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トップ > 刊行物 > びぶろす > 74号(平成28年10月)

びぶろす-Biblos

74号(平成28年10月)

びぶろす

  • 発行:国立国会図書館総務部
    (National Diet Library)
  • ISSN:1344-8412
4. 【特集:専門職への利用ガイダンス】
財務省図書館における利用ガイダンス

支部財務省図書館 野沢義隆

財務省図書館について

国立国会図書館支部財務省図書館は、本庁舎4階西側に位置し、事務室と二層式の書庫等により約17万冊の蔵書及び逐次刊行物約440種を所蔵しています。

財務省職員を対象とした財務行政全般に関する専門図書館として、主に財政・経済・金融・法律分野の図書資料を中心に所蔵しており、予算書(明治6年~)や決算書(明治元年~)などの旧蔵書を含む所蔵資料を、職員2名、非常勤職員3名の計5名で、財務省の職員、及び支部図書館制度1を通して各省庁職員への執務参考用として提供しています。

当館における利用ガイダンスとは

検索システムで当館に所蔵がある資料かどうかを調べたり、書庫に入って必要な資料を探しあてたりすることは、長年図書館業務に携わっていると気がつかないものですが、"慣れ"や"経験"を必要とするようです。

当館は職員の業務を手助けする図書館であるため、「利用ガイダンス」とは「短時間で必要な資料を手にする方法を分かりやすく案内すること」と考え、その案内がひと目で見て分かるような構成にすることを心がけています。本稿では、当館で行っている利用ガイダンスを紹介します。

全職員向け利用案内

平成22年からメールマガジン「らいぶらりNOW」を毎月発行し、利用案内を含めた様々な情報を発信しています。このメールマガジンは各人宛てに送付しており、当館をよく利用する職員と、利用したことがない職員双方に情報を伝えることができ、常に多忙な職員に煩わしい思いをさせることなく利用案内などの情報を見てもらえるよう工夫しています。開封率は約7割強にのぼり、広報を兼ねた案内に一役買っています。

らいぶらりNOW~平成28年7月号~

また、掲示板(職員食堂前、図書館前の2箇所)に新着図書のカバーを掲示したり、当館発行の利用案内や国立国会図書館発行のパンフレットを持ち帰ることができるように設置したりしています。

図書館前廊下掲示板

そのほか、当館の検索システム内「図書館からのお知らせ」やパブリックフォルダ(省内各局の情報を掲載できる共有フォルダ)に利用案内のしおりや検索システムの使用方法等を掲載することで、職員が各自好きな時間に利用方法や利用可能なサービスなどを確認できるようにし、ガイダンスに替えています。

当館を初めて使う職員向け利用案内

毎年7月の人事異動で配属される新規転入者のために大臣官房の担当課によって開催されている「新規転任者実務研修」の場を利用して、当館の簡単な紹介と支部図書館制度の概要について、総勢250名ほどの職員に対し15分間の説明を行っています。ここではまず財務省図書館の存在を知ってもらい、図書館が業務の助けとなることを伝えています。平成23年に当館より担当者へ申し入れ、平成24年に実現し、今年で5回目を迎えました。支部図書館制度の説明には、国立国会図書館総務部支部図書館・協力課の支援(資料作成・提供および講師派遣等)をいただくことで、少ない負担で効果的な研修をすることが可能となりました。

平成28年度新規転任者実務研修の様子

また、平成27年から「基礎研修生への図書館見学」も行っています。財務省本省採用者を含む総勢180名ほどに対し15名ずつ12組に対し順次20分ほど利用方法などの説明を伴った見学会を行いました。この見学は、研修担当部局の当時の幹部(図書館の強力な支援者)から「新規採用者カリキュラムにおける本省見学の際、財務省図書館も見せてもらえるように依頼したらどうか」と提案があったことがきっかけで、この機会を捉え、図書館側で説明を行う案内を申し出たことにより実現し、今年で2回目となりました。

おわりに

様々な機会を利用してガイダンスを行ったことにより5年間で貸出冊数が35%、貸出者数が40%増加しました。確かに新規に利用カードを作成しに来館する職員が増えたと感じます。それに伴い、書庫を見回る際に、よく利用される資料の書架の乱れが目につくことが多くなりました。利用の痕跡を見るにつけ、当館が職員の業務の助けとなっていることを実感し、図書館長冥利に尽きます。現状に満足することなく、今後もあらゆる機会を検討し、職員が当館を利用してくれるような効果的なガイダンスを実施していきたいと考えています。

(のざわ よしたか)

  1. 国立国会図書館を中央館として各府省庁および最高裁判所に設置されている27館6分館の支部図書館により形成される図書館ネットワーク。このネットワークのもとで、資料の相互貸借等の図書館サービスや、各府省庁の刊行物の中央館への納入(納本)及び支部図書館間の交換、各種の調査業務等幅広い図書館業務を行っています。

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