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トップ > 刊行物 > びぶろす > 71号(平成28年1月)

びぶろす-Biblos

71号(平成28年1月)

びぶろす

  • 発行:国立国会図書館総務部
    (National Diet Library)
  • ISSN:1344-8412
9. 【各国在日図書室紹介】
OECD東京センター閲覧室について -世界最大のシンクタンクからの情報提供―

OECD東京センター 高橋 しのぶ

はじめに - OECDについて

OECD東京センターは、国際機関である経済協力開発機構(OECD)1の広報と、出版物の販促活動を担うセンターです。OECDに対する理解を促進するため、日本をはじめ、中国、韓国、台湾、東南アジア全域に向けて、情報発信を行っています。

OECDは、第二次世界大戦後に米国が推進した欧州復興計画(マーシャルプラン)の運営のために1948年に設立された欧州経済協力機構(OEEC)に端を発しています。経済の相互依存を理解した欧州各国が協調の時代に向かって歩む象徴となりました。その成功を受けて、協力と援助の対象を世界に広げるために、米国とカナダが加わり、1961年にOECDが設立されました。日本は1964年に加盟しています。2015年現在の加盟国数は34か国で、さらに4か国が加盟に向けた手続きを行っています。OECDでは、様々な分野について、加盟国間の分析・検討を行ってきましたが、グローバル化に伴い、経済、社会、環境、教育、税、コーポレートガバナンスなど、どの分野をとっても国境を越えて問題に取り組むことが不可欠になっています。OECDも加盟国政府だけでなく、台頭する新興諸国を始めとする非加盟国、国際機関、また産業界、NGOなどとの協力関係を強化しています。

OECDは「世界最大のシンクタンク」と呼ばれることがあります。しかし、単に「think(考える)」だけの機関ではありません。各国政府にベストプラクティスの実践を促す提言を行っています。強制力はありませんが、実際には多くの国々がOECDからの提言を取り入れています。その力を担保しているのが、各分野の先駆的な研究者による体系だった議論と正確な最新データに基づく分析です。

OECDが持つこれらの知見とデータの多くは、出版物やデータベースとして公開しています。OECD東京センターの閲覧室では、これらの出版物とOECD iLibraryというオンラインライブラリーをご利用いただけます。


OECD東京センター閲覧室

OECD東京センターには小規模ながら閲覧室があります。閲覧室にはインターネットに接続できるPCを備え付けています。

OECD東京センター閲覧室


1. OECD iLibrary

OECD iLibraryは、OECDが世界各国、国際機関などから収集している統計データと、OECDの研究者などによる主に経済社会問題に関する分析結果、各国への提言などをまとめた報告書を集めたオンラインライブラリーです。OECDの報告書、統計集で1998年以降に出版されたものをデジタル化して収録しています。

OECD iLibrary


OECDの研究分野は多岐にわたっており、国際社会が抱えるほぼすべての課題を網羅しているといえます。OECD iLibraryではそれらを17のテーマに分類して収録しています。報告書や統計集は普通のPDFファイルですが、そこに掲載されている統計表、グラフなどのデータをエクセル形式でダウンロードできるStatlinkという画期的な機能がついています。

Statlinkの例


また、OECDが加盟国に加え、非加盟国政府と国際機関から集めている統計データは、OECD.Statというデータベースに収録しており、利用者が自分で統計指標を選びオリジナルの統計表を作成、エクセル形式などでダウンロードできるようになっています。OECD iLibraryに収録されている資料数はモノグラフとジャーナルだけでも約10,000タイトルに上ります。この膨大な資料の中からキーワード検索で目当てのものを見つけられるのが、オンラインライブラリーの利点です。例えば「Olympic」というキーワードなら、アテネやロンドン・オリンピックの地域経済への貢献といったことを扱った文献などがヒットします。


2. 冊子の閲覧

閲覧室では、OECDの出版物の冊子も所蔵しています。新しい出版物は上記のOECD iLibraryでご利用いただけるため、最近2年分の約500冊とデジタル化されていない1997年以前の出版物2000冊、電子版がない日本語翻訳版を所蔵しています。

欧州では冊子離れが日本より遙かに進んでおり、OECDでも冊子の初版印刷部数を減らしています。OECDの出版部門の主流は電子化、オンライン化です。


おわりに

OECD東京センターでは、OECDの活動や統計などについての問い合わせにもお答えしています。また、閲覧室利用者の方々の必要に応じて、資料探しをお手伝いしています。

その他、パリ本部の専門家を講演者としたセミナーを開催しています。

また、OECD iLibraryは国立国会図書館や千代田区立日比谷図書文化館、主要大学図書館などでもご利用いただけます。

当館へのご来館、セミナーへのご参加をお待ちしております。


OECD東京センター:
〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル3階
Tel. 03-5532-0021 / Fax. 03-5532-0035
E-mail. tokyo.contact@oecd.org
ホームページ:http://www.oecd.org/tokyo/
開館時間:平日9:30~17:30(土・日・祝日は休館)

(たかはし しのぶ)

  1. Organisation for Economic Co-operation and Development 本部はフランス(パリ)。

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