2012年2月13日 新サービスに対するご質問・ご指摘について
国立国会図書館では、平成22・23年度に情報システムの大幅な更新を行い、平成24年1月から、更新後のシステムを活用した新サービスを開始しました。
この表は、新サービス開始直後に寄せられた館内の投書、お問い合わせ等から、主なご質問、ご指摘等を一覧にし、回答と併せて当館ホームページに掲載するものです。
当館のサービスのご活用に際し、ご参照いただけましたら幸いです。
| No. | 投書等による指摘 | 回答 |
|---|---|---|
| (1)新システムの導入について(全般) | ||
| 1 | なぜシステムを変更したのか |
従来は、当館の業務・サービス全般を行うシステムとして、当館が独自に大規模なシステムを開発し、維持管理してきました。しかし、開発・運用にコストがかかるため、コストの削減に取り組む必要が生じました。また、旧システム自体、何度か機器の更新は行ってきたものの、組み込んでいる各種のソフトウェアが旧式化し、これ以上の更新は限界に達していました。 そのため、平成21年度から計画し、システムの全面的な入れ替えを行いました。入れ替えにあたっては、「国立国会図書館業務システム最適化計画」に基づき、極力経費を削減する方策をとりました。基幹となるシステムとしては、諸外国で広く使われている標準的な図書館総合システム(すでに開発され、製品化されているシステム)を導入しました。その図書館総合システムの仕組みを最大限使用することを前提とし、当館のサービスに必要な設定を行ったり、機能を追加したりしました。これにより、新システムでは、サービスに必要な機能を実現しつつ、開発に要したコストは四分の一、運用コストは半分程度への削減が実現しています。 また、館内サービスにおいては、資料の検索だけでなく、当館の電子図書館サービスやインターネット情報等も同時に利用できる端末を配備した館内サービスシステムを導入しました。 |
| 2 | 新システムのどこが便利になり、メリットがあるのかわからない |
当館が提供する資料は、従来の紙媒体の資料以外に電子化資料が急増しています。購入や利用契約を行っている電子ジャーナル、収集したインターネット資料、また資料保存と利用の利便性向上のためデジタル化した図書や雑誌等です。数百万点に及ぶこれらの資料を、館内サービスシステムから一元的に検索することができるようにしました。 また、最大のメリットは、検索して必要な文献を見つけ、当該文献が電子化されていれば同じ端末からその場で当該文献を閲覧できるようになったことです。 さらに、「国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)」を館内でも利用できるようにし、当館が提供する情報資源だけでなく、国内外の多くの図書館や情報提供機関等が提供するサービスに案内することで、利便性の向上を図りました。 なお、従来のシステムでは、データの更新を行うため、「国立国会図書館蔵書検索・申込システム(NDL-OPAC)」の休止期間を設けていましたが、図書館総合システムの導入により、NDL-OPACの24時間稼働が可能になりました。また、新規データも早くNDL-OPACに反映できるようになりました。 |
| 3 | 個人情報保護に不安を感じる | 当館ホームページの「個人情報の取扱いについて」に記載しているとおり、当館では個人情報の保護に関する基準等を定め、個人情報の適正な取扱いに努めております。システムへの不正アクセスできないように万全を期し、利用者情報、申込情報等については、情報の破棄の期限を設け、それを遵守して運用しております。 |
| (2)館内のシステムについて | ||
| 4 | 資料到着モニターを再設置すべきである |
利用者端末を増加し、館内で多目的に利用していただくことを考え、ご利用いただいている端末で到着が確認できる方法に切り替えました。カードを置くだけで簡単に確認できる専用の端末も設置しております。 なお、新登録利用者制度では、その都度発行するカードでなく来館時には繰り返し使えるカードに切り替えた関係上、利用者IDの桁数が多くなり、技術的に一覧可能なモニター表示が困難となっています。 |
| 5 | 端末使用時にパスワードを毎回入れなくてはならず手間がかかる |
個人情報保護の観点から、カードを落とした時などに他人に勝手に使われないようにパスワードを入力していただく仕組みにしております。 以前のシステムでは、用途ごとに端末を替える必要がありましたが、新システムでは一部の電子コンテンツを除き1台の端末で、検索、閲覧申込み、電子資料の閲覧、複写申込用紙の打出し、電子化資料のプリントアウト手続きなどを可能としました。 なお、離席モード(30分席をはずしても元の端末が利用できる)も用意しております。 |
| 6 | インターネット接続しているが、セキュリティは万全か。 |
端末にウイルス対策ソフトを導入し、コンピュータウイルスの感染を防いでいます。また、ネットワークには、ファイヤーウォールを設けるとともに侵入検知システムを導入し、不正アクセスを防止しています。さらに、メール送信ができるサイトをブロックする等、不正利用を防ぐ措置をとっております。 なお、インターネットの閲覧履歴は端末の再起動時に削除しています。 |
