ILL文献複写等料金相殺サービス加入等に関する検討の結果について
平成19年4月にNDL-ILLの運用を中止させていただきました。これに伴い大学図書館から要望のあった当館のILL文献複写等料金相殺サービス加入の問題について、検討を重ねて参りましたが、当面加入を行わないという結論となりましたので、報告いたします。
検討の経緯
■平成17年度
平成17年度国立国会図書館長と大学図書館長との懇談会において、当館からNDL-ILL運用中止についての問題提起を行いました。
これを受け、当館と大学図書館は、平成18年2月に国立国会図書館と大学図書館との連絡会を設置し、協議を開始いたしました。特に、NDL-ILL運用中止については、連絡会の下に「NDL-ILLに係る文献提供サービスの連携に関するワーキンググループ」を設け、双方の実務者による検討を行いました。
■平成18年度
同ワーキンググループは、「NDL-OPACを中心に据えて文献提供サービスの展開を図ろうとするNDLの方針を尊重して、今年度末にNDL-ILLのリースが切れるのを機に、NDL-ILLの運用中止もやむを得ないものとし、平成19年4月より、大学図書館からNDLに対する依頼はNDL-OPAC利用に一元化することとする。」とともに、「NDLは、大学図書館の置かれている厳しい状況を理解し、大学図書館の依頼業務の負荷を軽減することを目的に、NIIの『ILL文献複写等料金相殺サービス』に加入することを含め、利便性の向上のための方策を検討する」ことを骨子とする報告書を第2回連絡会(平成18年7月6日)に提出しました。
この報告書の骨子は連絡会及び国公私立大学図書館協力委員会(平成18年7月21日)において了承され(平成18年7月6日付 国公私立大学図書館協力委員会への提案を参照のこと)、当館は、可能な選択肢を検討し、できるだけ早期にNIIの『ILL文献複写等料金相殺サービス』加入について検討することといたしました。
■平成19年度
第4回連絡会(平成19年5月28日)において、当館及び国立情報学研究所の両者からそれぞれの検討状況について報告しました。その際に業務面、システム面、制度面での諸課題及び費用対効果の観点からの検討の必要性について説明いたしました。これに対して大学側からは費用面を考慮した検討が必要であるとの認識が示されました。
さらに当館及び国立情報学研究所は、国公私立大学図書館協力委員会(平成19年7月27日)にオブザーバーとして参加し、それぞれ検討状況の報告を行いました。同委員会では、とりわけ費用対効果の面から、相殺サービス加入の要望は当面見送るとの結論をまとめ、平成19年11月12日に開催された同委員会において、この結論が了承されました。
この結果を受け、当館としても当面加入を行わないことといたしました。
国際子ども図書館所蔵資料の利用について
大学図書館から特に御要望の高かった、NDL-OPAC経由による国際子ども図書館所蔵資料の複写申込み及び貸出申込みについては、平成20年度中に実施します。
国際子ども図書館所蔵資料の遠隔利用については、これまで郵送またはFAXで申込みを受け付けてまいりましたが、平成19年度のNDL-OPAC改修により平成20年度前半にNDL-OPAC経由による申込み受付が可能となります。詳細につきましては、国際子ども図書館にお問い合わせ下さい。
大学図書館からのその他の御要望につきましては、引き続き検討を行ってまいります。
○「これまでのお知らせ」関連記事
http://www.ndl.go.jp/jp/library/library_ndlillwg.html
http://www.ndl.go.jp/jp/library/lib_news_htry.html#060908-06(平成22年5月28日修正)
(2006年9月8日掲載)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/library_ndlillnews.html
http://www.ndl.go.jp/jp/library/lib_news_htry.html#061110-01(平成22年5月28日修正)
(2006年11月10日掲載)
問い合わせ先:
国立国会図書館総務部 支部図書館・協力課協力係
TEL 03-3506-3386(直通)
