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トップ > 国会図書館について > 書誌データ作成 > 書誌データの作成および提供 > 書誌データ作成ツール > 日本目録規則適用細則 > 国立国会図書館 「日本目録規則 1987年版 改訂版」和図書適用細則(平成9年-平成17年)

書誌データ作成ツール:日本目録規則適用細則

国立国会図書館 「日本目録規則 1987年版 改訂版」和図書適用細則(平成9年−平成17年)

 国立国会図書館では、平成10年整理分(JP98)から「日本目録規則 1987年版 改訂版」(以下NCR87という)により『日本全国書誌』およびJAPAN/MARC(M)に収録する書誌データを作成しています。この度その適用細則を作成しましたので、概要を説明するとともに全文を掲載します。

目次


<概要>

  1. 構成
     この適用細則はNCR87の「第1部 記述 第2章 図書」および「第2部 標目 第22章 タイトル標目、第23章 著者標目、第24章 件名標目、第25章 分類標目」の部分を扱うものであり、第3章〜第13章は扱わない。

  2. 適用対象資料
     和図書に限定し、国内刊行洋図書には適用しない。

  3. 出力形態による相違
     この適用細則は、JAPAN/MARC(M)と『日本全国書誌』とで異なっている項目については注を加えている。また、ISBD区切り記号についてはふれていないが、『日本全国書誌』では全面的に採用している。

  4. NCR87本則採用の原則
     全国書誌作成機関として、標準化を推進するためにNCR87本則採用を原則とするが、過去の目録作業との関連を考慮し、別法を採用したり、あるいは本則の文言を部分的に変更して使用している。(文言を変更した項目には「*」を付している。)

  5. 物理単位の併用
     記述の対象(2.0.2.1)は、単行書とするが、物理単位の記録(2.0.2.2別法)も併せて採用する。すなわち、一冊ずつの記録を基本とし、いわゆる一括記入は原則としては行わない。

  6. 記述の精粗
     記述の精粗(2.0.5)は、第2水準(標準の書誌的事項)を原則とし、これに若干の書誌的事項(並列タイトル等)を加える。

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記述

第2章 図書

2.0* 通則

 主として日本語で書かれた図書の記述について規定するが、漢籍の記述についても規定する。

2.0.1 記述の範囲

 ある図書を他の図書から同定識別する第1の要素はタイトルである。しかし、同一タイトルの他の図書から、あるいは同一著作の他の版から、当該図書を同定識別するためには、責任表示、版次、出版・頒布等に関する事項、形態に関する事項、シリーズに関する事項等も記録しておく必要がある。また、その図書の付属資料とか内容細目なども記録することがある。

2.0.2 記述の対象とその書誌レベル
2.0.2.1* (記述の対象)

 単行書を記述の対象とするが、例外的に単行書の集合も記述の対象とし、分割して物理単位の記録として作成する(2.0.2.2別法B・C)。また、単行書が複数冊からなるとき、分割して物理単位の記録として作成する(2.0.2.2別法A)ことがある。すなわち、図書の一冊ずつを記述の対象とすることを原則とする。

 単行書は、固有のタイトルを有する単独に刊行された図書であり、次にあげるものを含む。

ア) 本体と、形態的に独立しているが、固有のタイトルのない付録、補遺などからなるもの
イ) セットものの一部をなしているもの

【本タイトル】生産と流通  【シリーズタイトル】岩波講座日本考古学

 (「日本目録規則 新版予備版」(以下NCR予備版という)ではセット(シリーズ)タイトルを本タイトルとしていたものが多い)

ウ) シリーズの一部をなしているもの

【本タイトル】満点運動あそび  【シリーズタイトル】保育実用書シリ−ズ
エ) 逐次刊行物の一部をなしているもの(固有のタイトルをもつ別冊等)
【本タイトル】美しい和食器の図鑑  【シリーズタイトル】別冊家庭画報
オ) 合刻本(総合タイトルのないもの)…集合レベルのタイトルがない場合
【本タイトル】にごりえ【本タイトル】たけくらべ (表示は「にごりえ・たけくらべ」)
  注1) 単行書で形態的に二冊以上からなっているものは、その各冊に固有のタイトルがなくても物理単位の記録をする(2.0.2.2別法A−ア)

