びぶろす-Biblos
平成11年4月号(電子化4号)
- NATIONAL DIET LIBRARY
- 発行/国立国会図書館総務部
- ISSN 1344-8412
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はじめに
『びぶろす』は、昭和25年4月に創刊し、以後行政・司法各部門の支部図書館と専門図書館の連絡情報誌として今日に至っております。より広い範囲への提供を考え、平成10年8月号で冊子体を停止し、10月から国立国会図書館ホームページで公開しています。刊行形態は異なりましたが、今後も当館、支部図書館および専門図書館の折々の状況を掲載して行きます。
*本誌に掲載された記事を全文または長文にわたり抜粋して掲載される場合は、サイトポリシーをご覧いただき、事前にご連絡ください。
目次
- 平成10年度第2回中央館・支部図書館協議会開催される<会議報告要旨>
- 国立公文書館目録データベースシステムについて
- 国立公文書館「公文書にみる歴史上の人物展<展示会のお知らせ>
- 平成11年度専門図書館協議会総会・全国研究集会<お知らせ>
平成10年度 第2回中央館・支部図書館協議会開催される会議報告要旨

今年度第2回の中央館・支部図書館協議会が、去る3月11日(木)午後2時から4時まで、中央館新館2階大会議室において開催された。
国立国会図書館の「支部図書館制度」は、昭和23年(1948年)に発足したもので、行政・司法の各部門へ図書館サービスを提供するために、現在、各省庁・裁判所に35の支部図書館と11の分館が設置されています。この支部図書館制度の運営のために、中央館図書館協力部長と各支部図書館長からなる「中央館・支部図書館協議会」を年2回開催し、年度事業計画、予算要求その他の事項について協議を行っています。
富田支部図書館課長の司会のもと、はじめに大竹図書館協力部長が挨拶を行い、続いて中央館から次の報告が行われた。
- 支部図書館長の異動等について
- 中央館・支部図書館ネットワークシステムの平成10年度のシステム開発等について
- 中央省庁等再編後の新省庁における支部図書館の設置に係る準備作業の進捗状況について
- 納本制度調査会答申「21世紀を展望した我が国の納本制度の在り方―電子出版物を中心に―」について
このうち3.では、中央省庁等改革推進本部事務局との協議等の経緯の報告に続いて、今後の主な作業として、各省設置法成立後直ちに「支部図書館法」改正案を提出すること。また、各支部図書館に関する組織令等の整備や専任職員の定数等につき中央館と支部図書館との間で連絡・調整ないし協議を行うこと、などが報告された。
また、4.では、土屋収集部副部長から、2月22日に納本制度調査会から館長に提出された答申「21世紀を展望した我が国の納本制度の在り方― 電子出版物を中心に―」の概要について説明が行われた。このなかで、パッケージ系電子出版物の納本制度への組み入れや納入されたパッケージ系電子出版物の利用、さらにはネットワーク系電子出版物については当分の間納入対象外とすること、などの内容について説明が行われ、国立国会図書館法の改正等につき若干の質疑応答がなされた。
次いで議題に移り、次の4つの事項につき提案がなされ、了承された。
1.平成12年度国会図書館支部庁費の概算要求について
平成13年1月から予定されている中央省庁等再編下での支部図書館の現状維持とその運営の円滑な移行のために、平成12年度概算要求は前年度同額要求とし、新たな体制の発足後に、電子化資料への対応等による増額要求をはじめとした懸案事項に取り組みたい。
2.国立国会図書館中央館・支部図書館電子化推進基本計画の計画期間の延長について
「3か年計画」を「5か年計画」に延長する提案がなされた。支部図書館における業務の機械化で、3分の1の館が今後の整備を必要としていること、平成12年度に予定されている中央省庁等再編により、現行ネットワークシステムの大規模改修や、統廃合される支部図書館のシステム対応が急務となっており、併せて、行政情報の電子的提供の推進や、行政・司法各支部図書館を取り巻く情報化が大きく進展していることなどから、計画期間を2年間延長し、この延長期間内に図書館情報基盤の一層の高度化や実現の遅れている「図書館サービスの高度化」に係るシステム化を図ることとする。
3.平成11年度中央館・支部図書館協議会幹事の選出等について
- 平成11年度 中央館・支部図書館協議会幹事
常任:大蔵省文庫長
