電子展示会「江戸の数学」の提供を開始しました
平成23年12月21日(水)から、電子展示会「江戸の数学」の提供を開始しました。
江戸時代を中心に、日本で独自に発達した数学を、西洋数学と対比して「和算」と呼びます。この電子展示会では、和算の歴史概説・コラムとともに、関連する古典籍資料45点(約4,100コマ)を紹介します。地図、暦の作成などで必要とされた、和算の実学としての側面にも光を当てました。
内容は2部構成で、第1部では、和算の歴史を概観します。また、絵馬の一種である「算額」の話題や、円周率など当時の数学で扱った内容についてのコラム、腕試し問題も設けました。
第2部では、第1部の内容に関連して、当時広く普及した一般向けの和算書や、和算家の著作、実学関係の資料など45点を掲載しました。
【掲載資料紹介】
- 『新編塵劫記』吉田光由著 刊
挿絵が多く、四則演算から田畑面積の計算、ねずみ算まで収録している。『塵劫記』は、江戸時代を通じてそろばんの教科書として普及し、改版を重ねた。 - 『括要算法』関孝和遺編 荒木村英閲 大高由昌校訂 正徳2(1712)刊
和算を飛躍的に発展させた和算家、関孝和の遺稿を弟子がまとめた算術書。 - 『分度余術』松宮観山編 写
測量術、天文学や和算など広範な知識が、色鮮やかな図とともに盛り込まれた資料
○電子展示会「江戸の数学」
http://www.ndl.go.jp/math/index.html
