資料紹介(3)−旧上野図書館本について
8月の「お知らせ」で、「大正期刊行和図書のマイクロ化完了」についてご報告しました。その記事の中に登場した旧凾架図書、乙部図書、旧上野図書館本、発禁図書の概要について、9月から、3回にわたってご説明しています。今回は「旧上野図書館本」の紹介です。
これらの資料は帝国図書館から引き継いだ貴重なコレクションですが、当館は資料保存のため、マイクロ化などのメディア変換をすすめています。利用提供には原本ではなく、メディア変換済資料を基本としていることを、加えてご案内いたします。
大正期刊行和図書はマイクロフィッシュでのご利用になります。詳細はこちらをご覧ください。なお、マイクロフィッシュリーダーをお持ちの図書館にのみ貸出可能ですので、貸出しを申し込まれるときは、備考欄に必ず「マイクロフィッシュリーダー有り」とお書きください。
<旧上野図書館本について>
帝国図書館は東京の上野にあり、「上野図書館」の愛称で呼ばれていましたが、昭和23(1948)年に設立した国立国会図書館に、昭和24(1949)年に統合され、支部上野図書館となりました。
旧上野図書館本とは、帝国図書館で、昭和15、16(1930、31)年から昭和24(1949)年3月に受け入れた図書を指します。支部上野図書館では、これらの図書を引き継ぎ、NDC(日本十進分類法)6版により分類再整理を行いました。請求記号の最後に、カタカナの「ウ」の字があるのが特徴です(例:531.3−A84ウ)。なかには支部上野図書館独自の分類付与により、請求記号がF、R、Eで始まるものもありますが、これも最後に「ウ」がついていれば、旧上野図書館本です(例:F13−E24−3ウ)。
