第7回資料保存研修を開催 〜平成15年10月1日(水)、2日(木) 国立国会図書館東京本館にて〜
当館では、国内の図書館員を対象に、初歩的な補修の技術の習得を目的として、資料保存研修を実施しています。今回は、「簡易補修、表紙と本体をつなぐ修理、パンフレット製本」をテーマに実施し、2日間で計44名の参加がありました。
午前は、資料保存の概論の講義に始まり、続いて、実技研修に入りました。実技研修では、まず破れや欠損部分の簡易補修を行ないました。その後、表紙と本体をつなぐ修理へと移り、表紙と本体がはずれてしまった資料に対して、本体の背と背表紙を袋状の紙(クラフト紙等)を介してつなげる方法の実習を行いました。
午後は、パンフレット等の薄い資料の保存方法の一つであるパンフレット製本の実技研修、続いて、資料保存課製本室の見学を行いました。
最後の質疑応答では、専門家にまかせるべき破損資料と自分で補修できる破損資料の見分け方、大量脱酸処理の評価、災害時の復旧作業などについて質問が寄せられ、参加者の資料保存に対する並々ならぬ熱意が感じられました。
来年度以降も、参加者からの要望等を参考に、各図書館において資料保存活動を進める上で役立つテーマを選び、当研修を継続・充実させていきたいと考えています。
(資料保存課)
