本の万華鏡 第12回「紙の上の旅・人・風俗-江戸の双六-」を公開しました
私たちにもなじみ深い絵双六は、主に江戸時代に、庶民の娯楽として普及しました。はじめはサイコロの目に沿って順番にコマを進める「廻り双六」という形式しかありませんでしたが、やがて「一回休み」のマスが作られたり、サイコロの目に応じて離れたマスに移動する「飛び双六」が生まれたりと、種類も豊富になり、より娯楽性の高いものへと発展していきました。双六は子どもの遊びという印象がありますが、子どもには難しい内容を含むものもあり、年長者と子どもが一緒に遊んだものと考えられます。また、色鮮やかな絵双六の多くは、当時の人気絵師らによって描かれ、その美しさから、遊ぶだけでなく観賞の対象ともなっていました。
平成25年2月27日(水)から提供を開始したミニ電子展示「本の万華鏡」第12回では、当館で所蔵している江戸時代の絵双六の中から、旅・人・風俗を描いた双六を取り上げます。内容は、双六に見立てて「振り出し」に始まり、「上がり」に至るまでの5章で構成され、「一マス目」では旅行を主題とした道中双六や名所双六を、「二マス目」では歌舞伎役者や、世間に広く知られていた有名人、歴史上や文学作品中の人物など、様々な人物が描かれた双六を、「三マス目」では町人の出世の夢を描いた出世双六や、江戸の名物や商品、人気店を紹介した双六、また妖怪や言葉遊びなど一風変わった題材の変わり種の双六をご紹介します。
○本の万華鏡 第12回「紙の上の旅・人・風俗-江戸の双六-」
http://rnavi.ndl.go.jp/kaleido/
(国立国会図書館 利用者サービス部 サービス企画課 展示企画係)