注2) 共通タイトル+従属タイトルで単行書とはしない(2.0.2.2別法A−イ)
2.0.2.2* (記録の書誌レベル)

 記述の対象に応じて、次に示す書誌レベルの記録を作成する。

  記述対象 記録の書誌レベル
  単行書 単行レベル
  単行書の集合 集合レベル
2.0.2.2別法*

 原則として図書の1冊ずつを記録の対象とする物理単位の記録を作成する。これが、単行単位の分割あるいは集合単位の分割となる場合については以下のとおりである (1.10参照)。また、例外的に物理単位でない記録を作成する場合についても以下のとおりである。

 A. 単行単位の分割

ア) 形態的に2冊以上からなっているが、その各冊に固有のタイトルがないもの。物理的な分冊もの。
イ) 部編、付録、補遺などは原則として巻次扱いとする。
  注1) 部編は、地域、年代、基礎編・応用編等、順序性、対応性のあるもの。
【本タイトル】鑑賞俳句歳時記 【巻次】春(夏、秋、冬)
注2) 巻次と部編の両方があるものは、同格なので部編を丸がっこに入れる。
【本タイトル】漢詩で詠む中国歴史物語 【巻次】3(近代)

 B. 集合単位の分割

  単行レベルに以下のものが含まれている場合は、集合レベルを記述の対象とする。

ア) 総合タイトルのないもの(合刻本)

【本タイトル】夏目漱石全集 【巻次】8 【各巻タイトル】こころ・道草
 【本タイトル】加藤周一著作集 【巻次】第21巻 【各巻タイトル】山中人間話・夕陽妄語
イ) 個人全集、復刻集成等に「雑纂」「索引」等固有のタイトルとはみなせないものが含まれている場合
【本タイトル】漱石全集 【巻次】第18巻 【各巻タイトル】補遺
【本タイトル】明治翻訳文学全集 【巻次】別巻2 【各巻タイトル】総索引・総目次
ウ) 表示形から著者・出版者の意図(流通しているタイトル)を汲み取る。部編のように示されている場合
【本タイトル】馬超風雲録 【巻次】v.2 【各巻タイトル】対決!砂漠の戦士
 【本タイトル】戦後50年と財政法研究 【巻次】1 【各巻タイトル】国家財政
 (国家財政の文字が背にはなく、他の情報源には小さく「―国家財政―」と表示されている)
  注) ア・イは刊行計画等で判断する。判断ができない場合は集合レベルを記述の対象とする。別巻があるものは要注意。

 C. 一括記入

  例外的に一括記入をするのは以下のものとする。

ア) 別冊付録と組み合わせて刊行されたもの … 形態事項が「2冊(別冊とも)」など
イ) 奥付が1冊にしかない分冊もの等
ウ) 百科事典、財産評価基準書等
1.10 物理単位
1.10.1.1* (巻次、回次、年次等)

 資料の形態的に独立した部分に付された番号等による一定の順序づけが巻次、回次、年次等(以下巻次等という)である。

ア) 排列を音順とする以外にない、順序性のないもの(部編名)は巻次として扱う。
イ) 巻次等の前後には、これを修飾する語が付されることがある。(例:第1巻)
ウ) 巻次、回次と年次の双方が表示されているときは、巻次、回次のあとに年次を丸がっこ(同格を表す)にいれて記録する。巻次と部編の双方が表示されているときも同様とする(2.0.2.2別法A注2)。同一年次の対象が2点以上あることを示す回次は、年次の次に記録する。
2.0.2.3 (単行レベルの記録)

 単行書を記述の対象とするときは、単行単位を記述の本体とする書誌的記録を作成する。その記録は、単行単位、集合単位または逐次刊行単位、構成単位の順とする。集合単位または逐次刊行単位はシリーズに関する事項、構成単位は内容細目として記録する。

2.0.2.3A

 複数の集合単位もしくは構成単位があるときは、書誌階層において上位レベルのものから順次記録する。

2.0.2.4* (集合レベルの記録)

 セットもの等を記述の対象とするとき(2.0.2.2別法B)は、集合単位を記述の本体とする書誌的記録を作成する。その記録は、集合単位(本タイトル)、単行単位(各巻タイトル)、構成単位(内容細目)の順とする。

2.0.2.4A

 記述の本体とした集合単位より上位レベルの集合単位があるときは、記述の本体とした集合単位のあとに、上位レベルのものから順次、シリーズに関する事項として記録する。

2.0.3 記述の情報源
2.0.3.1 (記述の情報源)

