行事報告
2009年2月6日
2009年1月16日
2008年12月5日
2008年11月7日
2008年4月4日
2008年1月11日
2007年12月7日
- 第93回全国図書館大会国立国会図書館関連行事(東京本館データベースフォーラム、見学会)が終了
- 平成19年度都道府県及び政令指定都市議会事務局図書室職員等を対象とした研修を開催しました
- 平成19年度書誌調整連絡会議を開催しました
2007年11月2日
2007年4月6日
2007年3月2日
2007年1月12日
2006年12月8日
2006年9月8日
2006年6月1日
2006年4月7日
2006年3月3日
2006年2月3日
2006年1月13日
2005年12月2日
- 特別展示「描かれた動物・植物−江戸時代の博物誌−」と展示会関連講演会を開催
- 平成17年度「国立国会図書館長と大学図書館長との懇談会」を開催
- 平成17年度 都道府県及び政令指定都市議会事務局図書室職員等との連絡会議を開催
2005年10月7日
2005年9月2日
2005年7月1日
2005年6月3日
2005年4月1日
2005年3月4日
2005年2月4日
2005年1月7日
2004年12月3日
2004年8月6日
2004年7月2日
2004年6月4日
2004年1月9日
2003年12月5日
開館60周年記念貴重書展を開催しました
国立国会図書館では、昨秋、「開館60周年記念貴重書展 学ぶ・集う・楽しむ」を開催し、東京本館(平成20年10月16日(木)〜29日(水))には2056人、関西館(11月13日(木)〜26日(水))には2254人の方にご来場いただきました。
■展示会関連の催物
展示期間中には、記念講演会を実施しました。
<東京本館>
10月25日(土)「日本文化と日本語」阿刀田高氏(作家・日本ペンクラブ会長) 参加者144人
<関西館>
11月22日(土)「本の姿」藤本孝一氏(龍谷大学客員教授、元・文化庁主任文化財調査官) 参加者79人
講演会の記録は、『国立国会図書館月報』2月号と3月号に掲載予定です。そのほか、当館職員による展示のガイドツアーも両会場で計5回行いました。
■電子展示会
展示会は終了しましたが、ホームページ上の電子展示会は引き続きご覧いただけます。展示箇所以外のページの画像や、ご自身で操作して楽しみながら資料のことを学ぶコーナーなどもありますので、一度アクセスしてみてください。
○国立国会図書館開館60周年記念貴重書展 学ぶ・集う・楽しむ
http://www.ndl.go.jp/exhibit60/index.html
■図録の刊行について
展示資料のカラー図版と解説、コラムなどを収録した図録を刊行しました。入手については、下記発売所にお問い合わせください。
『国立国会図書館開館60周年記念貴重書展 学ぶ・集う・楽しむ』A4 115頁 1800円
発売所 (株)山越 TEL:03-5413-7778 E-mail:
開館60周年記念シンポジウムを開催しました
国立国会図書館では、平成20年11月19日(水)に開館60周年記念シンポジウム「知識はわれらを豊かにする—国立国会図書館が果たす新しい役割—」を東京本館新館講堂(関西館はテレビ中継)で開催しました。
| 第1部(午前) | |||||
| 長尾真・国立国会図書館長 開催にあたって「知識はわれらを豊かにする」 | |||||
| 只野雅人・一橋大学大学院教授 講演「国会の情報基盤—立法補佐機関の役割」 | |||||
| 第2部(午後) | |||||
| パネルディスカッション「知的基盤としての図書館」 | |||||
| パネリスト |
|
||||
| モデレーター | 合庭惇・国際日本文化研究センター教授 | ||||
第1部の只野氏の講演は、国立国会図書館創設時の60年前に、どのような国会補佐機能が意図されていたか、また、現在の日本において立法補佐機能に求められる役割を提示したものです。
第2部は、知的基盤としての図書館の課題と国立国会図書館への期待について、パネリストが発表を行いました。個人の自立を知的にサポートするという図書館の役割や、図書館と公文書館との連携、デジタル情報の長期蓄積など、重要な課題が提示されました。
参加者は約200人でした。東京会場では、講演や発表で言及された金森徳次郎などの関係資料のほか、珍しい装丁の蔵書など計26点を展示しました。シンポジウムの内容は、『国立国会図書館月報』2月号で紹介するとともに、記録集を刊行する予定です。
平成20年度「国立国会図書館長と大学図書館長との懇談会」を開催しました
平成20年12月8日(月)、国立国会図書館(東京本館)で標記の懇談会を実施しました。これは、国立国会図書館と大学図書館との相互協力の一層の発展を図るため、国公私立大学図書館協力委員会委員館の図書館長および関係機関の代表者を招いて行っているものです。
最初に、平成18年2月にこの懇談会の下に設置した「国立国会図書館と大学図書館との連絡会」の活動、そして、その中に設けた「学位論文電子化の諸問題に関するワーキンググループ」の活動について当館から報告しました。次に、当館館長長尾真が基調報告を行ない、デジタル・アーカイブ構築、関連出版物の納本、レファレンス協同データベースおよび研修事業について、大学図書館との協力に期待を表明しました。続いて、西郷和彦東京大学附属図書館長が基調報告を行い、大学図書館が直面する厳しい現実に触れた上で、全国的な資料の分担保存の検討を進めていること、電子出版物の収集、デジタル化に係る問題等を紹介して、当館への期待・要望を述べました。
基調報告に引き続いて、デジタルコンテンツ収集、資料の分担保存、研修や人事交流、納本制度の周知、ラーニング・コモンズ、利用ガイダンス等について活発な意見交換が行われました。
(総務部支部図書館・協力課)
平成20年度書誌調整連絡会議を開催しました
平成20年11月28日(金)、国立国会図書館東京本館で「平成20年度書誌調整連絡会議」を開催しました。この会議は、書誌データの作成・提供・標準化について、関連機関等と情報を交換し協議を行うもので、コメンテーター5名、関連諸機関から6名、当館から6名が出席しました。
本年度のテーマ「書誌データの作成および提供:次のステップへ」のもとに、当館は「国立国会図書館の新方針の進め方」と題して、平成20年3月に策定した「国立国会図書館の書誌データの作成・提供の方針(2008)」に基づく取組みについて報告し、国立情報学研究所からは「次世代目録所在情報サービスの検討状況」と題した報告がありました。そのほか、当館や日本図書館協会の目録・分類・件名標目の各委員会、都立中央図書館、早稲田大学図書館による最近の動きの報告、IFLAケベック大会参加報告などがあり、コメンテーターを初めとした出席者から、今後の目録や書誌作成のあり方などを中心に多くの質問・意見が出されました。
会議の内容は、『NDL書誌情報ニュースレター』2008年4号(通号7号)および『国立国会図書館月報』3月号(576号)で紹介するほか、当館ホームページに概要と記録集を掲載する予定です。
○NDL書誌情報ニュースレター
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2008_4/index.html
○過去の「書誌調整連絡会議」記録集
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/conference.html
第5回資料保存懇話会を開催しました
平成20年12月1日(月)、第5回資料保存懇話会を開催しました。この懇話会は、図書館、文書館、博物館、美術館、研究機関等が、それぞれの機関における資料保存活動について情報や経験を共有することを目的としています。今回は「保存環境の管理」をテーマとして開催しました。稲葉政満東京藝術大学大学院教授、神庭信幸東京国立博物館学芸研究部保存修復課長、船久保久夫国立公文書館業務課長、比留間みどり東京都立中央図書館サービス部資料管理課長、山口孝子東京都写真美術館事業企画課保存科学専門員が参加し、当館からは収集書誌部司書監中村規子と資料保存課長大島薫が出席しました。
神庭氏は「東京国立博物館における臨床保存の実践」と題し、保存を実践する上での考え方について報告しました。予防としての保存、保存に関する研究や教育、文化財保護に対する関心を高める努力が肝要だが、それを実践するためには、まずは組織内部の理解を得て、信頼関係を構築する必要があると述べられました。また、大島資料保存課長が「国立国会図書館における総合有害生物管理(IPM)の取組み」について報告しました。懇談では、今後も機関の違いを越えて、資料の保存をめぐり交流することの必要性を確認し終了しました。
平成20年度障害者サービス担当職員向け講座」を開催しました
平成20年12月9日(火)から11日(木)に、国立国会図書館関西館および各実習機関において、日本図書館協会との共催で標記講座を開催しました。この講座は、国内の公共図書館・大学図書館職員等を対象に、図書館における障害者サービスの基礎的な知識・技術の習得を目的として、今年度初めて開催しました。全国から多数の受講申込みがあり、合計41名が受講しました。
