• 利用案内
  • サービス概要
  • 東京本館
  • 関西館
  • 国際子ども図書館
  • アクセス
  • 複写サービス
  • 登録利用者制度
  • オンラインサービス
  • オンラインサービス一覧
  • 国会関連情報
  • 蔵書検索
  • 電子図書館
  • 調べ方案内
  • 電子展示会

トップ > 刊行物 > びぶろす > 76号(平成29年4月)

びぶろす-Biblos

76号(平成29年4月)

びぶろす

  • 発行:国立国会図書館総務部
    (National Diet Library)
  • ISSN:1344-8412
5. 【各国在日図書室紹介】
日仏会館図書室紹介 ―日仏文化・学術交流の場―

日仏会館図書室 清水 裕子

はじめに ~日仏会館について

日仏会館は、1924年、渋沢栄一と詩人・劇作家でもあった当時の駐日フランス大使ポール・クローデルを中心に設立されました。その目的は、日仏両国の協力によって相互の文化研究を行い、交流をはかるということでした。その志を受け継いで、公益財団法人日仏会館日仏会館フランス事務所・日本研究センター(フランス外務省・国立科学研究センター在外共同研究所)は、協力をして日仏の文化・学術の交流及び振興をはかる活動を行っています。

公開のセミナーや講演会の開催をはじめ、日仏両国の大学や美術館等とのシンポジウムの共催、フランス研究の雑誌『日仏文化』やフランス語で書かれた日本研究の雑誌 『Ebisu』の刊行、派遣フランス人研究員による研究活動、渋沢・クローデル賞(それぞれ相手国の文化に関してなされたすぐれた研究成果に贈られる)授賞やフランス語コンクール事業などを実施しています。

日仏会館図書室

日仏会館設立趣意書に、「研究の資料を蒐集し、図書室を設け」、「フランス語の普及とともに日本の文化を紹介すること」と書かれているように、日仏会館図書室(以下、「当室」という)はフランスの知の拠点となり、日仏の学術交流に寄与することを目的にしています。1995年に御茶ノ水から恵比寿に日仏会館が移転し、それまで閉架式だった図書室は開架式になりました。

研究図書館として

図書約5万冊のうち約9割がフランス語の資料、約4,000冊がフランス関係の日本語資料です。収集分野はフランスの人文・社会科学で、大学レベルの図書を主に収集しています。フランス語で書かれた日本関係の資料も積極的に収集し、受け入れた雑誌の日本関係記事については索引化し、OPACで検索ができるようにしています。デューイ十進分類法をアレンジした分類表を使っており、重点的に収集する哲学者、思想家、文学者、学者についてはコーパスを作成して、その著作、書簡集、研究書などが書架で一箇所に集まるように分類を付与しています。

雑誌コーナーには、新聞3紙、雑誌70誌の最新号を排架しています。また、フランスの人文・社会科学系学術ポータルサイトCairn.infoと雑誌の購読契約をしており、当室内で自由に450誌余りの電子ジャーナルにアクセスできます。

書庫には約1,000タイトルの雑誌のバックナンバーと旧分類の図書を保存しています。蔵書はNACSIS-CATに登録されており、CiNii Booksで検索ができます。

日仏会館で開催する講演会の講演者の著作はできるだけ収集し、日仏会館研究員の支援をするとともに、展示をしてフランスの最先端の研究に利用者が容易にアクセスできるようにしています。

当室のデジタル化事業により、日仏会館会誌『日仏文化』のデジタル化と、日仏会館フランス事務所主催の講演会録音テープのデジタル化を実現し、サイトに公開しています。

フランスの窓口として

当室は一般公開をしており、どなたでもご利用できます。天井の高い窓側に22席の閲覧席があり、両側に雑誌架とレファレンス本の書架があります。PC用の電源やWi-Fiを利用できます。


日仏会館図書室閲覧室

日本人、フランス人、フランス語圏の方々のご利用が主で、研究や翻訳などの仕事や、読書、学習、調べ物に利用されています。レファレンスはカウンター、電話、Fax、メールで受け付けています。海外からは日本関係の文献や文化に関したお問い合わせが主ですが、カウンターでは様々なご質問を受けます。館外貸出や、国内及び国外の図書館からの文献取り寄せは、会員(有料)向けのサービスとして行っています。

在日フランス系図書室との連携

フランス政府公式機関であるアンスティチュ・フランセ東京横浜関西九州の4機関は、フランス語講座の開設やフランス文化の紹介を担っており、それぞれにメディアテークがあります。2012年より各メディアテークと当室は目録を共有し、在日フランス系図書室共通目録を公開、相互利用を行っています。

特に、アンスティチュ・フランセ東京メディアテークとは分担収集をしており、メディアテークでは、主にフランスの文化、語学関係の図書・雑誌やオーディオ資料、バンド・デシネ(漫画)などを収集しています。共通会員は、両館の資料を借りることができ、週に一度往復するナヴェット(車)によって、利用者の最寄り館での予約本取り寄せや資料返却ができます。また、各館企画の本の展示で双方の資料を貸借したり、共通のテーマで展示を行うなど協力を深めています。

フランス文化デジタルライブラリーCulturethèqueは、フランスの新聞、雑誌、書籍、バンド・デシネ、音楽、映像などのフランス語のデジタルコンテンツを提供しています。Culturethèqueは90か国以上で利用されており、2013年に日本でも利用が始まりました。コンテンツ数は約70,000、フランスの文学賞受賞作やベストセラー本などの書籍、新聞・雑誌、朗読付きの絵本やドキュメンタリー、教育番組などの音や映像が、PC、タブレット、スマートフォンで楽しむことができます。日仏会館やアンスティチュ・フランセ、アリアンス・フランセーズ1の会員であれば利用登録を行えます。

さいごに

毎年、日本関係の資料を集めている国際文化会館図書室ドイツ-日本研究所図書室とともに同じテーマで本の共同展示会を開催しています。また、日仏会館傘下にある日仏関連学会の一つである日仏図書館情報学会と協力をして、フランス図書館関係のセミナーを開催したり、当室の見学会を行っています。

日仏会館の催し物へのご参加、図書室のご利用をお待ちしております。

(しみず ゆうこ)

  1. 1883年パリに設立されたフランス語専門の語学学校。フランス政府の支援を受け文化活動を行っている。

このページの先頭へ