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トップ > 刊行物 > びぶろす > 電子化52号(2011年5月)

びぶろす-Biblos

電子化52号(2011年5月)

  • 発行:国立国会図書館総務部
    (National Diet Library)
  • ISSN:1344-8412

3.法律図書館連絡会第53回総会の報告

安部 さち子

はじめに

法律図書館連絡会は、会員相互の連携を図り、法律分野の図書館技術の向上に役立て、法律図書館としての機能の充実発展を図ることを目的として1955年に創設され、今日に続いている。主な活動として、総会を年1回開催するほか、年に数回の幹事会や定期的な研修などを行っている。
第53回総会は、2010年10月15日(金)に上智大学図書館L‐921会議室において開催され、37機関57名と賛助員8名の計65名が参加した。

記念講演

午前中は開会挨拶に引き続き、開催館である上智大学図書館館長の滝澤正法科大学院教授により「法律図書の特徴」と題する講演が行われた。
講演では、外国法・比較法研究のご経験に基づいて、外国と日本の法制度の特徴や違いに照らし、法律資料の取扱い時の主な留意事項についての言及がなされた。外国法研究に比重を置く日本と、法制史研究の比重も高い国との違いや、外国法について日本の法制度の視点で捉えがちなこと、制定法主義と判例法主義、単一国家法と連邦国家法、国家法と超国家法、慣習法主義、法と宗教が結合した社会などについてお話があり、法律図書館員が資料を収集・維持・利用する際に把握しておくべき基本事項を改めて確認することができた。

法律関係企業展示会・上智大学図書館見学

総会会場前のスペースでは、法律関係の書店およびデータベース企業6社による資料展示やデモンストレーションが行われ、昼休み時間を中心に多くの総会参加者が訪れていた。また、昼休み時間には希望者を対象に上智大学図書館見学も行われ、コンピュータルームやグループ学習用スペースなど、活気のある充実した設備を見せていただいた。

総会議事

午後の総会議事では、幹事会活動、会計監査、新規加盟館(支部経済産業省図書館)・賛助員1名の入会、各委員会活動(「法図連通信」等編集委員会、定例研究会運営委員会、ビデオ制作委員会)についてそれぞれ報告があった。 また、規約改正、幹事館の交代(西日本地区・私立大学枠で立命館大学図書館から龍谷大学図書館への交代)及び欠員補充(東日本地区・国公大等枠で日本貿易振興機構アジア経済研究所図書館)、次回総会開催館(西日本を予定、総会後に龍谷大学図書館での開催が内定)、その他(50年誌編集委員会及びホームページ委員会の解散)について、協議が行われた。

法律図書館連絡会ホームページの開設報告

総会議事の終了後、総会報告の拡大版として、立命館大学図書館サービス課の冨田耕平幹事から、法律図書館連絡会ホームページの開設についての経緯と内容の説明があった。
  説明によれば、2001年に広報や連絡を目的としたホームページ作成の提案がなされて以来、ホームページ委員会や幹事会等で長らく検討して来た結果、国立情報学研究所の学協会情報発信サービスのサーバーを利用して、2010年にホームページが開設された(URL:http://wwwsoc.nii.ac.jp/houtoren/index.html)。主な構成内容は、トップページ、法律図書館連絡会の概要、規約、加盟館一覧、専門委員会、入会のご案内、資料集である。
なお、ホームページの管理・運用については、2010年5月28日幹事会決定の管理規程がこの総会の日から施行されることが、幹事会から総会に報告された。法律図書館員間の更なる連携と知識向上のために、今後はこれらの掲載情報をより充実できればと、改めて感じた次第である。

中級講座

続いて午後の後半には、中級講座「国立国会図書館の法律関係データベースについて」が行われた。 講座ではまず、国立国会図書館議会官庁資料課の福井千衣立法情報係長から、「日本法令索引データベース」について、冊子体索引刊行からデータベース公開までの経緯や、2010年5月のリニューアルで便利になった主な機能(公的機関がインターネット上で公開する法令本文情報へのリンク等)の説明があった。
次に、同課の山﨑美和議会・政治資料係長から、「国会会議録検索システム」について、会議録の種類と記載事項、システム構築開始から公開提供までの経緯、全文検索・画像閲覧の各対象範囲、日本法令索引データベースからのリンクを利用した法案審議経過の探し方等の説明があった。
会場からは、日本法令索引データベースから法令本文情報へのリンクが今後も飛躍的に増えてほしいとの期待や、国立国会図書館で2010年に実施中の大規模デジタル化との関連性、会議録の詳細な検索方法等への質問が寄せられた。これらのデータベース作成に携わる機関の一職員として、これからも少しでもご期待に沿えるよう、機会を捉えて関わって行けたらとの思いを新たにした。

交流会

閉会後の夕刻には、上智大学11号館第一会議室において交流会が行われ、多数の参加によりたいへん盛況であった。

結び

個人的には今回が初めての総会参加であった。1日をとおして、全国の法律図書館や法律関係企業の多数の方々と知り合い、互いの仕事の参考になる様々な話をすることができ、総会参加はたいへん刺激的で貴重な機会だった。総会で得られた情報は業務を考える際に活用したい。

(国立国会図書館調査及び立法考査局調査企画課
本稿は、筆者が同局議会官庁資料課在職中に執筆したものである。)

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