9日(火)および11日(木)は、関西館で、図書館における障害者サービスの概要、法制度、サービスの進め方、実際に行っているサービスの紹介等について、各図書館で実際にサービスに携わる職員による実践的な内容の講義が行われました。
また、10日(水)には、関西館近隣の公共図書館や視覚障害者情報提供施設において、点字資料・録音資料貸出サービス、対面朗読サービス、聴覚障害者へのサービス等の実習が行われました。
詳しい内容、主な講義の講義資料は、「視覚障害者への図書館サービス」のページの「障害者サービス担当職員向け講座」をご覧ください。
○「障害者サービス担当職員向け講座」
http://www.ndl.go.jp/jp/library/supportvisual/supportvisual-kouza.html
平成20年度児童サービス連絡会を開催しました
平成20年10月15日(水)、国際子ども図書館において、標記連絡会を開催しました。都道府県立図書館における児童サービスの現状と課題を把握し、情報共有を図るとともに、国際子ども図書館との連携・協力を強化することを目的とするものです。メンバーは特色のあるサービスを行っている9機関で、石川県立図書館、大阪府立中央図書館、岐阜県図書館、群馬県立図書館、東京都立多摩図書館、徳島県立図書館、福岡県立図書館、福島県立図書館、山口県立山口図書館でした。
この連絡会は、3年連続での開催を予定しており、今年度はその第2回目でした。今回は、「学校図書館への支援の実際と課題」をテーマに、特に、学校への団体貸出し、学校を通じての児童・生徒へのサービス、学校(学校図書館)にかかわる大人へのサービス等について、質疑応答、意見交換を行いました。詳細は、『国際子ども図書館の窓』第9号(3月刊行予定)および国際子ども図書館ホームページで報告します。
なお、次回予定しているテーマは「公共図書館への支援の実際と課題」です。
第16回アジア・オセアニア地域国立図書館長会議(CDNLAO)公開セミナー
「アジア・オセアニアでは今 −変わりゆく情報環境と図書館−」を開催しました
平成20年10月21日(火)、第16回CDNLAO会議の公開行事として、公開セミナー「アジア・オセアニアでは今−変わりゆく情報環境と図書館−」が開催され、日本を含む日本を含む5か国の代表から電子情報環境下における国立図書館の取組みについての報告が行われました。報告者と報告タイトルは以下のとおりです。
「モンゴル国立図書館における図書のデジタル化」
ハタギン・ゴトヴィン・アキム氏(モンゴル国立図書館長)
「デジタル・ニュージーランド:変わりゆく情報環境−ニュージーランドからの見解」
ペニー・カーナビー氏(ニュージーランド国立図書館長)
「変わりゆく情報環境と国立図書館:印刷からデジタルへの旅」
サイヤド・グユール・フサイン氏(パキスタン国立図書館研究官)
「フィリピン国立図書館:国内図書館の情報通信技術発展におけるその役割」
プルデンシアナ・C・クルス氏(フィリピン国立図書館長)
「国立国会図書館の電子図書館事業」
吉永元信(国立国会図書館副館長)
この催しについての報告は『国立国会図書館月報』第574号(2009年1月)に掲載する予定です。また、記録集の刊行も予定しています。
(総務部支部図書館・協力課)
日中韓各国立図書館の連携協議を開催しました
平成20年10月23日(木)および24日(金)、国立国会図書館において、日本、中国、韓国の各国立図書館のデジタルアーカイブ事業における連携をテーマとした協議を開催しました。当館の長尾館長、中国国家図書館の張雅芳副館長、韓国国立中央図書館の李淑鉉国立子ども青少年図書館長のほか、各館の電子図書館事業担当者等が出席しました。
デジタルアーカイブ事業における連携協議は、昨年8月に長尾館長が、中国および韓国の各国立図書館長に提案したことから始まりました。長尾館長の提案内容は、(1)メタデータ基準の共通化、(2)統合的な情報サービスの提供、および(3)長期保存における連携協力の3点です。それらは、東アジア圏の国立図書館がデジタルアーカイブ事業における共通課題に対して共同で取り組むことで、連携と情報共有を促進するとともに、その成果を他のアジア地域を含む全世界に提供することを目的としています。
協議では、長尾館長が提案した3つの連携内容に係る具体的な論点について検討し、実現の方向性について合意を得ました。また、デジタルアーカイブ事業に係る国際会議でアジア圏の発言力を強化するためにも、連携強化の必要性があらためて確認されました。
(電子図書館課)
平成20年度都道府県及び政令指定都市議会事務局図書室職員等を対象とした研修を開催しました
平成20年10月31日(金)に、標記研修を東京本館で行い、34の都府県および政令指定都市議会事務局から35名の参加がありました。この研修は、当館の地方議会に対する協力の一環として平成元年度より隔年で開催されていた連絡会議を拡充し、より実務に資するものにすることを目指したもので、今年度が3回目となります。
今回の研修は、「レファレンスの基礎と実習」と題し、初めて実習を組み込みました。まず、レファレンスの考え方について、議会図書室を含む図書館の役割の変化を踏まえて説明し、次に、当館が提供しているものを中心に有用なレファレンス・ツールを紹介しました。後半は、講師が用意した実習問題を、パソコンを使って解いてもらう時間としました。研修終了後には希望者を対象に、閲覧室と書庫等を含む館内の見学を行いました。
終了後のアンケートに回答してくださったほぼ全ての参加者より「今後の業務に役立つ」との意見をいただきました。とくに実習については、より理解が深まるとの声が多く寄せられました。
(総務部支部図書館・協力課)
「国立国会図書館データベースフォーラム」が終了
平成20年9月17日(水)に、東京本館および関西館において、標記フォーラムが開催されました。東西あわせて400名を超える参加を得て終了しました。希望者には、書庫などを案内する館内見学ツアーも実施しました。
当日の配布資料は、当館ホームページに掲載しています。また、東京本館での録画映像も当館ホームページから利用できます。
○国立国会図書館データベースフォーラム
http://www.ndl.go.jp/jp/dbforum/handouts.html
第19回保存フォーラムの終了
平成20年9月11日(木)、第19回保存フォーラムを開催しました。当日は図書館、文書館、企業等40を超える機関から関係者の参加がありました。
フォーラムでは、「害虫を入れない・増やさない—図書館における総合的有害生物管理—」をテーマに、講演と事例報告により害虫対策についての理解を深めるとともに、参加機関での取組み等について質疑応答が行われました。
フォーラムの概要と配布資料は資料の保存のページに掲載しています。
○資料の保存のページ
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preservation.html
第15回総合目録ネットワーク参加館フォーラムを開催しました
平成20年2月21日(木)、国立国会図書館関西館にて標記フォーラムを開催しました。総合目録ネットワーク参加館からの42館47名の参加のほか、関係機関等の参加者もあわせて、計74名の参加がありました。
当館からは、平成19年度の事業報告に加え、今後の総合目録ネットワークで検討していく統合検索の実例として、PORTAを中心にデジタルアーカイブ事業についての報告を行いました。
参加館からの報告は2件あり、まず、京都府立図書館の永木博美氏から、京都府図書館総合目録ネットワーク(K-Libnet)の機能や、このシステムを通じた相互貸借についての報告がありました。
続いて、北海道立図書館の桑原裕子氏から、平成19年度全道図書館研究集会の内容を中心に、相互貸借の現状や課題についての報告がありました。
これらの報告を踏まえて、大阪市立大学大学院の北克一教授より、「第二次総合目録ネットワークの将来を考える」と題する講演がありました。
参加者からは、K-Libnetの仕組みや運営、また、リクエストによる資料購入についてなど、参加館報告に対する質問が多く寄せられ、活発な意見交換が行われました。
(図書館協力課)
第4回レファレンス協同データベース事業参加館フォーラムを開催しました
平成20年2月22日(金)、国立国会図書館関西館にて、標記フォーラムを開催しました。
午前の部では、当館からの平成19年度事業報告に続き、大串夏身昭和女子大学教授から「レファレンスサービスの評価と、レファレンス協同データベースの役割」と題し、現在のレファレンスサービスを取り巻く環境の変化と、その中で本データベースの果たすべき役割についての基調講演がありました。
その後、福井県立図書館の宮川陽子氏、宮城県図書館の熊谷慎一郎氏から、それぞれ本データベースの活用に関する実践報告が行われました。