 記述のよりどころとする情報源は、図書を構成する各部分に基づいて、次の優先順位とする。

ア) 標題紙(標題紙裏を含む)、奥付、背、表紙。ただし、和古書、漢籍は原則として巻頭による。
イ) 図書本体のア)以外の部分
ウ) カバー、箱等
エ) その図書以外の情報源
2.0.3.1A

 標題紙がない場合には、図書中にもっとも詳しい書誌情報が示されている情報源を標題紙に代わるものとみなす。

2.0.3.1B

複製本はその原本ではなく、複製本自体を情報源とする。

2.0.3.2* (各書誌的事項の情報源)

 各書誌的事項の情報源は、次のとおりとする。

ア) タイトルと責任表示……標題紙(標題紙裏を含む)、奥付、背、表紙。ただし、和古書、漢籍は次の優先順位による

   (1) 巻頭

   (2) 目首、自序、巻末

   (3) 外題、題簽、見返し、扉、版心、小口書
イ) 版……標題紙(標題紙裏を含む)、奥付、背、表紙
ウ) 出版・頒布等……標題紙(標題紙裏を含む)、奥付、背、表紙。ただし、和古書、漢籍は刊記、奥付、見返し、扉、序、跋等による
エ) 形態……その図書から
オ) シリーズ……標題紙(標題紙裏を含む)、奥付、背、表紙
カ) 各巻タイトル……標題紙(標題紙裏を含む)、奥付、背、表紙
キ) 注記……どこからでもよい
ク) ISBN、入手条件・定価……どこからでもよい
2.0.3.2A

 記述対象図書によるべき情報源がない場合は、参考資料をはじめとして、可能な限りの情報源を調査して、必要な書誌的事項に関する情報を入手し、これを記録する。

2.0.3.2B*

 所定の情報源以外から得た書誌的事項は、補記の事実を示すため角がっこに入れて記録する。

2.0.4* 記述すべき書誌的事項とその記録順序

 記述すべき書誌的事項とその記録順序は、次のとおりとする。

  ア) タイトルと責任表示に関する事項

   (1) 本タイトル

   (2) 資料種別(使用しない)

   (3) 並列タイトル

   (4) タイトル関連情報

   (5) 巻次、回次、年次等

   (6) 責任表示

  イ) 版に関する事項

   (1) 版表示

   (2) 特定の版にのみ関係する責任表示

   (3) 付加的版表示

   (4) 付加的版にのみ関係する責任表示

  ウ) 資料(または刊行方式)の特性に関する事項(使用しない)

  エ) 出版・頒布等に関する事項

   (1) 出版地、頒布地等

   (2) 出版者、頒布者等

   (3) 出版年月、頒布年月等

   (4) 製作項目(製作(印刷)地、製作(印刷)者、製作(印刷)年)

  オ) 形態に関する事項

   (1) ページ数、図版数等

   (2) 大きさ

   (3) 付属資料

  カ) シリーズに関する事項

   (1) 本シリーズ名

   (2) 並列シリーズ名(JAPAN/MARCでは記録していない)

   (3) シリーズ名関連情報

   (4) シリーズに関係する責任表示

   (5) シリーズのISSN

   (6) シリーズ番号

   (7) 下位シリーズの書誌的事項

  キ) 各巻タイトルに関する事項

   (1) 各巻タイトル

   (2) 各巻並列タイトル(JAPAN/MARCでは記録していない)

   (3) 各巻タイトル関連情報

   (4) 各巻巻次、回次、年次等

   (5) 各巻に関係する責任表示

  ク) 注記に関する事項

  ケ) ISBN、入手条件に関する事項

   (1) ISBN

   (2) 入手条件・定価

2.0.4.1* (2言語以上の同一書誌的事項)

 同一書誌的事項が2言語(文字)以上で表示されている場合、並列タイトルと並列シリーズ名と各巻並列タイトルおよびそれらのタイトル関連情報のみを記録し、その他の書誌的事項は本タイトルまたは本文の言語と一致するものを記録する。

2.0.5* 記述の精粗

 記述の精粗は第2水準(標準の書誌的事項)を採用し、これらに若干の書誌的事項を加える。

2.0.6 記録の方法
2.0.6.1* (転記の原則)

