びぶろす-Biblos
56号(2012年5月)
8. 【特集 地方議会図書室】
『ニュースレター』の発行―議会図書室、政策調査係と連携して-
奈良県議会図書室
武中 秀子
はじめに
奈良県議会図書室は、地方自治法第100条第18項の定めるところにより設置され、所要の事務は議会事務局長管理の下、調査課があたる。調査課の構成は、課長、課長補佐、政策調査係3名、図書係2名である。
議員閲覧室2部屋、閲覧席8席を含む図書室総面積141.6m2。蔵書数は約16,000冊(平成23年12月現在)。
議員向け広報として年刊『図書室の概要』、季刊『図書室ニュース』、月刊『地方自治関係新聞記事索引』を発行している。
『ニュースレター』の発行
奈良県議会事務局調査課では、平成23年4月改選を機に、同年5月から県議会議員44名を対象読者とした『議会事務局調査課ニュースレター』の発行を開始した。
膨大な資料と情報に囲まれる議員にも注目してもらえるように、A4裏表カラー刷り、レイアウトは余白を十分にとって読みやすさを心掛け、表面は政策調査係が担当し、調査課の業務をはじめ、全国都道府県議会議長会など各方面から精選した話題を紹介している。裏面は図書係が担当し、レファレンス事例の回答プロセスを掲載するなど議会図書室の機能をアピールしている。また、図書の紹介では話題性のある図書や新着図書などを図書係が簡単なコメントをつけて掲載している。
例えば、政策調査係が講演会を企画して表面に掲載した際は、図書係は講演会に関する図書を紹介し、当日の会場にも関連図書とともに紹介するなど紙面全体に関連性を持たせるために、編集担当の間で情報交換は欠かすことができない。
『ニュースレター』の発行は、第1号では調査課全員の顔写真を掲載するなど、議員に政策調査係と議会図書室を知っていただきたいという初歩的な目標から企画された。紙面編集を通して政策調査係と議会図書室がそれぞれの使命を確認しながら連携し、何度も活発に意見や情報交換を交わす雰囲気が生まれるという成果もあった。

第10号「奈良県議会事務局ニュースレター」
平成24年1月からは、『奈良県議会事務局ニュースレター』と改題し、事務局各課とも連携して、事務局全体で取り組んでいる。
おわりに
『ニュースレター』を入り口として、議員の調査研究活動への更なる積極的な支援、サービスにつなげていきたいと考えている。
わずかな情報量ではあるが、議員に確かに伝えたい情報発信の一手段として、手応えを感じている。