再任:北海道開発庁図書館長、林野庁図書館長、防衛庁図書館長、運輸省図書館長
新任:文部省図書館長、人事院図書館長、労働省図書館長、内閣文庫長 - 平成11年度 専門図書館協議会役員
専門図書館協議会常任理事:大蔵省文庫長、人事院図書館長、内閣文庫長
専門図書館協議会幹事:経済企画庁図書館長
4.平成11年度事業計画案等について
支部図書館の電子化推進、
支部図書館職員の資質・能力向上のための施策
支部図書館職員司書業務研修(8月〜10月実施予定)
- NOREN検索講習会(年1〜2回予定)
- 中央館職員を対象とする研修への参加
- 支部図書館職員特別研修(講演、見学会の実施、年1〜2回予定)
- 支部図書館職員への感謝状の贈呈(8月25日)
- 国内各地区図書館等調査研究(沖縄地区)
平成11年10月上旬(予定)3泊4日 - 専門図書館協議会総会・全国研究集会
平成11年6月2日(水)〜4日(金)東京都
国際連合大学・青山ダイヤモンドホール - 全国図書館大会
平成11年10月27日(水)〜29日(金)滋賀県/大津市・草津市
議題のあと「その他」として、分館問題について、分館基準の考え方につき検討中である旨、また3月10日に開催された「第2回電子図書館全国連絡会議」の模様等につき、それぞれ報告がなされた。最後に、司会者から、今後の制度の運営につき、中央館と各支部図書館との連携・協力を改めてお願いし、閉会した。
国立公文書館から ニュース 国立公文書館目録データベースについて
簿冊名、件名、書名をキーワードとして検索する事ができます。
国立公文書館では、急速に進展している行政の情報化及び行政情報公開の要請に的確に対応するため、平成4年度から目録データベース化について検討を進めてきたところであります。
本年度において、「国立公文書館目録データベースシステム」の構築を本格的に進め、その結果、平成11年4月1日から運用を開始することとなりました。
本データベースシステムは、閲覧利用のサービス向上の観点から開発したもので、そのシステムは、インターネットから本データベースシステムにアクセスすることにより、当館に来館することなく当館所蔵の公文書等の所在情報を検索することができるものであります。
また、当館閲覧室においては利用者が必要とする公文書等について、従前の冊子となっている目録から検索することなく画面上で検索結果が得られ、閲覧したい公文書等の情報を短時間で特定することが可能となります。
なお、本データベースシステムは、各省庁から移管された公文書を検索する「公文書検索サブシステム」と和漢の古典籍・古文書を検索する「内閣文庫検索サブシステム」から構成されています。
運用開始時において検索することができるものは、公文書11,677冊(案件数約34万件)、内閣文庫4,125点で内訳は次ぎの通りです。下図はネットワークイメージ図です。

公文書検索サブシステム(簿冊数 11,677冊)
- 太政類典(だじょうるいてん)
- 太政官記録課において、太政官日記、公文録等から典例条規を採録・浄書し、制度、官制、官規、儀制等の19部門に分類し、これらを年代順に編集したもので、慶応3年(1867)10月から明治14年(1881)までのものを収録したもの
- 911冊
- 公文録(こうぶんろく)
- 太政官において授受した明治元年(1868)から同18年(1885)までの公文書のほとんどを収録し、これを各省庁別、年代別に編集したもの
- 4,102冊
- 公文類聚(こうぶんるいしゅう)
- 従前、太政類典という名称で編集されていたが、明治15年(1882)から公文類聚という名称に改められ、特殊な部門を除き政体門から外事門までの23部門に分類し、年別に編集していたが、明治19年(1886)からは主として法律及び規則の原議を収録し編集したもの
- 3,524冊
- 公文雑纂(こうぶんざっさん)
- 公文類聚に収録した以外の内閣で授受した文書を明治19年(1886)から各省庁別、年次別に収録したもの
- 3,140冊
内閣文庫検索サブシステム(4,125点)
国の重要文化財である江戸幕府作成の「国絵図」、「正保城絵図」や「武蔵国風土記稿」等地誌・地図の分野1,425点を検索することができます。
今後、公文書及び図書について目録のデータ入力が済み次第、順次公開する予定であり、その公開にあたってはインターネットの国立公文書館目録くデータベースシステムのトップページでお知らせすることとしております。
- お問い合わせ先
- 電話 03(3214)0621
- 担当者
- システム及び公文書関係 渡部