 図書を記述するとき、次の書誌的事項は、原則として記述対象図書に表示されているままに記録する。ただし、特に別途規定されている場合を除く。

  ア) タイトルと責任表示に関する事項(注記する場合もある)

  イ) 版に関する事項

  ウ) 出版・頒布等に関する事項

  エ) シリーズに関する事項

  オ) 各巻タイトルに関する事項

2.0.6.2 (目録用の言語・文字)

 形態に関する事項や注記に関する事項などにおいては、特に記述対象から転記する必要がある事項以外、原則として日本語によって記録する。

2.0.6.3* (文字の転記)

 漢字は、原則として所定の情報源に使用されている字体で記録するが、JIS78の外字になる漢字については、別途基準を定める(『全国書誌通信』NO.100参照)。楷書以外の書体は楷書体に改める。中国簡化文字は簡化文字表により対応する漢字に置き換え、注記する(注記:タイトルは簡体字表記)。

 かなはそのまま記録するが、変体がなは平がなに改める。

 ローマ字、キリル文字等欧文文字も、原則としてそのまま記録するが、大文字および句読点の使用法は、当該言語の慣習に従う。

   Ten years after(表示形のタイトル: Ten Years After)

   National Diet Library(団体名は単語の頭は大文字)

 ただし、会社名・団体名、コンピュータ用語等のローマ字表記は固有名詞として扱い、登録され、一般に通用している表示のままに記録する。

<出版者名> INAX,TOKYO FM出版
<グループ名> globe(文頭であっても表記のまま),JUDY AND MARY,
TRF,SMAP,Dreams Come True,米米CLUB,TOKIO
<コンピュータ用語> MS-DOS,Word 6,Windows 95

 JIS78になく表示のとおり転記することが不可能なハングル、アラビア語等の文字は、日本語に置き換え角がっこに入れて記録し、注記する。

【本タイトル】[日本の地方自治] 【注記】タイトルはハングル表記

 (情報源のタイトル表示:ハングル「日本の地方自治」

 また、文字の大小の表示は再現せず、全部同一の大きさの文字で記録する。

2.0.6.4* (数字の記録)

 タイトルおよび責任表示に関する事項においては、ローマ数字を除き数字はそのままの形で転記する。ローマ数字は原則としてアラビア数字に置き換える。

 その他の書誌的事項においては、数量とか順序などを示す数字はアラビア数字とする。ただし、識別のため二様以上の数字を用いる必要があるときは、ローマ数字以外はそのままの形で記録する。

【本タイトル】零八・一五 (情報源のタイトル表示:零八・一五)

 【本シリーズ名】本阿弥現代俳句シリ−ズ 【巻次】6−2(情報源の巻次表示:VI 2)

 (巻次は数字が続いていて間違えやすいので、間にハイフンをいれている)

2.0.6.5* (再現不能の記号等の記録)

 記号等は原則としてそのまま記録する。JIS78になく、表示のとおり転記することが不可能な記号等は、説明的な語句に置き換え角がっこに入れる。さらに必要があるときは注記において説明を加える。また、飾りとみなした場合は省略もしくは簡潔な記号に置き換える。(記号の取扱については『全国書誌通信』NO.100参照)

【本タイトル】[ホツマツタヘ] 【注記】タイトルは神代文字

 (情報源のタイトル表示:神代文字「ホツマツタヘ」

【本タイトル】遊・戯・王 (情報源のタイトル表示:遊☆戯☆王)

2.0.6.6* (誤記、誤植)

 書誌的事項の明らかな誤りは正しい形に訂正し、もとの形は必要があるとき(原則としてタイトル、責任表示、出版年月)は注記する。

 (本則では角がっこを使用することになっているが、補記と混同するので使用しない。)

【本タイトル】重要文化財矢田坐 【注記】表紙のタイトル(誤植):重要文化財矢田座

【本タイトル】荒川秀俊著 【注記】標題紙の責任表示(誤植):荒川俊秀

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2.1 タイトルと責任表示に関する事項
2.1.0 通則
2.1.0.1 (書誌的事項)

 記録すべき書誌的事項と、その記録順序は次のとおりとする。

  ア) 本タイトル

  イ) 資料種別(使用しない)

  ウ) 並列タイトル

  エ) タイトル関連情報

  オ) 責任表示

2.1.0.3 (複製本)