午後の部では、「ACADEMIC RESOURCE GUIDE」編集・発行者の岡本真氏から「レファレンス協同データベースに期待すること−Web標準、API公開、レファレンス再定義」と題し、図書館外部から見た本データベースの活用可能性と課題についての講演がありました。
また、秋田県立図書館の山崎博樹氏の司会によるパネルディスカッション「レファレンス協同データベースの役割を問い直す−レファレンスサービスが、もっと評価されるために−」では、パネリストとして、宮川氏、岡本氏のほか、東邦大学医学メディアセンターの牛澤典子氏、近畿大学中央図書館の寺尾隆氏、青山学院大学の小田光宏教授を迎えました。牛澤氏、寺尾氏、小田教授からは、それぞれ本データベースの運用、活用方法、研修の実践などにつき、報告や提言が行われました。会場からは、データベースの利活用をさらに積極的に推進するための方途について、質問や意見が相次ぎ、活発な議論が行われました。
参加者は当館および講師も含めて114名でした。アンケートでは「たいへん参考になった」といった声が寄せられるなど、高い評価をいただきました。
(図書館協力課)
平成19年度児童サービス連絡会を開催しました
平成19年11月21日、国際子ども図書館において、標記連絡会を開催しました。これは都道府県立図書館における児童サービスの現状と課題を把握し、情報共有を図るとともに、国際子ども図書館との連携・協力を強化することを目的とするものです。メンバーは特色のあるサービスを行っている9機関で、石川県立図書館、大阪府立中央図書館、岐阜県図書館、群馬県立図書館、東京都立多摩図書館、徳島県立図書館、福岡県立図書館、福島県立図書館、山口県立山口図書館でした。
この連絡会は、3年連続での開催を予定しています。今年度は、児童サービスの実際と課題(選書、催物、子ども向けホームページ等)をテーマに、質疑応答、意見交換を行いました。詳細は、『国際子ども図書館の窓』第8号(3月刊行予定)および国際子ども図書館ホームページで報告します。
なお、今後予定しているテーマは「学校図書館の支援への実際と課題」と「公共図書館への支援の実際と課題」です。
第93回全国図書館大会国立国会図書館関連行事(東京本館データベースフォーラム、見学会)が終了
平成19年10月31日(水)に、東京本館における「国立国会図書館データベースフォーラム」が好評のうちに終了しました。第93回全国図書館大会共催にともなう国立国会図書館関連行事でもあり、約280名の参加者のうち半数が図書館員の方々でした。
当日の配布資料は、当館ホームページに掲載しています。
○配布資料HP
http://www.ndl.go.jp/jp/dbforum/handouts.html
実施後のアンケートでは、当館のデータベースを紹介する機会として、今後も開催を望む声を多数お寄せいただきました。
この他に関連行事として、東京本館見学会、国際子ども図書館見学会を実施し、普段はご覧いただけない書庫等をご案内しました。また大会期間中の10月30日(火)には、分科会会場において当館の電子図書館事業を紹介する展示を行いました。
平成19年度都道府県及び政令指定都市議会事務局図書室職員等を対象とした研修を開催しました
平成19年10月19日(金)に、標記研修を東京本館で行い、42の都府県及び政令指定都市議会事務局から43名の参加がありました。この研修は、当館の地方議会に対する協力の一環として平成元年度より隔年で開催されていた連絡会議を拡充し、より実務に資するものにすることを目指したものです。昨年度に続き、今年度が2回目となります。
今回の研修は、要望の多かったレファレンスと調査業務を主な内容としました。はじめに当館の地方議会事務局への協力について簡単な紹介を行い、研修内容をよりよく理解していただくために当館紹介DVDを上映しました。その後、当館ホームページから利用できるレファレンスツールの紹介と、当館の立法調査サービスの概要とノウハウについての説明を、それぞれ実務担当者から行いました。また、議会官庁資料室と所管書庫の見学を行いました。研修終了後には希望者を対象に、閲覧室と書庫等を含む館内の見学を行いました。
終了後のアンケートでは、全体的に好評で、紹介されたツールが業務の役に立つという意見が多くありましたが、一方でより踏み込んだ内容や、時間をかけたテーマ別講義への要望も寄せられました。これらの意見を参考に、より実務者のニーズにあう研修を目指していきたいと考えています。
(総務部支部図書館・協力課)
平成19年度書誌調整連絡会議を開催しました
平成19年11月16日(金)、国立国会図書館東京本館で「平成19年度書誌調整連絡会議」を開催しました。この会議は、国内の書誌調整および書誌データの標準化を図るため、関連機関等と協議を行うものです。今回は、コメンテータとして研究者4名、関連諸機関から8名、当館職員4名が出席しました。
テーマは「書誌データの作成および提供:新しい目標・方針の設定」であり、当館から書誌データに関する方針の検討状況、国立情報学研究所から次世代目録の検討状況を報告しました。そのほか、平成19年度の当館の主な動き、全国図書館大会における件名標目をテーマとする分科会、IFLAダーバン大会の報告がありました。
コメンテータ・出席者からは、PORTA公開をはじめとする近年の当館の取り組みや方針案の内容に関して、多くの質問、活発な意見が出されました。
会議の内容は、『NDL書誌情報ニュースレター』3号(12/25掲載予定)、『国立国会図書館月報』3月号(564号)で紹介するほか、当館ホームページに概要と記録集を掲載する予定です。
●NDL書誌情報ニュースレター
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/index.html
●過去の「書誌調整連絡会議」記録集
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data_make.html#syoshi_conference
「国立国会図書館データベースフォーラム」(関西館開催)が終了
平成19年9月19日(水)に、関西館における「国立国会図書館データベースフォーラム−もっと知って使いこなす−」が200名を超える参加を得て終了しました。参加者の半数が図書館員、90%以上が近畿地方在住でした。
当日の配布資料は、当館ホームページに掲載しています。
第18回保存フォーラムの終了
平成19年9月28日、実務者を対象に、マイクロフィルムを長期保存していくために必要な対策および劣化の仕組みに関するフォーラムを開催しました。
配布資料および質疑応答の要約を資料の保存のページに掲載しています。
○資料の保存のページ
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preservation.html
第14回総合目録ネットワーク参加館フォーラムを開催しました
平成19年2月21日(水)、国立国会図書館関西館にて標記フォーラムを開催しました。総合目録ネットワーク参加館からの32館35名の参加のほか、関係機関等の参加者もあわせて、計58名の参加がありました。
フォーラムでは、まず、当館から平成18年度の総合目録ネットワーク事業報告を行いました。
続いて、参加館からの報告が2件あり、一つめとして、三重県立図書館企画調整課の渡邉恵子氏から、三重県における図書館情報ネットワーク(通称:MILAI)の構築経緯と機能、物流面での図書館ネットワークの実態などにつき紹介がありました。参加者からは、資料搬送の体制等について質問がありました。
さらに、参加館からの報告の二つめとして、富山県立図書館調査課長の林俊一氏から、富山県内での資料相互貸借の運用状況、経費負担や物流面での協力体制等につき紹介がありました。参加者からは、相互貸借にあたっての貸出館の経費負担について質問がありました。
意見交換では、総合目録ネットワークの次期システムの構想についての質問等がありました。
(図書館協力課)
第3回レファレンス協同データベース事業参加館フォーラムを開催しました
平成19年2月22日(木)、国立国会図書館関西館にて、標記フォーラムを開催しました。
午前の部では、当館からの平成18年度事業報告に続き、小田光宏青山学院大学教授が基調講演「日本のレファレンスサービスは今−成果共有型ネットワークの可能性−」で、本データベースを、これまでになかった成果共有型のネットワークと位置付け、その意義を示しました。
その後、近畿大学中央図書館の寺尾隆氏、吉田秀雄記念事業財団アド・ミュージアム東京広告図書館の粟屋久子氏から、大学図書館、専門図書館における本データベース活用の実践報告がなされました。
午後の部では、大串夏身昭和女子大学教授から「『調べ方マニュアル集』作成にあたって」と題し、調べ方マニュアルデータの作成と意義に関する解説がありました。