| 7 | システムの反応が遅く、検索等に時間がかかる |
1台の端末で資料の検索・請求、デジタル情報の閲覧を行えるようにしたため、ご利用の方の認証や情報の消去の機能を組み込んでおります。 現在は処理のプロセスに時間を要することがありますが、改善策を立て、システムの迅速化を進めております。 |
| 8 | 表示される画面が見づらい。文字が小さすぎる。ボタンが見づらい。 |
文字の拡大を設定することが可能です(ただし、他の方の設定が残らないように、新規の利用の都度、初期設定に戻しますので、お使いの際に再度設定していただくようお願いします)。 表示画面、ボタンについては、複数のシステムを組み合わせてご利用いただいている関係上、システムによって異なり、ご不便をおかけしますが、ご意見をうかがいつつ、可能な範囲で改善の方策を検討する所存です。 |
| 9 | 資料の到着確認画面に返却した資料まで表示しないでほしい | システム間の処理とデータの頻繁なやりとりを回避するためにご利用いただいた資料の表示も残しておりますが、今後の検討課題と認識しております。 |
| 10 | 雑誌がまとめて請求できない(同じタイトルでも1冊ずつ請求しなくてはならないのは煩雑) | 資料管理上の理由から、1点1点にバーコードを付し、管理しています。システムの入替えに伴い、資料の貸付・返却についても1点ごとの処理を行うことになりました。なお、雑誌に関しては、10点(国際子ども図書館では5点)まで請求することができ、多くの種類のタイトルを一度にご利用いただくことができます。 |
| (3)OPAC検索 | ||
| 11 | 使いづらい(前のOPACのほうが良かった) |
当館では業務・サービスの基幹システムの入れ替えに伴い、諸外国でも広く使われている標準的な図書館総合システムを導入しました(理由については、1を参照)。 新OPACはそのシステムの標準装備を使用し、当館のサービスに必要な設定、機能の追加等を行ったものです。検索方法は従来のOPACと異なりますが、ほぼ同様の機能はもっており、さらに、整理中の目録データの検索、目録データのダウンロード等、今までにない利点もあります。 館内で利用する場合、デジタル化された資料については、OPAC検索からその画像に遷移することができます。使い方等を紹介しつつ、できる範囲で改善したいと考えております。 また、併せて提供するNDLサーチが情報探索サービスとしての新しい機能を備えており、OPACの検索範囲をカバーしていますので、こちらのシステムもご利用ください。 |
| 12 | 検索結果のノイズが多すぎる | 今回、検索できる資料の検索範囲が大幅に拡大しました。雑誌論文を始め、これまでヒットしなかった多くの文献が一度に調べられることになりました。なお、検索方法については、インデクシングの方式によって、ノイズが多くなる場合もありますが、検索語の選択、詳細検索や絞りこみによって検索結果を入手できることは従来のOPACと変わりません。 |
| 13 | 以前のOPACでは書籍と雑誌で画面が分かれていたが、今回はわかりにくい | 従来のOPACではチェックボックスで図書や雑誌を選択していましたが、それは今回のOPACでも同じです。一度に多くの情報を検索できることを重視して、初期設定では全部の資料を検索できるようにしてあります。詳細検索画面において、必要とする資料の種類を選択することができます。 |
| 14 | 申込み内容確認画面で、巻号が確認できない | 申込みについては、今回導入した図書館総合システムの機能により、詳細さに限界があるため、巻号等が表示されないことがあります。前の画面で指定された巻号は、確実に申込みに反映されています。 |
| 15 | スラッシュ(/)を使用した検索ができない | 旧OPACではスラッシュを完全一致検索に用いることができました。新OPACでは、スラッシュを使う方法ではなく、検索式を使って完全一致検索ができます。「検索式」の画面を選択し、たとえば、タイトルの完全一致ならば、「TIT=検索語」で検索できます。ヘルプをご参照ください。 |
| 16 | 検索結果一覧から「戻る」ボタンを押すと、検索条件が消えてしまう |
従来のシステムとは異なりますが、次の方法をとることができます。 ■方法1⇒検索履歴 検索履歴は、未ログイン時はブラウザを開いている間は保持されます。 ログインして履歴を保存すれば、次回利用時も保持されます。 ■方法2⇒検索結果の絞り込み 「その他の項目」で項目を選択して再検索をかけてください。 |
| (4)国立国会図書館サーチ | ||
| 17 | 自宅 / 自館の環境で表示ができない、動作が不安定である。 | お使いのパソコンのOS、ブラウザ等の環境により、表示や操作に不具合が生じる場合があります。現時点では、Internet Explorer 8、Mozilla Firefox9.0等のブラウザで、正常に動作することが分かっています。今後、なるべく早く、現在のシステムでの推奨環境をページ上でご案内します。また、各種のOS、ブラウザへの対応については、可能な範囲で改善を図っていきたいと考えています。 |