- 内閣文庫関係
- 大賀
- 国立公文書館目録データベースシステムのURL:
http://www.koubunsho.sorifu.go.jp/ - 国立公文書館ホームページのURL:
http://www.sorifu.go.jp/koubunsho/
国立公文書館 春の展示会 国立公文書館「公文書にみる歴史上の人物展」
近年、伝記編纂や郷土出身者の調査等の目的で国立公文書館の人物記録を閲覧に来られる方が増えています。
そこで当館では、標記の展示会を企画し、左記により実施することといたしました。
人物記録は、図書等の記述の根拠となる第一次資料であることにその貴重性とを重要性があります。
しかし、資料が膨大であること、調べる年代によって検索する目録が異なること、また目録には「〜外何名」のように代表者の氏名のみが記され、調べたい人物の氏名が必ずしも記されていないこと等の理由から、これらの記録の調査は決して容易なものではありません。
本展示会で取り上げる予定の人物は高等学校等の歴史の教科書に多く登場する明治以降に活躍した人物、いわば著名な人物です。
これらの人々を例として前述したような当館の人物記録の内容や状況を紹介し、あわせて歴史資料として重要な公文書等を保存することの大切さをご理解いただくのが、この展示会の趣旨であります。
皆様のご来館をお待ちしております。
平成11年5月15日(土)から23日(日)土・日曜日も開催
午前10時〜午後5時(入場は無料です)
国立公文書館 1F展示ホール
- 住所
- 〒102−0091
- 東京都千代田区北の丸公園3−2
- 交通
- 地下鉄東西線「竹橋駅」下車5分
- TEL
- 03−3214−0621(代表)
- FAX
- 03−3212−8806
| 政治家の部 | 科学者・作家等の部 |
|---|---|
| 岩倉具視 | 福沢諭吉 |
| 西郷隆盛 | 中江兆民 |
| 大久保利通 | 北里柴三郎 |
| 木戸孝允 | 森鴎外 |
| 板垣退助 | 岡倉天心 |
| 大隈重信 | 津田梅子 |
| 伊藤博文 | 夏目漱石 |
| 田中正造 | 島崎藤村 |
| 陸奥宗光 | 美濃部達吉 |
| 西園寺公望 | 柳田国男 |
| 犬養毅 | 野口英世 |
| 小村寿太郎 | 吉野作造 |
| 原敬 | 湯川秀樹 |
| 尾崎行雄 | |
| 吉田茂 | |
| 佐藤栄作 | |
| 以上29名 | |

図書館職員の皆さんへ
平成11年度専門図書館協議会総会・全国研究集会 kaisaino osirase
- 第1日 6月2日(水)総会
- 9:30〜10:30幹事会
- 11:00〜12:30理事会
- 13:15〜14:20開会式
- 14:20〜15:30総会および表彰式
- 15:50〜17:10記念講演
- 第2日 6月3日(木)全国研究集会
- 午前
- 全体会講演
- 演題:
- 「なぜ情報共有が進まないのか」
- 講師:
- 田坂 広志 氏
- ((株)日本総合研究所 取締役)
- 午後
- 第1分科会<パネルディスカッション>
- 「これからの情報プロフェショナルを考える」
- 第2分科会<レファレンス・セッションー「技術情報ラウンド」>
- 第3分科会<ベンダーセッション>
- 第3日 6月4日(金)全国研究集会
- 第4分科会
- 「ナレッジマネジメントは可能か」
- 第5分科会
- 「デジタル化時代の著作権」
- 第6分科会
- 「情報源の入手とデータベース化」
- 併設展示会:
- 青山ダイヤモンドホール 1F ダイヤモンドルームで行っており、入場は無料です。
- 開催期日:
- 平成11年6月2日(水)〜(金)
- 開催場所
- 総会:国際連合大学本部
- 〒150−0051渋谷区神宮前5−53−70
- 電話 03−3499−2811
- 全国研究集会:
- 青山ダイヤモンドホール
- 〒107−0061 東京都港区北青山3−6−8
- 電話 03−5467−2111
- 参加申込先:
- 〒100−8924 東京都千代田区永田町1−10−1(国立国会図書館内)
- 電話 03−3581−1364
- FAX 03−5532−8831
- 会費:
- 18,000円
- 申し込み期限:
- 平成11年5月7日(金)
- 専門図書館協議会のURL:
- 夜の部:
- 研究集会第1日目終了後参加者全員による交流会がありますのでご参加ください。参加は無料です。
- 専門図書館協議会の恒例のイベントとなっております全国研究集会に,多数参加されますようご案内いたします。