大串教授の司会によるパネルディスカッション「レファレンスサービスの醍醐味を語る−成果の共有から始まる次世代サービスの創造−」では、寺尾氏、粟屋氏、東邦大学医学メディアセンターの牛澤典子氏、東京都立日比谷図書館の進藤つばら氏から、研修、サービス評価、他館種の図書館との協力、広報活動などへの本データベースの活用が発表され、それを受けてコメンテーターの小田教授から、本事業の今後の展開について、研修への活用、コミュニケーション機能の充実、レファレンスサービスの評価の指標化、などの視点が示されました。
参加者は126名で、アンケートでは「各館の様々な取り組みを聞くことができ役に立った」といった声が寄せられるなど、高い評価をいただきました。
(図書館協力課)
旧帝国図書館建築100周年記念行事の終了
国立国会図書館国際子ども図書館の建物は、1906年の『旧帝国図書館』竣工から数えて2006年で100年を迎えました。これを記念し、次のとおり行事を開催しました。
○記念展示会
平成18年9月から平成19年2月にかけて、国際子ども図書館および東京本館において、関連する史料やパネルなどを展示し、帝国図書館から国立国会図書館支部上野図書館、国立国会図書館国際子ども図書館に至る歴史のほか、各閲覧室の新旧対比、改築された建物の技術的な側面を紹介しました。
○記念セミナー
平成18年9月30日に国際子ども図書館で開催したセミナーでは、まず午前の部で職員が案内する見学ツアーを行い、建物の歴史や構造、特色についてご説明しました。51名が参加し、通常はご覧いただけない屋根裏の木製の小屋組や、地下にある免震層部分などをご覧いただきました。
午後の部の講演会には84名の参加がありました。
第一部では、江戸東京博物館都市歴史研究室助教授の米山勇氏から「明治の近代建築」と題し、西洋建築の様式の変遷、西洋建築の日本への移植期である明治期建築の特色、旧帝国図書館の建物の雄大さなどについてお話いただきました。
第二部では、神戸芸術工科大学名誉教授の坂本勝比古氏から「旧帝国図書館と上野の杜の文化的ストック—近代建築発展の中で」と題し、帝国図書館建築までの軌跡と建築関係者の紹介、上野公園内の各文化施設の建築的特徴などについてお話いただきました。
○「旧帝国図書館建築100周年記念サイト」の公開
国際子ども図書館のホームページ上で「旧帝国図書館建築100周年記念サイト」を公開しています。建築関係の写真など約300点をデジタル化し、年代や館内の場所ごとに建物の変遷をご覧いただけます。
旧帝国図書館建築100周年記念サイト
※ご覧いただくにはAdobe社のFlashPlayerが必要です。
国立国会図書館データベースフォーラムを開催しました
平成18年12月7日(木)に標記フォーラムを開催し、259名の参加がありました。国会会議録などの国会情報、蔵書の目録・所在情報、調査のための情報源、デジタルアーカイブ等、当館が作成してホームページで提供しているデータベース/コンテンツについて、担当職員が紹介するという初の催しでした。
フォーラムにあわせてデータベース/コンテンツ概要シートを、会場で配布しました。当日の配布資料およびプレゼンテーション資料は、当館ホームページの「記録集・資料集」に掲載しています。
平成18年度都道府県及び政令指定都市議会事務局図書室職員等を対象とした研修を開催しました
平成元年度より隔年で開催されていた連絡会議を、本年度以降その内容をより充実させ、都道府県及び政令指定都市議会事務局図書室の実務者を対象とした研修として毎年実施することになりました。今回は平成18年10月20日に東京本館で行い、36の都道府県及び政令指定都市議会事務局から37名の参加がありました。
はじめに本研修のあり方や意義について説明を行い、その後具体的な研修内容に入りました。まず、NDL-OPACの使い方を中心に遠隔サービスの概要についてデモを交えて紹介し、次に当館のレファレンス・サービスの利用法、当館ホームページ上の各種レファレンスツールを紹介しました。最後に、当館が国会向けに提供している調査サービスの概要、一般のレファレンスとの違い、調査する上での注意点、調査の種類等について説明したうえで、資料室と書庫の見学を行いました。
質疑応答では、レファレンス協同データベース、レファレンス依頼方法、複写サービスについての質問のほかに、調査回答作成時の注意点や調査業務と著作権との関係について質問が多数寄せられました。
終了後のアンケートでは、NDL-OPACの具体的な検索方法の紹介が役に立った、当館ホームページ上で提供されているレファレンスツールの紹介が有用だったという意見が多数あったほか、当館の調査業務の説明が参考になった等の意見、調査業務に絞った研修をしてほしいとの要望も寄せられました。これらの意見を参考に、今後も実務者に役に立つ研修を充実させていく予定です。
(総務部支部図書館・協力課)
平成18年度「国立国会図書館長と大学図書館長との懇談会」を開催しました
平成18年11月7日、国立国会図書館(東京本館)で国公私立大学図書館協力委員会委員館および関係機関・団体の代表者を招いて、標記の懇談会を実施しました。
黒澤隆雄国立国会図書館長と野々山隆幸国公私立大学図書館協力委員会委員長(横浜市立大学学術情報センター長)のあいさつの後、当館からは、「国立国会図書館と大学図書館との連絡会」の活動、複写関係の利用サービス改善の取組、デジタルアーカイブ事業の展開、書誌作成・提供およびメタデータをめぐる検討状況について報告しました。
大学図書館および関係機関(国立情報学研究所)からは、大学図書館間の相互貸借・文献複写の現状、「次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業」と大学図書館の機関リポジトリ構築の現状について報告がありました。
報告終了後には、当館のインターネット情報の収集・利用に関する制度化の取組の現状、大学図書館が作成・収集した電子コンテンツの保存・提供における当館との連携、当館の大正期資料の電子化作業における著作権処理等の問題点、グーグル時代の書誌作成のあり方、書誌作成と電子テキストの同時収集の問題等について活発な議論が交わされました。また、大学図書館側から、アジア言語資料をNDL-OPACで検索可能とすること等について要望が出されました。
最後に、生原至剛副館長が閉会あいさつを述べて、懇談会は終了しました。
(総務部支部図書館・協力課)
国際子ども図書館 展示会関連講演会等の終了
国際子ども図書館では、展示会「北欧からのおくりもの−子どもの本のあゆみ」の関連行事として、聖心女子大学教授で翻訳家の冨原眞弓先生と東海大学助教授で当展示会監修者の福井信子先生を講師に迎え、平成18年7月15日(土)午後1時から講演会およびギャラリートークを開催しました。講演会は95名、ギャラリートークは35名の参加がありました。
第1部は「近くて遠いムーミン谷」と題する冨原先生の講演で、トーヴェ・ヤンソンの人物像とその作品の紹介が行われました。数多くのヤンソン作品から「ムーミン谷」についての記述を引用し、また、ヤンソンの最後の絵本作品である『ムーミン谷へのふしぎな旅』(1977年刊)に触れながら、作品の構成や仮想の世界への導入についてわかりやすい解説とともに、ヤンソン作品を深く味わうことのできる示唆に富んだ講演でした。
第2部の「北欧へのいざない—北欧の子どもの本と展示会の見どころ」と題する福井先生の講演では、まず、子どもの詩の朗読がCDで紹介され、各国・地域の言葉の響きを味わいました。次いで、展示資料のうち時代順に構成された部分について、時代性や作品の背景などの紹介がありました。また、テーマ別に展示した部分については、それぞれのテーマと特徴のある資料について詳しい解説が行われ、展示会の意義と資料についての理解を深める有意義な講演でした。
国際子ども図書館展示会および「子ども読書の日」関連講演会を開催しました
国際子ども図書館では、展示会「もじゃもじゃペーターとドイツの子どもの本」に関連して、また「子ども読書の日」の行事として、前お茶の水女子大学学長の本田和子(ほんだますこ)氏を講師に迎え、平成18年4月22日(土)午後2時から講演会「児童文学に見る子ども像−もじゃもじゃの系譜」を開催しました。当日は、83名の参加がありました。
この講演は、古今東西の児童文学に登場する魅力的な主人公たちの中から、「もじゃもじゃ頭」で作品世界を飛び回る主人公を選び出し、「もじゃもじゃ」が象徴するものについて考える、というテーマで行われました。
「もじゃもじゃ」の頭は、大人のしつけを拒むいたずらっこの象徴でもありますが、単なるいたずらっこの域を超え、それ以上の意味を託された作品として二つの作品が紹介されました。一つは近代化が進むドイツにあって、文明ゆえの病を癒し、アルプスを舞台に自然の力を謳い上げた『ハイジ』(ヨハンナ・スピリ著)、もう一つはスピードと効率を価値基準とする現代社会を崩壊から救った『モモ』(ミヒャエル・エンデ著)です。
「もじゃもじゃ」が大人たちから忌避されるのは、既成の社会的秩序感覚と子どもの自然感覚のずれという、大人と子どもの価値観の違いから生じる葛藤ではないかという指摘とともに、子どもや若者が既成の秩序に反旗を翻す手段として、物語のなかでしばしば「髪の毛」が選ばれる理由に、生命力の象徴、内と外の境界、制度介入の余地の3点が提示されました。
