2007」を策定し、本年度からその取り組みを始めるところです。また、「国立国会図書館中央館・支部図書館電子化推進第三次基本計画(仮称)」の策定も現在進めております。今後とも支部図書館制度の運用が各支部図書館のご協力を得て発展の新たなる地平を切り開くべく関係各位の一層の叱咤、ご鞭撻をお願いする次第です。
(国立国会図書館総務部長)