 複製本の場合、原本ではなく複製本自体のタイトル、責任表示等を記録する。原本のタイトルが複製本のものと異なるときは、これを注記する。

2.1.1 本タイトル
2.1.1.1* (本タイトルとするものの範囲)

 図書に表示されているか、表示がない場合でも、それによって図書が同定識別される固有の名称が本タイトルである。本タイトルとするもののなかには次に示すようなものもある。

  ア) 総称的な語、イニシアル、著作者名(団体名も含む)のみのもの

       詩集

       梅原龍三郎

  イ) 識別上必要な数や文字と不可分なもの

       5万分の1地形図における栃木県の地名索引

       MAB1:図書館用機械交換フォーマット

  ウ) 本文と同一言語でない唯一のタイトル(本文の言語を注記する)

       An introduction to Brazil 【注記】本文は日本語

2.1.1.1B

 単行書として刊行された別冊の続編、補遺、索引のタイトルが正編または本編のタイトルと異なる時は、別冊のタイトルを本タイトルとして記録し、正編または本編のタイトルは注記する。

【本タイトル】詞八衛補遺 【責任表示】中島広足著

    【注記】本編のタイトル:詞八衛  本居春庭著

2.1.1.1C* (別タイトル)

 別タイトルは、本タイトルの一部として記録する。

【本タイトル】ジュリエット物語あるいは悪徳の栄え

2.1.1.1D*

 先行事項(本タイトルの上部または前方に表示されている事項。冠称、角書きを含む)は次のように扱う。

ア) 先行事項が本タイトルの一部とみなされるときは、全体を本タイトルとして記録する。
 (イ)以外は本タイトルの一部とみなす)
イ) 本タイトルの一部としてみなされず、別個の書誌的事項として判断されるときは、当該書誌的事項の所定の記録順位に従って記録する。
(1) タイトル関連情報の場合はタイトル関連情報の位置に記録する。
A) サブタイトル……本タイトルを説明する語句
B) 文学作品、美術作品等の作品形式をあらわすもの
   歌集、句集、詩集、随筆、画集、写真集、等
例外) 作品形式を強調するとき
【本タイトル】小説田中角栄 (情報源のタイトル表示:小説田中角栄)
【本タイトル】随筆私本太平記 (情報源のタイトル表示:随筆私本太平記)
C) 著作の形式を表すもの
   シンポジウム、ルポルタージュ、共同研究、遺稿集、記念論文集等
例外) 著作の形式を強調するとき
(2) 著者を表示するものは責任表示の位置に記録する。
【本タイトル】有機機器分析入門 【責任表示】シギア,ストルテン[著]
  (情報源の表示:シギア・ストルテン 有機機器分析入門)
例外) 総称的なタイトルで、著者名を含めないとタイトルとして意味不明なものや、著者名を冠したタイトルで知られているものは著者名を含めてタイトルとする
【本タイトル】リ−マン幾何学 (情報源の表示:リーマン 幾何学)
(3) 版次を表示するものは版次の位置に記録する。
【本タイトル】国史体系 【版表示】増補 
(情報源の表示:増補国史体系)
【本タイトル】日本の歴史 【版表示】新装版 
(情報源の表示:新装版 日本の歴史)
(4) 巻次、回次、年次を表示するものは巻次の位置に記録する。
【本タイトル】物理の散歩道 【巻次】続 
(情報源の表示:続 物理の散歩道)
【本タイトル】物理の散歩道 【巻次】第3 
(情報源の表示:第三物理の散歩道)
 注1) 上記の取り扱いは継続物に限り、一回だけのものはタイトルの一部とする。また、法律の改正年もタイトルの一部とする。
【本タイトル】1995年兵庫県南部地震関連資料
【本タイトル】1995年改定労働基準法解説
注2) 「続」の取り扱いの例外
 (1) タイトルの一部のときはタイトルとする。
【本タイトル】続日本記
 (2) セットものの続編はタイトルの一部とする。ただし、先行事項にではなく、巻次として表示されている場合は巻次とする。
【本タイトル】続日本随筆大成 (正編、続編ともに複数巻あり)
(5) シリーズのタイトルの場合はシリーズ名の位置に記録する。
【本タイトル】生理 【本シリーズ名】歯科衛生教本
  (情報源の表示:歯科衛生教本生理)
(6) 注記がふさわしいものは注記の位置に記録する。遺跡発掘調査報告書のタイトルに先行する地名は、「○○所在」と注記に記録する。
【本タイトル】桑島館跡 【注記】石川県白峰村所在
(情報源の表示:石川県白峰村桑島館跡)
2.1.1.1E*(情報源によってタイトル表示が異なるもの)