日本神話や『万葉集』『伊勢物語』を初め、明治政府による断髪令など「髪の毛」にまつわる多くの事例を挙げながら講演が進められ、現代を「もじゃもじゃ」不在の時代と位置付けました。
児童文学から「もじゃもじゃ」たちを抽出しつつ、それらが産み出された時代との相関関係を読み解き、現在の状況に注意を喚起する広い視野を備えた意義深い講演でした。
第13回総合目録ネットワーク参加館フォーラムを開催しました
平成18年2月23日(木)、国立国会図書館関西館第1研修室にて標記フォーラムを開催しました。総合目録ネットワーク参加館から43館48名の参加があったほか、関係機関等の参加者とあわせて、計70名の参加がありました。
フォーラムでは、まず、当館から平成17年度の総合目録ネットワーク事業報告を行い、次に本事業の中期計画の策定に向けた課題を整理して報告しました。また、総合目録データベースと各都道府県の総合目録ネットワークとの統合検索へ向けた検索機能の拡張、事業参加館構成の改編、円滑な相互貸借のための支援強化等、中期的な方向性についての考え方を提示しました。
報告事項についての質疑では、現在のデータ提供館と各都道府県の総合目録ネットワークとの関係や、相互貸借資料の搬送経費の課題等についての質問がありました。
続いて、参加館からの報告としては、又吉賢一沖縄県立図書館資料課主事から、実践を通じた「デジタルの価値と可能性」をテーマに、同図書館における郷土資料のマイクロ化・デジタル化とデジタルコンテンツの製作、遠隔地の利用者を対象とした移動展等による県民への広報活動、「今後の沖縄県立図書館の在り方」の策定などの取組みについてご紹介いただきました。
意見交換では、沖縄県立図書館の取組みの詳細について質問があったほか、総合目録ネットワークシステムを通じた相互貸借の運用管理に関する質問や、各都道府県の総合目録ネットワークが、統合検索されるために必要とされるシステム的な推奨環境を提示してほしいという要望が出されました。
当日は、別会場に展示コーナーを設け、当館の事業についてビデオ上映やパンフレット等で紹介を行ったほか、沖縄県立図書館による移動展等のデモを行いました。
(図書館協力課)
第2回レファレンス協同データベース事業参加館フォーラムを開催しました
平成18年2月24日(金)国立国会図書館関西館大会議室にて、標記フォーラムを開催しました。参加館・関係機関職員から140名、当館職員30名の参加がありました。参加館・関係機関からの参加者の内訳は、都道府県立図書館34館40名、政令指定都市立図書館10館10名、市区町村立図書館21館24名、大学図書館35館45名、専門図書館2館2名、その他関係機関4機関9名、国立国会図書館支部図書館1機関3名、講演者等7名でした。
フォーラムでは、当館から今年度の事業の経過報告を行った後、大串夏身昭和女子大学教授による基調講演が行われました。講演では、「レファレンス協同データベースの可能性」と題して、レファレンス事例と調べ方マニュアルの研修効果と実践について解説いただきました。
続いて、東京都立中央図書館の進藤つばら氏、慶應義塾大学信濃町メディアセンターの酒井由紀子氏が、都道府県立図書館、医学図書館における活用について報告されました。
さらに、小田光宏青山学院大学教授の司会により、「レファレンス協同データベースを業務に活かす実践的ノウハウ」をテーマとして、パネルディスカッションが行われました。ここでは、秋田県立図書館の山崎博樹氏、立川市中央図書館の斎藤誠一氏、同志社大学総合情報センターの井上真琴氏、および当館主題情報部の石渡裕子の4名のパネリストから、レファレンスサービスのみならず、研修、選書、広報活動等、様々な業務に同データベースを活用した実践事例が示されました。また小田氏からは、事業の発展のための視点として、システムの機能拡張、データを活用した様々な活動の促進、データ品質を高めるための取組みの必要性についての指摘がありました。
終了時に実施したアンケートでは、フォーラムの内容について、「実践に活かせるノウハウを多く聞くことができ役に立った」等の声がよせられるなど、高い評価を頂きました。また、コメント機能など、参加館相互協力のために追加したシステム新機能については、約8割の方から、利用したいという回答いただき、今後の事業の展開について、有益な示唆をいただきました。
来年度も、内容を工夫し、事業参加館の情報交換の場として、フォーラムを開催していきたいと考えています。
(電子図書館課)
国際子ども図書館展示会関連講演会を開催
国際子ども図書館では、展示会「もじゃもじゃペーターとドイツの子どもの本」に関連して、吉原 高志氏(本展監修者、関東学院大学教授)を講師に迎え、平成18年2月4日(土)午後2時から、講演会「ドイツの子どもの本の歴史」を国際子ども図書館3階ホールにて開催しました。当日は、97名の参加がありました。
講演では、始めに、17世紀ヨーロッパにおける「子ども」という観念の発見から、18世紀啓蒙主義の時代にいたるドイツ語圏を中心とした子どもの本の状況について、子どもの本のはじまりといわれる『世界図絵』の出版等を採り上げながら、紹介が行われました。
続いて、19世紀初頭のドイツロマン派時代の子どもの本の双璧といえる、童謡集『少年の魔法の角笛』とグリム兄弟の『子どもと家庭のための昔話』について採り上げ、両作品のメルヘンとしての特徴が述べられました。
そして、19世紀半ばに誕生した『もじゃもじゃペーター』の成立について、一見啓蒙主義的でありながら、子どもを大人とは違う独自の存在としてとらえ、「ナンセンス」の要素も持っているなどの視点から、お話いただきました。
最後に、20世紀における子どもの本について、ケストナーの文学に見る対立と統一というドイツ的特質や、反権威主義的児童文学からファンタジーの復権に至るまでの流れを、エンデ、ヴェルフェルなどの作品に言及しつつ、概観していただきました。
講演で採り上げた作品をスクリーンに映写しながらわかりやすくお話しいただき、本展示会についてや、ドイツ語圏の子どもの本に対する理解を深めることができました。
■次回の国際子ども図書館展示会関連講演会のお知らせ
展示会「もじゃもじゃペーターとドイツの子どもの本」に関連して、また、「子ども読書の日」(4月23日)関連催物として、下記のとおり講演会を開催します。
テ ー マ:「児童文学に見る子ども像—もじゃもじゃの系譜」(仮称)
| 日時: | 平成18年4月22日(土)午後2時から |
| 会場: | 国際子ども図書館3階ホール |
| 講師: | 本田 和子氏(前お茶の水大学学長) |
講演会は終了しました。
■展示会についてのご案内
「もじゃもじゃペーターとドイツの子どもの本」
『もじゃもじゃペーター』は、1844年にドイツの医師ハインリヒ・ホフマンがわが子のために作り、たちまちのうちに多くの国に広まった絵本です。国際子ども図書館では、この絵本を中心に、約230点の絵本・児童書等を紹介する展示会を行っています。
| 開催期間: | 平成18年1月28日(土)〜平成18年7月2日(日) |
| 休館日: | 月曜日、5月5日を除く国民の祝日・休日、資料整理休館日(毎月第3水曜日) |
| 開催時間: | 午前9時30分〜午後5時 |
| 会場: | 国際子ども図書館3階 本のミュージアム |
| ※入場無料 | |
詳細は、国際子ども図書館ホームページ「展示会のお知らせ」をご覧ください。
国際子ども図書館展示会関連の公開対談を開催
国際子ども図書館は、展示会「ゆめいろのパレットII−野間国際絵本原画コンクール入賞作品 アジア・アフリカ・ラテンアメリカから」に関連して、スズキコージ氏(画家、野間国際絵本原画コンクール国際審査員)および松本猛氏(安曇野ちひろ美術館館長、野間国際絵本原画コンクール国際審査員)を対談者に迎え、平成18年1月10日(火)午後2時30分から、公開対談「「ゆめいろのパレットII」の原画と絵本を語る」を国際子ども図書館3階ホールにて開催しました。当日は、80名の参加がありました。
公開対談では、野間国際絵本原画コンクール国際審査員である両氏が、展示していた原画や絵本の魅力について語ってくださいました。また、グランプリ受賞作の「ジルーのうち」(ボロルマー・バーサンスレン:モンゴル)や、次席受賞作の「雷神」(ツェン・ロン:中国)をはじめ、いくつかの原画を取り上げ、その作品の優れた点について様々な視点からお話しいただきました。
公開セミナー「スマトラ沖地震・津波による文書遺産の被災と復興支援」を開催しました
平成17年12月6日、東京本館において、標記の公開セミナーを開催しました。この公開セミナーは、大きな被害をもたらしたスマトラ沖地震・津波の発生から一年が経つのを機に、文書遺産の保護のための災害予防や復興支援のあり方を議論することを目的としたもので、当日は168名の参加がありました。
詳細およびセミナーの様子(写真)はこちらをご覧ください。
(収集部資料保存課)
特別展示「描かれた動物・植物−江戸時代の博物誌−」と展示会関連講演会を開催
