2011年1月4日 新年のごあいさつ 今年の課題

新年おめでとうございます。
世界の情勢は変化のスピードを増しています。複雑化した国政課題に対応するために、本年は国内外の調査研究機関・研究者との連携を強化することを通じて、国立国会図書館の特色ある調査を一層充実させていきたいと考えております。
また、本年は電子出版・流通、電子図書館化の流れがいよいよ本格化する年であると存じます。国立国会図書館における最大の課題の1つは、現在運用しているOPAC検索を含んだ図書館業務システムを全く新しいシステムに入れかえ、来年1月から運用開始することであります。幸い準備やテストは順調に進んでおり、新しい時代の要求にこたえる情報探索システムを提供するなど、利用者の皆様にご満足いただけるものになると思っております。
もう1つは電子納本制度の法制化であります。電子出版物が増加して来ている中で、これを本格的に収集・保存・活用するために国立国会図書館法を改正しなければなりません。昨年の春に納本制度審議会の答申をいただき、それにしたがって出版社など関係者の合意を得ながら法制化作業を行い、来春の通常国会に提出・成立させるべく努力をしはじめております。日本の貴重な創作物を失わないよう、できるだけスピーディに進めたいと考えております。
なお、平成21年度補正予算による大規模ディジタル化作業は順調に進んでおり、今年中には部分的に公開できるようになるでしょう。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
国立国会図書館長 長尾真