| 18 | 検索結果一覧での並び順が分かりにくい |
検索結果一覧におけるデータの並び順は、初期状態では「適合度」によっています。「適合度」は、検索キーワードが書誌情報のどこに出現しているか、何回出現しているか等の要素から、独自の計算式で算出しています。今後も、「適合度」については調整を継続し、利用者の皆様にとって最適な順序で結果一覧を提示できるように努めていきたいと考えています。 また、「新しい順」「古い順」「タイトル順」等での並べ替えも可能ですので、そちらもお使いいただければと思います。 |
| (5)複写・プリントアウト | ||
| 19 | 複写申込みの手順がわかりにくい |
複写申込みについては、従来のように端末にプリンタを1台ずつ接続する方式でなく、どの端末からも複写申込み用紙の印刷を指示できる方式に変更いたしました。そのため、複写申込み用紙の印刷時に、プリンタのカードリーダにカードをセットしていただく必要があります。複写申込み用紙の作成が館内の場所を問わず、広い範囲でできるような利点に加え、プリンタの台数を減少できるため、節電にも寄与しております。 また、当館のデジタル化資料のプリントアウトにつきましては、閲覧システムとして、「近代デジタルライブラリー」と「国立国会図書館のデジタル資料」の二つがあり、既存のシステムとブラウザによるプリントアウトの指示方法を活用しております。 |
| 20 | デジタル資料のプリントアウトのサイズが用紙より小さい | プリントアウトの設定として「用紙に合わせる」というのが初期設定ですが、調整が不十分な端末があるということになりますので、大変ご迷惑をおかけしました。また、デジタル画像の任意の場所を切り取って(トリミング機能)、必要な箇所を無駄なくプリントアウト指示できるよう改善策を検討しております。 |
| 21 | デジタル資料が画面では文字が見えていても、プリントアウトすると判別できない | 今回の大規模デジタル化にあたり、再現性を重視する観点から原資料から直接カラー撮影をいたしました。そのため、モノクロ印刷した場合、紙の地色とのコントラストで文字が見えにくくなる場合もあります。課題として認識し、改善策を検討しております。プリントアウトの指示を行う際には、その前にプレビュー画面でご確認いただくようお願いします。 |
| 22 | 電子ジャーナルでプリントする文献としない文献の選択が自分でできない | 閲覧用端末から「申込状況を見る」画面を経由し,「電子情報の印刷状況を見る」を選択することにより,プリントアウトする予定のリストが一覧できます。このリストで文献の選択が可能となっております。なお、一時期障害により「申込み状況を見る」ボタンをご使用いただけないこともございましたが、現在は解消しております。 |
| 23 | プリントアウト依頼時に、カードを預けなくてはならず、他のことができない | プリントアウトカウンターでは、プリントアウトの作成のためにカードをお預かりする必要があります。現在のところ、100枚のお申込みにつき10分程度の待ち時間となりますのでご容赦ください。 |
| 24 | 複写を電子データでほしい | 電子データは品質が劣化しないで流通するおそれがあり、それを防ぐ手段が未確立であることから、著作権関係団体との協議において合意が成立していない段階です。 |
| 25 | プリントアウトカウンターに職員を張り付けるのは無駄である | デジタル化資料であっても館内限定公開資料に関しては、紙の資料と同様にお申し込みが著作権法で許容される範囲内であるかどうかの確認するため、受付要員を配置しております。なお、要員数については、混雑具合を見極めつつ、柔軟に対応しております。 |
| (6)システム障害 | ||
| 26 | システム障害の原因と再発防止措置 |
システム障害により通常のサービスができなくなり、多大なご迷惑をおかけしたことについてお詫び申し上げます。当館では今まで使用していたシステムが耐用年数を迎えたことから、全面的にリプレースを行い1月から新システムでの業務を開始しております。 万全を期して準備を進めてきたつもりではありましたが、臨時の休館日を極力設けないようにして、比較的短期間でリプレースを行ったこともあり、結果的に初期不良を検知できず、障害につながることとなってしまいました。重ねてお詫び申し上げます。 1月16日のシステム障害は、検索システムから外部機関の情報を検索する機能の処理に負荷がかかり、応答不能となったため発生しました。 現在、外部機関の情報を検索する機能を停止しているため、 同原因での障害の再発はありません。 また、1月7日、1月14日にも障害が発生しており、1月7日(検索システム障害)については対応済であり、1月14日(閲覧端末のログインを制御するシステムの障害)についてもネットワークのスイッチの設定に問題があったことが判明し、対応済みです。 |