国立国会図書館は、日本でも有数の江戸時代の博物誌(本草学)関係コレクションを所蔵しています。それらの資料を紹介するために、10月14日(金)から27日(木)まで東京会場(東京本館)で、また、11月15日(火)から28日(月)まで関西会場(関西館)で、慶應義塾大学名誉教授 磯野直秀氏の監修のもと、特別展示「描かれた動物・植物−江戸時代の博物誌−」を開催しました。
この展示会では、江戸時代を代表する博物学者小野蘭山が講義に用い、余白なく書き込みを加えた『本草綱目草稿』、江戸の園芸の世界を伝える美しい『小おもと名寄(なよせ)』、尾張熱田の新田に迷い込んだアザラシを描いた『海獣図』など、江戸博物誌の歴史を概観できる資料や、動物・植物を細密に描いた図画資料を中心とする、およそ160点の所蔵資料を展示しました。さらに、財団法人東洋文庫のご協力を得て、滝沢馬琴自筆の『禽鏡』など関連する資料6点をお借りして、展示しました。
また、会期中の10月22日(土)、11月19日(土)にそれぞれ東京会場と関西会場で、監修者磯野氏による講演会を開催し、日本全国の図書館、博物館に所蔵される博物誌資料の話や、現代の科学とは全く異なる視点を持つ江戸時代の博物誌の世界についてお話しいただきました。
東京会場・関西会場ともに好評のうちに展示会は終了しましたが、展示資料の画像や解説は、当館ホームページの電子展示会「描かれた動物・植物−江戸時代の博物誌−」でご覧いただけますので、こちらもご利用ください。展示図録は、紀伊國屋書店より発売中です(12月2日現在)。
平成17年度「国立国会図書館長と大学図書館長との懇談会」を開催
平成17年11月2日、国立国会図書館(東京本館)で国公私立大学図書館協力委員会委員館および関係機関・団体の代表者を招いて、標記の懇談会を実施しました。
黒澤隆雄国立国会図書館長と土屋俊国公私立大学図書館協力委員会委員長(千葉大学附属図書館長)の挨拶の後、当館からは、インターネット情報の収集・利用に関する制度化、デジタルアーカイブポータルの構築、科学技術関係情報の整備にかかわる当館の取組み等について紹介しました。
大学図書館からは、大学図書館間の書誌ユーティリティであるNACSIS-CAT/ILLの現状と課題解決への取組み、千葉大学学術成果リポジトリ(CURATOR)を嚆矢とする、大学における機関リポジトリの構築について報告がありました。
報告終了後には、ウェブアーカイブの問題を中心に活発な議論が交わされました。特にインターネット情報の収集・保存の範囲、ワンストップ・ポータルの実現可能性や大学側における機関リポジトリ等との関連などについて質疑応答が行われ、今後当館と大学図書館との連携を更に具体的に進める必要があるとの認識を深めた内容となりました。
最後に、安江明夫副館長が閉会挨拶を述べて終了しました。
(総務部支部図書館・協力課)
平成17年度 都道府県及び政令指定都市議会事務局図書室職員等との連絡会議を開催
平成17年10月21日、東京本館にて、標記の連絡会議を実施しました。この連絡会議は2年に一度開催しています。今回は37の都道府県及び政令指定都市議会事務局から41名の参加がありました。
当館からはまず、当館のレファレンス・サービスの利用法、当館ホームページ上の各種レファレンスツール(一般的なもの・国会会議録等特に議会サービスに利用できるもの)を、パソコンを使用したデモもまじえて紹介しました。次に、当館が国会向けに提供している調査サービスと一般のレファレンスとの違い、調査する上での注意点、調査の種類等について説明しました。
懇談・意見交換では当館の業務に関する質疑のほか、各議会事務局の図書管理システム・貸出システムの紹介、司書有資格者がいない図書室での複写業務の実際などについて、活発に意見交換が行われました。最後に国会レファレンス課事務室・書庫と議会官庁資料室を見学しました。
終了後のアンケートでは、当館ホームページ上で提供されているレファレンスツールの紹介が有用だったという多数の意見のほか、調査業務の位置づけが参考になった、他の事務局の状況がわかってよかった等の意見、調査業務にしぼった研修の要望も寄せられました。これらの意見を参考に、今後も実務者に役に立つ研修、相互理解の場としての連絡会議をより充実させていく予定です。
(総務部支部図書館・協力課)
国際子ども図書館展示会関連の講演会を開催
展示会「ロシア児童文学の世界−昔話から現代の作品まで」に関連して、松居 直氏(福音館書店相談役)を講師に迎え、平成17年9月3日午後2時から講演会「ロシアの絵本を日本の子どもに」を国際子ども図書館3階ホールにて開催しました。当日は、83名の参加がありました。
講演では、終戦後のロシア文学との出会い、福音館の編集者として月刊物語絵本「こどものとも」を創刊し、昔話「大きなかぶ」、「てぶくろ」などのロシアの絵本を世に送り出したこと等の回想が語られました。
また、ことばが絵を生かし、絵がことばを支える絵本の魅力について解説されました。更に、ラチョフやマーブリナの絵の味わい方を述べられ、編集者としての長年の経験に裏付けられた児童書への思いを披瀝されました。
シンポジウム「バリアフリー図書の普及を願って-図書館と出版の協働」を開催
平成17年7月20日(水)午後1時から午後5時まで、国際子ども図書館3階ホールにおいて、シンポジウム「バリアフリー図書の普及を願って-図書館と出版の協働」を日本国際児童図書評議会(JBBY)との共催により開催しました。当日は103名の参加がありました。
第一部は、スウェーデンやさしく読める図書基金所長のブロール・トロンバッケ氏による「やさしく読める図書の出版—スウェーデンの経験から」と題する基調講演がありました。同氏は、障害のある人だけでなくすべての人にとって、なぜ、「やさしく読める」ことが必要であるかを民主主義と社会参加の観点から説明し、スウェーデンにおける具体的実践について資料を示しながら、報告を行いました。
第二部では、攪上(かくあげ)久子氏(JBBY世界のバリアフリー絵本展実行委員長)をコーディネーターとしてディスカッションを行いました。まず、山内薫氏(東京都墨田区立緑図書館・日本図書館協会障害者サービス委員会)、脇谷邦子氏(大阪府立中央図書館)、鴻池 守氏(編集者)、高倉嗣昌氏(ふきのとう文庫理事長・北海学園大学教授)による日本のバリアフリー図書に関する4つの報告がありました。その後、トロンバッケ氏を交えた質疑・討論が行われ、フロアからは、報告に対する質問や今後のバリアフリー図書に関しての提案など活発な発言がありました。
なお、このシンポジウムの記録は、国際子ども図書館ホームページに掲載する予定です。
国際子ども図書館展示会関連講演会を開催
展示会「ロシア児童文学の世界−昔話から現代の作品まで−」関連講演会として三木卓氏(詩人・小説家・童話作家)を講師に迎え、平成17年5月28日午後2時から講演会「ロシア児童文学の思い出」を国際子ども図書館3階ホールにて開催しました。当日は、103名の参加がありました
講演では、三木講師が子どもの頃に親しんだトルストイの童話等の読書体験にはじまり、自然と動物描写に優れたロシア児童文学の特質を紹介されました。
また、日本で親しまれている『おおきなかぶ』、『3びきのくま』、『てぶくろ』などの昔話を例にあげて絵本の楽しさについて語られ、最後に、日本のロシア児童文学に携わる人びとの系譜を紹介されました。
講演会終了後、展示会場において、本展示会の監修者松谷さやか氏によるギャラリートークが行われ、83名の参加がありました。
国際子ども図書館「子ども読書の日」関連行事講演会を開催
「子ども読書の日」の行事として、中村柾子青山学院女子短期大学・立教女学院短期大学非常勤講師を講師に迎え、平成17年4月23日午後2時から講演会「子どもといっしょに絵本の世界へ」を国際子ども図書館3階ホールにて開催しました。
中村講師は、長年保育・幼児教育に携わってきた経験に基づき、年齢・発達段階においてそれぞれに異なる子どもと読書の関係、読み聞かせの意義、お話や絵本が持つ楽しさと体験の重要性、子どもたちが想像力を育み、人生を豊かなものにするために大人が果たすべき役割について、絵本を紹介しながら、講演をされました。当日は土曜日で、展示会「ロシア児童文学の世界」の初日ということもあり、89人(大人74人 子ども15人)の参加がありました。
第12回総合目録ネットワーク参加館フォーラムを開催しました
平成17年2月23日(水)、国立国会図書館関西館大会議室にて標記フォーラムを開催しました。上記ネットワーク参加館からは、47館51名の参加があったほか、関係機関等の参加者とあわせて、計73名の参加がありました。
フォーラムでは、まず、当館から平成16年度の総合目録ネットワーク事業報告と、検索機能のインターネット一般公開(平成16年12月6日)後のシステム・参加館の状況を説明しました。
続いて、北克一大阪市立大学大学院教授から、総合目録の今後を展望するにあたって留意すべき最近の技術・標準化の動向、各種総合目録モデルおよび当総合目録事業の現状と課題の3点について、講演いただきました。