 標題紙、奥付、背、表紙に表示されている各タイトルが異なるときは、一番妥当とされるタイトルを記録し、他のタイトルは注記する(並列タイトル、原タイトルの場合は注記しない)。

 妥当とされるタイトルとは次のようなものである。(1)、(2)、(3)に順位性はない。

  (1) 共通タイトル

  (2) 日本語のタイトル

  (3) 詳しいタイトル

 【本タイトル】○○会社20年史 【注記】タイトルは表紙による

 (表紙のタイトル:○○会社20年史 その他の情報源のタイトル:20年史)

  (4) 展覧会の図録は「○○展図録」

 【本タイトル】シャガ−ル展図録 【注記】タイトルは奥付による

 (奥付のタイトル:シャガール展図録 その他の情報源のタイトル:シャガール)

 例外) ある情報源のタイトルが「○○展図録」で、その他の情報源のタイトルが「○○展−○○○○−」であるとき、サブタイトルを採用するなら「○○展」を本タイトルとする。

   注1) 官庁出版物等でタイトル後部の「報告書」「報告」等の微細な違いは注記しない。
   注2) ヨミが同じでも表示形が違えば注記する。

2.1.1.2 (記録の方法)

 原則として、当該図書の所定の情報源に表示されているままに転記する。本タイトルの一部分が2行書き、または小さな文字で表示されていても、1行書きとし、全部同じ大きさの文字で記録する。

2.1.1.2B*

 当該図書の所定の情報源にタイトル表示がなく、目次等その図書中から決定した本タイトルは、角がっこで補記して記録する。また、図書中のどこにもタイトルの表示がないときは、適切な情報源による本タイトルか、目録担当者が決定した簡潔で説明的な本タイトルを補記する。

【本タイトル】[諸国産物絵図帖]

2.1.1.2C

 合集のタイトル等で所定の情報源にその図書全体の総合タイトルが表示されていて、同時にその図書に収録されている著作それぞれのタイトルが表示されているときは、その総合タイトルを本タイトルとして記録し、それぞれの著作のタイトルは内容細目として注記の位置に記録する。

2.1.1.2D*

 図書全体に対応する総合タイトルがなく、図書の内容をなす各著作のタイトル等が表示されて いるときは、これらのタイトルと責任表示等を所定の情報源に表示されている順で列記する。

【本タイトル】板橋雑記 【責任表示】余懐[著]【本タイトル】蘇州画舫録

【責任表示】西渓山人[著]

 同一著者の場合でも責任表示は省略しない(2.1.5.2.F参照)。

【本タイトル】播州平野 【責任表示】宮本百合子著【本タイトル】風知草

【責任表示】宮本百合子著

2.1.2 資料種別

 図書の記述においては使用しない。

2.1.3 並列タイトル
2.1.3.1* (並列タイトルとするものの範囲)

 本タイトルとして選定するタイトルの別言語および別の文字(またはその一方)のタイトルで、所定の情報源に表示されているもの。次にあげる場合に記録する。

ア)  本タイトルに対応する別言語および別の文字(またはその一方)のタイトルで、この言語およびこの文字(またはその一方)の本文があるもの

【注記】○文併記

(NCR新版予備版採用時には、注記に「○語書名・○文併記」と記録していた)

注) 並列タイトルと原タイトルが同一の場合は、並列タイトル、原タイトルともに記録する。
イ) 相当する言語の本文はないが、所定の情報源において本タイトルと同等に表示されているもの

(1) 奥付等の情報源に併記されているタイトル

 【本タイトル】父 【並列タイトル】Father

 【本タイトル】心 【並列タイトル】Cocoro

 【本タイトル】レイアウト作成・水草育成図鑑 【並列タイトル】Picture book aquarium layout & water-plants

  (背・表紙に併記、奥付になし)

注) 飾り(表紙・標題紙のみの併記は飾りとみなすものが多い)とみなす場合は記録しない。

 【本タイトル】日本をディベ−トする 【責任表示】北岡俊明著
 (表紙のタイトルは「How to debate on Japan」で、標題紙の表示は併記だが、飾りとみなす)

