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トップ > 刊行物 > びぶろす > 74号(平成28年10月)

びぶろす-Biblos

74号(平成28年10月)

びぶろす

  • 発行:国立国会図書館総務部
    (National Diet Library)
  • ISSN:1344-8412
7. 国会レファレンス課資料室及び国会分館の見学に参加して

支部文部科学省図書館 安食優子

1.はじめに

 国立国会図書館は、国会法第130条の「議員の調査研究に資するため」を基に設置されており、国会に対するサービスを重要な任務としています。平成28年度の特別研修「調査及び立法考査局国会レファレンス課資料室及び国会分館の概要説明及び見学」に参加して、その業務の一端を知ることができました。

2.調査及び立法考査局国会レファレンス課資料室

 見学の前半は、国立国会図書館東京本館にある調査及び立法考査局(以下、「調査局」といいます。)の国会レファレンス課です。調査局の任務は国立国会図書館法第15条に規定されているとおりですが、そのうち重要な業務として、議員等からの依頼を受けて行う依頼調査と、国会で論議の対象になりそうなテーマを予測して行う予測調査があります。これらの調査は、調査の内容ごとに分かれた12の調査室、14の課が共同で行っています1。予測調査の成果は公開されており2、支部図書館におけるレファレンスでも活用させていただいています。

 国会レファレンス課は、電話やメールなどで依頼された調査を各調査室・課へ振り分けたり、回答をとりまとめたりする窓口として機能します。また、調査で利用する資料の収集、整備を行います。

 調査業務に資するために収集し、調査及び立法考査局において保管する資料は立法資料と呼ばれ、予算や保存、管理の面でも、国立国会図書館で所蔵されるその他の資料とは明確に区別されています3。立法資料は各調査室・課にも配置されていますが、よく利用されるものは国会レファレンス課の資料室に、利用頻度の低いものは本館書庫に置かれています。


国会レファレンス課資料室

 国会レファレンス課の資料室では、国内政党誌や衆議院及び参議院公報など幅広い国会関連資料、行政や研究機関の統計や報告書、国内外の文献、各種データベースなど多くの資料が利用できます。この資料室の特徴は、利用に重点が置かれていることで、最新の情報を提供できるよう資料が定期的に更新されています。

 また、調査局の職員(調査員)は日頃から政策の動きを注視し、様々な新聞や雑誌にも目を通して、将来的な調査に備えているとのことです。

3.国会分館

 見学の後半は、国会議事堂4階にある国会分館です(ここも調査局の一部門)4。国会分館は、衆議院側及び参議院側の回廊部とその周辺に展開しており、衆参それぞれに入口があります。回廊部にも書架や閲覧席を置くことで、限られたスペースを活用するとともに、回廊のステンドグラスから日光が差し込んで明るい雰囲気を醸し出しています。


国会分館の入口(両脇にあるのは新聞棚)

 主な資料は開架されており、国会会議録や法令集などの立法関連資料、社会科学系の図書、地方紙やスポーツ紙を含む新聞、幅広い分野の雑誌、各種データベースを揃え、議員や国会関係者への迅速な資料提供に重点を置いています。また、テーマ展示5用、新着図書用の書架がそれぞれあり、所蔵資料を紹介する役割も果たしています。新着書架にはその週の新着資料を置いていますが、毎週100冊ほどを入れ替えるそうです。開架図書としては、主に新刊や過去数年に発行されたものを並べ、最新かつ的確な情報をすぐ提供できるようにしているとのことです。また、図書の請求記号ラベルも主題ごとに色を変え、分かりやすく手に取りやすくする工夫をしていました。


参考図書の書架と閲覧席

4.見学を終えて

 国会レファレンス課、国会分館ともに、今必要な資料を素早く提供することをとても重視していると感じました。また、利用者からの求めに応えられるよう、どのような資料が刊行されているのか把握し、どのように利用されるか予測して、あらかじめ資料を入手しておくなど、可能な限り利用に対する準備をしておくことが大切だと思いました。「情報収集のため日頃からアンテナを張り、電車の中吊り広告にも目を配る」という調査局の方のお話がとても印象に残りました。自館においても、現在の資料や利用の状況の、その先を考えることで、より良い資料提供につなげていきたいと思います。

(あじき ゆうこ)

  1. 年度ごとの調査の受付件数や、国会分館も含む調査局全体の活動状況については、『国立国会図書館年報』の「国会に対するサービス」や「国会サービス統計」を参照してください。
  2. 国立国会図書館ホームページにある「国会関連情報」にて、『レファレンス』『ISSUE BRIEF』『外国の立法』『調査資料』4誌が公開されています。
  3. 一般的な利用(閲覧や貸出等)には供しません。また、長期保存を目的としていません。
  4. サービス対象は、国会議員、議員秘書、国会職員その他の国会関係者。
  5. 年に数回、国政課題に関するテーマを取り上げ、国会分館所蔵資料及び調査局の刊行物の中から関連する資料を選び、カウンター近くの書架に展示しています。

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