さらに、参加館からの報告としては、福市信鳥取県立図書館資料課整理係長に、県民の仕事やくらしに役立つ図書館を目指して、行政等の各種機関と幅広く連携した同図書館の取組みについてご紹介いただきました。
意見交換では、鳥取県立図書館の取組みの詳細に関して質問があったほか、北教授から、横断検索システムや当総合目録事業の円滑な運用のための助言等をいただきました。また参加館から、総合目録一般公開後、他地域からの問い合わせが増加した旨の報告がありました。
(図書館協力課)
レファレンス協同データベース実験事業参加館フォーラムを開催しました
平成17年2月24日(木)国立国会図書館関西館大会議室にて、標記フォーラムを開催しました。このフォーラムは、参加館および関係機関職員を対象として開催したもので、公立図書館職員72名、大学図書館職員36名、専門図書館その他関係機関職員7名、当館職員18名、講演者・パネリスト4名、計137名(100機関)の参加がありました。
午前の部では、事務局から事業概要を報告の後、小田光宏青山学院大学教授と大串夏身昭和女子大学教授の講演が行われました。小田教授の講演では、この実験事業の意義や位置付けについて、図書館情報学の観点や、レファレンス・サービスの実態の観点から解説いただきました。大串教授の講演では、レファレンス事例データベースの活用方法について、実務での活用や研修での活用等、具体的に紹介いただきました。
午後の部では、事務局から平成16年度のシステム開発事項を説明の後、講演者の小田教授、大串教授に、立川市中央図書館の斎藤誠一氏と多摩大学メディア&インフォメーション・センターの池田剛透氏を加えて、パネルディスカッションを行いました。パネリストや参加者からは、事例データ数の増大がまず必要であること、事例データの品質向上のためには、事例データ作成ガイドラインが必要であること等の意見が出されるとともに、今後の事業展開への強い期待が示されました。
参加者へのアンケートでは、非常に高い評価を頂き、また、次回フォーラムの内容として、参加館職員の情報交換や参加館の報告を望む声が多数寄せられました。来年度も、開催時期や内容を工夫し、フォーラムを開催していきたいと考えています。
(電子図書館課)
国際子ども図書館展示会「本にえがかれた動物展II−十二支を手がかりに−」関連講演会を開催しました
国際子ども図書館で現在開催中の展示会「本にえがかれた動物展II−十二支を手がかりに−」の関連行事として、大島建彦東洋大学名誉教授(日本民俗学会理事)を講師に迎え、平成17年1月22日午後2時から、講演会「十二支と日本人」を国際子ども図書館3階ホールにて開催しました。53名の参加がありました。
講演では、まず、中国では紀元2世紀の漢の時代から「十干」と「十二支」を組み合わせて年・月・日・時刻や方位を表すことが行われるようになり、日本では中国の暦法をそのまま取り入れていること等についての説明がありました。
続いて、十二支の動物を「この国土にすまない動物」(羊、虎、龍)、「山にすんで人と隣りあう動物」(兎、猿、猪)、「山と里の間で人とかかわりあう動物」(鼠、蛇)、「里にあって人に飼われる動物」(牛、馬、鶏、犬)の四つに類別し、それぞれの動物ごとに文献や昔話を引用しながらその動物にまつわる民俗・風習についての解説がありました。
各地の干支の動物に関する行事や祭、伝説などをお聞きし、干支の動物がいかに日本人と深く関わり、親しまれているかについての理解を深めることができました。
(国際子ども図書館)
国際セミナー「デジタル時代のドキュメント・デリバリー・サービス」を開催しました
平成16年12月15日(水)、標記のセミナーを関西館において開催しました。このセミナーは、電子情報環境下において欧米の主要機関がどのようなビジョンや戦略のもとにドキュメント・デリバリー・サービス(DDS)を展開しようとしているかを探ることを目的に開催したもので、169名の参加者を得ました。
講師としてお迎えした米国研究図書館協会蔵書・利用プログラム部長のメアリー・ジャクソン氏は、電子ジャーナルやオープンアクセス等の10のトレンドを取り上げて、DDSに与える影響を展望し、今後少なくとも20年間はDDSが消えることはないとの見解を示しました。また、英国図書館セールス・マーケティング部長のマット・フレガー氏は、ビジネスプロセスの変革、電子ドキュメントデリバリー、情報アクセスの一元化の3点から、同館のビジョンと戦略を述べました。ハノーバー大学図書館/情報技術図書館長のウーヴェ・ローゼマン氏は、ドイツに拠点をおくDDSであるsubitoと学術ポータルvascodaの現況と課題を紹介しました。
DDSをめぐる状況は流動的ですが、今後ともDDSが情報流通の連鎖の一翼を担うという点では各氏とも意見が一致しました。Googleによる図書館蔵書デジタル化のニュースや、インターネットの検索サービスがDDSに及ぼす影響など、ホットな話題が取り上げられ刺激的な内容となりました。
セミナーの概要は、『国立国会図書館月報』4月号に掲載予定です。また、記録集も刊行する予定です。
国際子ども図書館展示会「本にえがかれた動物展II—十二支を手がかりに—」関連行事を開催しました
国際子ども図書館で現在開催中の展示会「本にえがかれた動物展II−十二支を手がかりに−」の関連行事として、講演会と演奏会を、国際子ども図書館3階ホールにて開催しました。
1.講演会「人はなぜ動物絵本を読むのか」
平成16年11月6日(土)午後2時から、京都大学大学院教育学研究科教授矢野智司氏を講師にお迎えして開催し、62名の参加がありました。
絵本には必ずといっていいほど動物が登場しますが、それはどういう理由によるのかということについて、動物−人間学の立場から『もりのなか』、『おなかのすくさんぽ』などの動物絵本を読み解きながら、人間にとって動物が持つ意味についてお話しいただきました。人間は動物性を否定することによって人間となりますが、人間が作り上げた社会の有用性や秩序の論理を一旦否定(脱人間化)することによって、内奥性=動物性が開かれ、生きることの深さに触れることができる、人間は動物と出会うことによって自分が抱えている二重構造をもっとも意識させられる、そういう意味で動物絵本は人間化と脱人間化を安全に促すメディアである、というお話で、展示会のテーマをより深めることができた講演でした。
2.演奏会「楽器が奏でる十二支の動物たち」
12月5日(日)、午後1時30分からと午後3時からの2部構成による演奏会を開きました。第1部では子から巳までの動物が登場する曲、第2部では午から亥までの動物が登場する曲、計20曲あまりについて、東京藝術大学学生有志5名の皆さんの歌や、フルート・バイオリン・ピアノによる演奏を楽しんでいただきました。親子連れを中心に、のべ240名の参加があり、童謡やわらべうたなどの曲にあわせて歌っている子どもも多く見受けられ、会場全体が楽しい雰囲気に包まれました。
なお、平成17年1月22日(土)には、上記展示会関連の講演会「十二支と日本人」を開催します。内容は、日本人のくらしにおける、十二支の動物とのかかわりかたについてです。詳細・申込方法は、国際子ども図書館ホームページ講演会のお知らせをご覧ください。
平成16年度 国立国会図書館長と大学図書館長との懇談会を開催
平成16年10月20日(水)、国立国会図書館新館大会議室(東京本館)で国公私立大学図書館協力委員会委員館および関係機関・団体の代表者を招いて、標記の懇談会を実施しました。
黒澤隆雄国立国会図書館長と細野公男国公私立大学図書館協力委員会委員長(慶應義塾大学メディアセンター所長)の挨拶の後、当館からは、「国立国会図書館ビジョン2004」と活動評価制度、デジタル・アーカイブ構築、電子情報保存にかかわる当館の取組み等について報告しました。
大学図書館からは、大学図書館間協力における資料複製に関わる著作権の問題に対する取組み、日韓の大学図書館間で行われている図書館間貸出しおよび複写の実験的プロジェクト、国立情報学研究所のILL文献複写等料金相殺サービスの現状について報告がありました。
報告終了後には、活動評価のあり方、電子書籍の提供、パッケージ系電子出版物の保存、ILLに関連する著作権問題などについて質疑応答が行われ、最後に、大滝則忠副館長が閉会挨拶を述べて終了しました。
(総務部企画・協力課)
平成16年度 国立国会図書館長と都道府県立及び政令指定都市立図書館長との懇談会を開催 〜平成16年7月5日、東京本館にて〜
この懇談会は、当館と公共図書館との連携を図るために昭和34年からほぼ毎年開催され、今年で40回目になります。全国の都道府県立および政令指定都市立図書館のうち60館から70名の参加がありました。
当館からは、北山千代総務部司書監が「平成15年度活動報告と今後の計画」と題して、昨年度の当館の各種事業を報告しました。続いて、和中幹雄総務部副部長が「国立国会図書館における電子図書館事業の今後の取り組み」、児玉史子図書館協力課長が「総合目録ネットワーク事業の進捗について」、武藤寿行電子図書館課長が「レファレンス協同データベース実験事業の進捗状況」の各報告を行いました。