(2) 情報源によって異なるタイトルが別言語および別の文字(またはその一方)のもの

 (NCR新版予備版採用時には情報源によって異なるタイトルとして注記していた)
ウ) 本タイトルがカタカナ形の表示でそれに対応する言語(文字)による表示形があるもの

 【本タイトル】ミュ-ジック・プレイヤ-ズA to Z 【並列タイトル】Music player's A to Z

注1) 原タイトルは並列タイトルとはせず、原タイトル注記に記録する。原タイトルは所定の情報源以外の後書き等からも採用する。

注2) 同一でない並列タイトルと原タイトルが存在する場合がある。

 【本タイトル】10ぴきのくまのおはなし

 【並列タイトル】Teddy bear’s 10(全情報源に併記)

 【原タイトル】Teddy tales

注3) 並列タイトル、原タイトルは情報源で異なるタイトル注記はしない。

注4) 語学辞書類の外国語タイトルは並列タイトルとする。

 (辞書のタイトルは、標題紙は併記、背・表紙は外国語タイトル、奥付は日本語タイトルで表記されているものが多い)

注5) 学術書等に多い標題紙裏にある翻訳タイトルは「同等」とはみなさない。

2.1.3.1A

 総合タイトルのない図書では、個々の著作の、別言語および別の文字(またはその一方)のタイトルを並列タイトルとする。

2.1.4 タイトル関連情報
2.1.4.1* (タイトル関連情報とするものの範囲)

 タイトル関連の情報。本タイトルに対するもの以外に、並列タイトルや、図書中の各著作のタイトルに対するものもある。情報源における表示の位置は、本タイトルのあとに続くものが多いが、本タイトルの上部や前方の位置に表示されていることもある。タイトル関連情報にはサブタイトルやタイトル先行事項を含む。

ア) 和古書、漢籍の巻数は、完本でもタイトル関連情報として記録する。

【本タイトル】八家四六文注 【タイトル関連情報】8巻補1巻
イ) タイトルの後に続く「ほか」「他三部」等はタイトル関連情報として記録する。

【本タイトル】にごりえ【本タイトル】たけくらべ 【タイトル関連情報】ほか

(情報源の表示:にごりえ・たけくらべ ほか)
ウ) 宣伝文句はサブタイトルとはしない。「書下し」「文庫書下し」は宣伝文句とみなす。ただし、それ以外の言葉が「書下し」に付いたときはタイトル関連情報とする。

【タイトル関連情報】書下し長編ミステリ−

【タイトル関連情報】書下し長篇宮乃原警部史上最大の事件


2.1.4.2* (記録の方法)

 同一著者の2以上のタイトルに共通するタイトル関連情報は、最後のタイトルに続けて記録する。また、年刊ものの年により異なるサブタイトル(数字だけが違う等は異なるとは見なさない)は、注記の位置に記録する。

2.1.4.2A*

 2以上のタイトル関連情報があるときは、所定の情報源における表示のままの順ではなく、(サブタイトル→作品形式 のように)本タイトルとの繋がりの強い順で記録する。

   (NCR新版予備版採用時と同様とする)

2.1.6* 巻次、回次、年次等
2.1.6.1* (巻次、回次、年次等とするものの範囲)

 資料の形態的に独立した部分に付された番号等による一定の順序づけが巻次、回次、年次等(以下巻次等という)である。

ア) 排列を音順とする以外にない、順序性のないもの(部編名)は巻次として扱う。
イ) 巻次等の前後には、これを修飾する語が付されることがある。 (例:第1巻)
ウ) 巻次、回次と年次の双方が表示されているときは、巻次、回次のあとに年次を丸がっこ(同格を表す)にいれて記録する。巻次と部編の双方が表示されているときも同様とする(2.0.2.2別法A注2)。同一年次の対象が2点以上あることを示す回次は、年次の次に記録する。
2.1.6.2* (記録の方法)

 図書に表示されている形で記録するが、数字はアラビア数字とする。(2.0.6.4参照)

2.1.5 (責任表示)
2.1.5.1* (責任表示とするものの範囲)

