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トップ > 刊行物 > びぶろす > 70号(平成27年10月)

びぶろす-Biblos

70号(平成27年10月)

びぶろす

  • 発行:国立国会図書館総務部
    (National Diet Library)
  • ISSN:1344-8412
2. 【特集:地図を読む】
国立国会図書館地図室について~地図室所管資料の概要、保管及び利用について~

国立国会図書館 利用者サービス部人文課

1. 地図室の資料の概要と保管方法

1)地図室資料について

国立国会図書館地図室は東京本館4階にあり、国内外の地図と国内の住宅地図を所蔵しています。所蔵資料数は、一枚もの地図約49万枚、住宅地図約6万5千冊です(平成27年3月現在)。

国内の地図は、国土地理院発行の地勢図・地形図を中心に、海図、地質図等、明治以降の政府諸機関作成地図と民間発行の都市地図等を所蔵しています。

外国の地図は、約150か国・地域の地形図のほか、海図、地質図、都市地図等を所蔵しています。

以下、国内の地図を中心に概要を説明します。

住宅地図は、1950年代の終わりに東京23区から刊行され始め、現在は、日本全国のほぼすべての地域をカバーしています。当室では、未発行地域を除く全国域を所蔵しています(地域により所蔵年が大きく異なりますのでご注意ください)。そのうち、市区部の最新版については、地図帳、地図に関する参考図書、目録類、索引図等とともに室内で開架しています。

また、この他に外邦図と呼ばれる陸軍参謀本部、朝鮮・台湾両総督府が作成した昭和20年以前の外地及び旧占領地域の地図を所蔵しており、貴重なコレクションとなっています。

なお、住宅地図を除く地図帳や道路地図等の冊子体の地図については、参考資料として当室内に開架されている一部を除き、地図室の資料ではなく、図書に分類されておりますので(殆どが本館書庫等に収蔵)、ご注意ください。


地図室

2)資料の保管方法

次に地図資料の保管方法について説明します。専門資料室で開架されている参考資料を除き、当館資料は温度約22℃、湿度55%程度を目安に、年間を通じて大きな環境変化がないよう管理された書庫内に収蔵しています(「閉架資料」といいます)。

地図資料のほとんどは、地図室所管の書庫に収蔵しています。

収蔵の仕方は資料の形態で異なります。

住宅地図の冊子体の地図は、図書や雑誌と同様に書架に並べて排架しています。住宅地図は利用の多い資料ですので、利用の多い地域のものは事前に製本して予め補強するなどの対策を講じています。また、開架している住宅地図は、それぞれの最新版が発行されると入れ替えて新たな閉架資料となります。

一枚ものの地図資料は、形態により大きく二つに分けています。折りたたまれたものは「折り図」、折らずにそのままの状態になっているものは「のし図」と呼ばれています。「折り図」は、資料への影響が少ない中性紙製の箱に収めて冊子体と同じく立てた状態で保管しています。(写真1)


写真1:折り図(書庫内)

「のし図」については、折りたたむと、利用等により折り目から破損する可能性が高いことから、できるだけ折りたたまない形で書庫内に設置したスチール製のキャビネット(引き出し)に収蔵しています。(写真2)


写真2:のし図(書庫内)

なお、出納時にはどちらの資料ともクリアケースに収めて移動時の破損を防止するように努めています。(写真3-1,3-2)


写真3-1:利用準備の出来た「折り図」


写真3-2:利用準備の出来た「のし図」

また、資料の中には利用中の破損や経年劣化により補修が必要となるものもあります。軽微な破損は、当室職員が補修していますが、破損や劣化が著しい資料については、当館の資料保存を担当する部署が補修しています。地図資料は大型のものも多く、補修には時間がかかるため、補修待ちの資料も多くなっています。資料が破損している場合でも利用に耐えうると判断した場合は丁寧な取扱いをお願いした上でできるだけ利用提供しています。

その他の予防策として、一枚ものの地図資料のうち、劣化しやすい酸性紙ののし図については、脱酸処理後、入れたままでも複写が可能な樹脂フィルムに封入する処理を進めています(「エンキャプシュレーション」といいます)。

当館の所蔵資料は永久保存資料として後世に伝えるものであるため、このような保管と利用提供を行っています。


大型地図用閲覧エリア

2.資料の検索・申込み方法

地図資料の検索手段には「国立国会図書館蔵書検索・申込みシステム」(NDL-OPAC)、カード目録、冊子目録及び索引図があります。住宅地図と国内刊行地図については、NDL-OPACでの検索が可能ですが、外国刊行地図の一部はデータが未入力となっているため、目録や索引図で特定する必要があります。

次に資料の申込み方法について、説明します。支部図書館、専門図書館の方が書庫資料を利用する場合、まず、利用したい資料をNDL-OPACで検索し、請求記号などの検索結果を資料請求票に記入後、カウンターに提出してください。なお、地図室の資料は、他の専門室の資料と同様に館外貸し出しは行っておりません。館内での利用のみとなります。

書庫からの出納作業は、職員が行います。資料の準備ができましたら(20分ほどかかります。)、お名前をお呼びしますので、当館用カードをお持ちください。カードと引き換えに資料をお渡しします。資料利用中は、カウンターでカードをお預かりし、資料返却時にお返しするということになります。

その他、資料に関するご質問やレファレンス等ありましたら、カウンターの職員にお尋ねください。

最後に国立国会図書館では、館内利用サービスや資料のご案内、調べ方等を「リサーチ・ナビ」というページで公開しています。「地図」に関する専用のページ(図1)も設けていますので、来館前にご確認ください。事前に調べていただくことで、来館後の利用がよりスムーズになります。是非ご活用ください。


図1:リサーチ・ナビ(例:住宅地図)

(じんぶんか)

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