引き続き公共図書館側からは、山川悦男県立長野図書館長による「役に立つ図書館創りをめざして—あすの未来を拓く図書館力の創造を夢見て—」と、松井英治岡山県立図書館長による「新岡山県立図書館の開館に向けて」と題した報告がありました。
懇談は、事前に当館が実施した電子図書館・研修事業・広報についてのアンケート結果を報告し、公共図書館側から寄せられた要望・意見に答える形で進行しました。電子図書館サービスに関連した当館への期待、研修の充実、図書館間貸出しの冊数制限緩和などが取り上げられました。
(企画・協力課)
国際子ども図書館展示会「蓮の花の知恵−インドの児童文学」関連講演会を開催しました。
平成16年5月22日(土)、国際子ども図書館3階ホールにて、展示会「蓮の花の知恵−インドの児童文学」関連講演会を開催し、133名が参加しました。
最初に、本展の監修者である鈴木千歳氏(インド児童文学の会代表)から本展のコンセプトと構成の解説、日本に伝播したインドの説話や日本語で出版されたインドの児童書についての紹介をいただきました。
Manorama Jafa氏(国際児童図書評議会(IBBY)インド事務局長・インド児童文学者)による講演会「パンチャタントラ:世界で最古の子どものお話集」では、世界最古の子どものためのお話集で、世界最初の動物寓話集でもある「パンチャタントラ」について、そのいわれ・伝説や内容の紹介がありました。
坂田貞二氏(拓殖大学教授)による講演会「インドに伝わる知恵とこころ:北インドの昔話・なぞなぞ・子守歌から」では、現地調査した際に録音した生の語りを流しながら、インドにおける口承伝承の状況について説明いただきました。
席は満席で、参加者も熱心に耳を傾け、講演後の質疑応答も活発でした。
今回の講演会を通して、インドが昔話の宝庫といわれ、それが世界中に伝播し、各国の昔話や文学に影響を与えていることが理解できました。日本でよく知られている昔話が、遠いインドから伝わってきたことを知って、インドが身近に感じられます。
国際子ども図書館連絡会議を開催しました
平成16年5月19日、国際子ども図書館3階ホールにおいて国際子ども図書館連絡会議を開催しました。当日は、当館から5名、外部から14機関16名の出席がありました。
会議では国際子ども図書館から、平成15年度の活動と今後の計画について報告しました。意見交換の場では、多くの質問や要望があり、国際子ども図書館の将来に対する期待が大きいことが感じられました。
また、それぞれの機関が国際子ども図書館とどのような協力ができるのかという点についても具体的な意見を聞くことができ、より一層の連携協力の必要性を認識することができました。
「国の典拠ファイル」の構築 第4回書誌調整連絡会議を開催
平成15年11月21日(金)、国立国会図書館東京本館で「第4回書誌調整連絡会議」を開催しました。この会議は、国内の書誌調整および書誌データの標準化を図るため、関連機関等と協議を行うものです。今回は、「名称典拠のコントロール」をテーマに、典拠コントロールの現状と「国の典拠ファイル」の構築について意見交換を行いました。参加者は、研究者2名、関連機関から8名、当館職員6名でした。電子化を含む情報の洪水の中で、図書館が蓄積してきた資料への適切なアクセス提供手段である典拠コントロールについて、伝統的図書館資料の状況を明確にして問題点を共有し、国立国会図書館を中心にした「国の典拠ファイル」の共同作成および「国の典拠ファイル」共有のための方法を検討することの必要性が確認されました。
会議の内容は、『国立国会図書館月報』515号、『全国書誌通信』117号、当館のホームページで紹介するほか、記録集を刊行する予定です。
(書誌部書誌調整課)
アジア情報サービスに関するシンポジウムを開催 〜平成15年11月19日 国立国会図書館関西館にて〜
「アジアへの知的探求と図書館サービスの新展開」をテーマとして、内外の専門家による報告および討論を行いました。午前中の基調報告では、東京外国語大学の藤井毅教授が文部科学省21世紀COEプログラムのアジア・アフリカにおける近代諸語史資料の収集・保存・共有事業を中心に、また、東南アジア図書館人会議事務局長のラマチャンドラン氏が東南アジア諸国の情報資源の現状について国立国会図書館と比較しながら報告しました。午後は、テーマに即して各国から報告があり、討論では会場からの質問に答える形で、アジア情報の収集におけるフィールドオフィスの活動、アジア諸国の官報・新聞など劣化資料の保存に関する国際プロジェクト等について議論が行われました。
参加者は、近畿圏を中心に114人で、参加者の所属は、大学図書館が46%、次いで公共図書館が13%、他の図書館を含めると約60%が図書館関係者でした。
終了後のアンケートでは「国内外の研究機関・図書館の取り組みがよくわかった」、「アジアの、国を超えたレベルでの図書館協力が必要であるとわかった」、「多岐にわたる情報を海外からの生の声で知ることができ、大変貴重な機会だった」などの感想が寄せられ、内容については概ね好評でした。一方、「討論の時間がもう少し欲しかった」などの意見もありました。
なお、講演者の予稿および当日の発表資料は、アジア情報サービスに関するシンポジウム(終了)に掲載しています。討論を含めた当シンポジウムの概要は、『国立国会図書館月報』に掲載し、また、記録集を刊行する予定です。
国際シンポジウム「国際アンデルセン賞の軌跡」を開催
平成15年12月1日(月)、東京国立博物館平成館大講堂にて、エイダン・チェンバース氏(2002年国際アンデルセン賞作家賞受賞者)、リーナ・マイセン氏(国際児童図書評議会前事務局長)、ジェイ・ヒール氏(2000年・2002年の国際アンデルセン賞審査委員長)の3名を講師に迎え、標記シンポジウムを開催しました。参加者数は約220名で、皇后陛下もご臨席くださいました。
黒澤隆雄国立国会図書館長、亀田邦子JBBY(日本国際児童図書評議会)会長の開会挨拶の後、富田美樹子国際子ども図書館長の総合司会のもとに、第1部では上記講師3名による講演、第2部では島多代IBBY(国際児童図書評議会)前会長をモデュレーター、講師3名をパネリストとするパネルディスカッションを行いました。
このシンポジウムで、50年にわたるIBBYの活動のシンボルである「国際アンデルセン賞」の軌跡について認識を共有できました。各講師からは、それぞれの子ども時代の読書体験をお聞きし、「読書」が人生において果たす役割、「読むこと」の意味などについて興味深い話を伺うことができました。
平成15年度 国立国会図書館長と大学図書館長との懇談会を開催
平成15年11月13日(木)、国立国会図書館特別会議室(東京本館)で国公私立大学図書館協力委員会委員館および図書館関係団体の代表者を招いて標記の懇談会を実施しました。
黒澤隆雄国立国会図書館長と草刈英榮国公私立大学図書館協力委員会委員長(千葉大学附属図書館長)の挨拶の後、当館からは、平成14年度以降に開始した新しいサービスを中心とした国立国会図書館の概況、ネットワーク系電子出版物の制度的収集への取組みおよびDnavi、WARP、レファレンス協同データベース実験事業等の実験事業の概要を紹介しました。
大学図書館からは、学術情報の国際的な流通に関する取組みとして、「国際的な学術情報の発信—SPARC/JAPANについて」、「グローバルILL事業の展開」と題する2件の報告がありました。
報告終了後には、当館のネットワーク系電子出版物の収集、保存、利用提供等への要望や期待を中心に非常に活発な意見交換が行われ、最後に、大滝則忠副館長が閉会挨拶を述べて終了しました。
電子情報や学術情報の流通・保存といった共通課題を前に、大学図書館と当館との協力関係の重要性を強く感じさせる非常に有意義な懇談会となりました
(企画・協力課)
平成15年度 都道府県及び政令指定都市議会事務局図書室職員等との連絡会議を開催 平成15年11月14日、東京本館にて
この連絡会議は2年に一度開催しています。今回は33の都道府県及び政令指定都市議会事務局から34名の参加がありました。当館からは、調査及び立法考査局、資料提供部、主題情報部から計5名が報告者として出席しました。
会議の前半は、「国立国会図書館が提供する対図書館サービス」と題し、対図書館サービスの利用法、NDL-OPACの検索方法、レファレンス・サービスについて報告を行いました。今回は、平成14年度の組織再編以後、変更が行われた図書館へのサービスの現状、利用方法について説明しました。
後半は、「国立国会図書館が提供する対国会サービス」と題し、議会に対する情報発信の一例として「調査の窓」を紹介し、また、調査業務の円滑な運営方法等について報告しました。
今回は、図書館サービスと国会サービスという当館の二つの側面について理解を深め、業務の参考になるよう企画しました。会議後に行ったアンケート調査の結果を見ると、報告内容については、おおむね好評だったようです。皆さまからいただいたご意見を参考にして、今後も地方議会図書室との協力関係を推進していきます。
(企画・協力課)
