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びぶろす-Biblos

電子化50号(2010年11月)

  • 発行:国立国会図書館総務部
    (National Diet Library)
  • ISSN:1344-8412


2.支部法務図書館の見学に参加して

大久保 美佳

1. はじめに

 平成22年7月2日、国立国会図書館行政・司法各部門支部図書館特別研修の一環として行われた「法務図書館及び展示資料室の見学」に参加させていただきました。以下に施設の概要と見学会の感想についてご報告いたします。

2. 赤れんが棟について

 図書館と資料室の入っている法務省赤れんが棟は、ドイツの建築家エンデとベックマンにより設計され明治28年に竣工しました。関東大震災ではほとんど被害を受けませんでしたが、第二次世界大戦中の空襲でれんが壁とれんが床を残して焼失してしまいました。その後改修工事を経て、平成6年に創建時の姿に復元されました。ネオ・バロック様式の外観は平成6年12月に国の重要文化財に指定されています。


法務省赤れんが棟
(法務省赤れんが棟)


3. 図書館概要

 赤れんが棟は3階建で、棟内の三分の一強は図書館と展示室関係が占めています。
 法務図書館は1階及び2階に設置され、18の部屋に分かれています。開架式の図書室で和図書約20万冊、洋図書約11万冊、和雑誌約550種類、洋雑誌60種類の所蔵があり、年間約7000冊の資料を受け入れています。貴重書が保管されている第6図書室は温度と湿度管理がされています。分類法はカッターの展開式分類法を応用した独自の分類法を使用しています。
 最大の特徴は、ローマに本部を置く私法統一国際協会(UNIDROIT、ユニドロワ)の寄託図書館としての機能を兼ね備えている点です。UNIDROITが発行する雑誌などを受け入れており、図書館の入口には特集コーナーが設置されていました。
 また、漢籍の所蔵も多く「全國漢籍データベース」での情報公開も行っています。
 入館者は年間約2万人で、その内の95%は法務省職員の利用です。職員以外では法学研究者が多く利用しています。


図書館内部
(図書館内部)


4. 史料展示室概要

 法務史料展示室・メッセージギャラリーは棟の3階に設置されています。年間来場者は約2万人で、大半は修学旅行やバスツアーの見学者です。展示室内は赤れんが棟創建当初の「司法大臣官舎大食堂」を復元しています。棟の内部の写真は「司法大臣官舎大食堂」の1枚しか残っておらず、それを手掛かりに部屋全体が推定復元されました。
 展示内容は法務図書館が所蔵する近代法制に関する歴史的資料や、法務省の施策についての展示解説、赤れんが棟の建築技術に関する史料です。メッセージギャラリーでは裁判員制度と陪審員制度に関する展示が行われていました。


史料展示室内部
(史料展示室内部)


5. おわりに

 歴史ある法務図書館ですが、新たな試みもなされています。今年の4月からシステムを一新し蔵書検索がインターネット上で行えるようになりました。また、国立国会図書館が進めているデジタルアーカイブへも積極的に協力しているそうです。司法や行政に関する資料で特に年代が古いものは、国立国会図書館の蔵書以上に各支部図書館が所蔵しているケースがあります。法務図書館は一般になじみの薄い支部図書館の情報を外へ向かって配信している貴重な図書館であると思いました。今回、初めて他省庁の支部図書館を訪問し、実際に自分の目で見て感じることで、利用サービスや運営についての重要性を再認識いたしました。
 今後もこのような機会がございましたら是非参加させていただきたいと思います。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

(支部総務省図書館)

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