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トップ > 新着情報 > ニュース > 新年のご挨拶 平成25年の新年を迎えて

2013年1月4日 新年のご挨拶 平成25年の新年を迎えて

大滝館長の顔写真

新年あけましておめでとうございます。

本年は、昨年末の総選挙を経て、例年に増して、社会全般からの国会の活動に対する期待が高いことを感じさせられる年明けとなりました。国立国会図書館は、国会の活動を補佐する機能を果たすと同時に、広く国民に国立図書館サービスを行う機能を果たすという、館創立以来の原点に常に立脚しながら、本年も着実に歩を進めたいと思います。年頭に際し、本年の取組の重点について、所信を申し述べます。

第一に、本年は、今後おおむね5年間に取り組むべき中期的な活動目標である「私たちの使命・目標2012-2016」(昨年7月末公表)に沿って、具体的な活動に取り組みます。国立国会図書館は、これまで、2004年および2007年にそれぞれビジョンとして中期的な目標を定め、取り組んできましたが、このたび、新たな目標を定めました。その中で、活動の基礎となる国立国会図書館の使命として、「出版物を中心に国内外の資料・情報を広く収集し、保存して、知識・文化の基盤となり、国会の活動を補佐するとともに、行政・司法及び国民に図書館サービスを提供することを通じ、国民の創造的な活動に貢献し、民主主義の発展に寄与」することを再確認しました。そして、目標の柱として、「国会の活動の補佐」「収集・保存」「情報アクセス」「協力・連携」「東日本大震災アーカイブ」「運営管理」の6項目に整理した次第です。本年は、これらの中期的な活動目標の実現に向けて、年初にそれぞれの柱の下の重点目標を確認し、取り組みます。

第二に、国会の活動の補佐については、国政課題に関する信頼性の高い専門的調査・分析と迅速かつ的確な情報提供を一層強化できるように努めます。国政全般にわたる国会議員からの調査等の依頼には、館が有する情報資源と人材とを最大限に生かして対応していきます。また、国政課題に沿って計画的に刊行物を作成・提供するなど、国会に対する補佐業務を豊かなものにするために、創意工夫を重ねた取組を進めます。特に、外国の制度・政策・立法事情に関する調査に関しては、一層の充実を目指します。さらに、国民と国会をつなぐ役割の強化として、国会で発生する情報を収集して電子的に蓄積し、広く提供していくための体制を整備強化します。

第三に、ますます急速に進展するデジタル情報時代にあって、新時代に最も適合した図書館サービスを展開できるように取り組みます。特に、伝統的な印刷資料と同様に、多様なデジタル情報を収集し、将来的に活用できるよう制度化を進めることは、館が当面する喫緊の課題です。その一環として、昨年の国立国会図書館法の改正により、本年7月から、民間発信の無償オンライン資料の制度的収集が開始されますので、そのための準備に万全を期します。併せて、懸案となっている民間発信の有償オンライン資料の制度的収集のための制度設計の検討を進めます。一方、昨年の著作権法の改正により、これまでの所蔵資料デジタル化の成果のうち、絶版資料については公共図書館・大学図書館等に送信することが可能となりましたので、本年中にシステムを開発し、1年後からの実施を目指します。デジタル情報を図書館サービスにおいて扱う際には、関係する皆様方のご理解を得ながら進めることが何よりも不可欠です。この分野で国立国会図書館に寄せられる各方面からのご期待に応えられるよう、全力で取り組みます。

第四に、東日本大震災アーカイブのシステム構築を通じて、未曽有の大災害の記録・教訓を後世に確実に伝えるための取組を進めます。国として大災害の記録等を分担しながら収集保存して復興に役立てるとともに、今後に伝えるために連携する重要性が認識され、国立国会図書館が中心的な役割を果たすことが期待されています。構築中のシステムは、国、自治体はもちろん、民間も含め、各種多数の関係機関との連携を通じ、様々な媒体や形式で生成されている大震災の記録等への一元的なアクセスを可能とするポータルサイトとして、本年3月に公開する予定です。時間の経過とともに失われる恐れがある大震災の記録等を遺す国全体の取組に、国立国会図書館は積極的に参画します。

以上、本年における最重点と位置づける取組事項のいくつかを取り上げました。今後の国立国会図書館の運営においては、とりわけ、社会の様々な関係者との連携協力関係が重要であると考えております。今後に連携協力すべき相手方は、これまでの図書館および情報提供関係機関に止まらず、広く社会の各方面に広がっています。知識・文化の基盤として、国立国会図書館の活動を人々に役立つものとしていくためには、そのような連携協力が不可欠であることに留意しながら進めたいと思っています。

私は、昨年4月の国立国会図書館長就任に際し、現在は国立国会図書館の「第二創業期」に当たると申しました。伝統的な図書館サービスをより充実向上させると同時に、進展するデジタル情報時代に的確に対応できるよう、創業期の開拓者精神を豊かに持ちながら、職員一丸となって、本年の歩みを着実に進めます。

本年も、皆様の一層のご支援、ご鞭撻をお願いし、新年のごあいさつといたします。


国立国会図書館長 大滝則忠

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