| 27 | これまでに発生したシステム障害とその原因 |
平成19年にもシステムリプレースを行っており、リプレース直後の4~5月には、数回の障害が集中して発生しました。 この時期を除く平成19年6月以降の障害件数は以下のとおりです。いずれも当日中に対策を講じております。 平成20年 6/21 来館者管理システム障害 平成21年 1/6 申込票印刷機能障害 平成22年 8/12 来館者管理システム障害 平成23年 なし |
| (7)サービス全体 | ||
| 28 | 所蔵資料を利用するためになぜ登録しなくてはならないのか |
国立国会図書館は我が国唯一の納本図書館として、収集した資料を長期にわたって保存し、国民の利用に供するとの使命をもっています。 収集し保存されている資料は、将来にわたってかけがえのないものであり、文化財の保護のため、開館以来、館内で資料を利用される場合には住所・氏名等を記入した入館証を提出していただいてきました。 また、来館せずに複製物を入手したいとの要望に応え、インターネット経由の遠隔複写サービスを導入しましたが、複製物の送付先を確実にし、後払い料金を回収しなければなりません。そのため、関西館では平成14年から、東京本館では平成16年10月から登録利用者制度を導入してきました。 今回、登録利用カードを切り替え、来館ごとにカードを発行する方法を改め、入館を簡便化する等の措置をとっております。基本はこれまでも登録利用者制度ではありましたが、資料保全の徹底と、1回ごとの登録の煩雑さを解消することを目的として、システム更新のこの機会に今回の方法とすることにしました。来館利用、インターネットを通じた遠隔利用を組み合わせつつ、当館をご利用いただくようお願いします。 |
| 29 | オンライン複写がなくなったのは不便である |
オンライン複写サービスは、出納作業と複写個所指定作業を連続して行うことにより、複写製品提供までの時間を短縮することを目的として実施してきました。しかし、資料を確認した段階でそのまま複写作業を行うことができず、利用者に改めてご確認あるいは申込どおりに複写できない点を事前にご了承いただくケース(例、複写個所に目次や奥付を記載されていても原資料に相当する部分がない、著作権法の認める範囲を超えているため受付できない、製本しているために綴じ部分が鮮明に複写できない、正誤表の複写の要否が不明である等)が多発しており、全体として提供時間をはじめとしたサービス品質の維持に困難な面がありました。 この状況を踏まえ、平成23年12月末をもって、オンライン複写サービスを終了することといたしました。 なお、当館所蔵資料のデジタル化施策により、これまでオンライン複写の対象としてきた雑誌記事索引採録雑誌の多くは、平成12年(2000年)までのものがデジタル資料として館内の端末上から閲覧・印刷(プリントアウト)指示が可能となっております。料金についても紙資料の複写より低く設定しております。利用者の皆様には、ご不便をおかけいたしますが、事情をご賢察のうえ、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 |
| 30 | 後日来館複写がなくなったのは不便である |
後日来館複写で受け付けた製品は、通常1か月以内でのお引き取りをお願いしてきました。しかし、1か月を過ぎてもご来館いただけないケースも見られました。また、複写製品をお受け取りいただけない場合もあり、料金が回収できないだけでなく、引き取り手のない複写製品を引き続き管理するコストが問題となっていました。 そのため、後日郵送複写に一元化することとし、来館の有無にかかわりなく複写製品をお届けすることといたしました。 なお、資料保存の観点から後日複写に限り申込みを受け付ける一部の資料(劣化の程度の高い資料、厚みのある資料等)については、複写作業体制を見直し、これまで作業時間がかかるため後日複写に限定して使用した特殊な複写機器(BC複写機)を即日複写に使用することとして、製品引渡しの時間を短縮しました。 |
| 31 | 来館遠隔複写がなくなったのは不便である |
来館遠隔複写サービスは、平成14年度に開館しました国立国会図書館関西館に配置された資料に対する遠隔サービスの一環として開始されましたが、その後、登録利用者制度及びNDL-OPACから申込みを行う遠隔複写サービスが浸透してきました。 今回、インターネット上でのみ申込みを受け付ける方式に統一することで作業を効率化することといたしました。 これにより、より一層のサービスの効率化を図ります。利用者の皆様には、ご不便をおかけいたしますが、事情をご賢察のうえ、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 |
| 32 | 館内で適切にシステムの使い方を教えてくれない | 利用者に快適・適切に新システムを利用していただけるよう検索支援者を配置しています。しかし、支援が不慣れなため、十分に満足いただけていないかもしれません。経験を積み、ご要望に応じたサポートができるように心がけますので、お気づきの点は、ご遠慮なくお伝えください。 |
