第8回 資料保存研修を開催しました〜平成16年7月8日(木)、9日(金)国立国会図書館関西館にて〜
この研修は、国内の各種図書館に在職する職員の方に、日常業務の中でできる、ちょっとした破損などに対する簡単な補修技術の習得を目的として実施しています。
今回は、「簡易補修・パンフレット製本・表紙と本体をつなぐ修理」をテーマに、昨年度と同じ内容で研修を行いました。参加者は計33名でした。
午前は、「図書館資料の保存」の講義に始まり、続けて実技研修に入りました。実技研修は、まず補修紙の「食い裂き」(和紙の切り口にたいして繊維が出るように水を使って二つに裂く)の練習、そのあと破れた個所、欠損部分の簡易補修を行いました。
午後は、パンフレット等の薄い資料の保存方法の一つであるパンフレット製本の実習、その後、表紙と本体がはずれてしまった資料を、袋状に作った紙(クラフト紙)を介して接合する修理の実習を行いました。
質疑応答では、無線綴じの補修方法、糊および接着剤に関すること、本の取り扱い、材料の入手先、市販の補修テープやカバーフィルムの良否、脱酸処置を施す基準など多くの質問が出ました。終了時のアンケートでも、当研修に対する評価やたくさんの要望も寄せられ、参加者の熱意と関心の高さが感じられました。
来年度以降も、参加者の意見、要望をふまえ、各図書館の資料保存活動に反映できるよう、当研修を充実させていきたいと考えています。
(資料保存課)