 責任表示の範囲は、直接的な著作者、すなわち本文の著者、編纂者、画家、撮影者などのほか、間接的な原作者、編者、撰者、述者、脚色者、監修者、監訳者、訳者、校訂者なども含む。その他、指導、構成、取材等、様々な著作関与者の表示があるが、これらは著作責任者と判断される場合は責任表示とする。主催者、共催者、多数の分担執筆・訳者、協力者は必要とみなせば注記する。

   (NCR新版予備版採用時には監修者は注記としていた)

注1) 解説者は、古典、図版集等、解説抜きには成り立たない著作の場合は責任表示とする。

注2) 著作権者は、文部省、文化庁等の著作物で、編著者表示の代わりに「著作権所有:文部省」等の表示がある場合は責任表示とし、 [著]と記録する。

2.1.5.1A

 図書のタイトル中に表示されている著者名等は、責任表示としても記録する。

【本タイトル】落合直文小品集 【責任表示】落合直文著

     (NCR新版予備版採用時には責任表示は省略していた)

2.1.5.1C

 2以上の個人や団体が表示されている場合は、次のようにする。

ア) 同一の役割を果たしているときは、その数にかかわりなくこれら全体を一つの責任表示とする。
イ) 原著者と翻訳者のように、異なる役割を果たしているものがあるときは、その役割ごとに別個の責任表示とする。
2.1.5.1.D別法*

 一つの責任表示において記録する個人名や団体名は、3までのときはそのまま記録し、4以上のときは、主なもしくは最初の名称一つを記録し、他は [ほか] と補記して省略する。

  (英米目録規則第2版と同様とした)

2.1.5.2* (記録の方法)

 その図書の著者(個人または団体)あるいはその著作に関与した副次的な著者(原著者、編者、訳者、校訂者等)に著作の種類を示す語(著、共著、原著、作、文、画、撮影、作曲、編、編著、編纂等)を付したものを記録する。著作の種類を示す語は、著作は「著」に、編集は「編」に省略する。その他の語(編集責任、責任編集、総編集、総監修、企画・編集....)は表示のままに記録する。

【本タイトル】日本の神道 【責任表示】つださうきち著

【本タイトル】マッチ売りの少女 【責任表示】野坂昭如文 【責任表示】米倉斉加年絵

【本タイトル】乗物万歳 【責任表示】阿川弘之,北杜夫対談

【本タイトル】翰苑 【責任表示】竹内理三校訂・解説

 著作の種類を示す語が外国語である(主として標題紙裏の原著の情報源)ときは、当該言語を日本語に訳し、角がっこに入れて記録する。

    by → [著]    edited by → [編]

    compiled by → [編纂]    photo → [撮影]

 外国人名のカタカナ表記は、イニシャルにはピリオド(.)、姓名の間は中黒(・)を付して記録する。それ以外の、複合姓や名前が複数付いているときなどの区切り記号は表示のままとする。

【責任表示】ジャン ポ−ル・サルトル著  (情報源の表示:ジャン ポール-サルトル著)

【責任表示】ジャン=ポ−ル・サルトル著  (情報源の表示:ジャン=ポール サルトル著)

【責任表示】J.ブラウン Jr.著  (情報源の表示:J ブラウン Jr.著)

【責任表示】J.ブラウン,Jr.著  (情報源の表示:J・ブラウン,Jr.著)

2.1.5.2A*

 責任表示には、所定の情報源のうちもっとも適切な表示を選んで記録する。

(1) 著者名が原語形とカナ形の両方の表示がある場合はカナ形を選ぶ。
(2) 私家版の句集等で、奥付は著者として本名が表示され、その他の情報源にペンネームが表示されているときは、ペンネームを選ぶ。この場合、奥付に著者と表示があるので[著]とはしない(補記とはしない)。奥付の本名は注記しない。

   (NCR新版予備版採用時には著者として表示されている本名を採用していた)

 記録しない表示形は必要とみなせば注記する。言語や文字の違い(原語形とカナ形、漢字とかな等)や表示形の微細な違い(外国人名のイニシャル表示とフル表示等)は注記しない。

2.1.5.2B

 責任表示が2以上ある場合の記録順序は、原則として情報源上の表示による。もし一つの情報源だけでは完全な形とならない場合は、他の情報源の表示から補って完全な形とする。この場合の記録の順序は、その著作の成立過程からみてそれらの間に一定の順序があれば、その順による。たとえば、古典の校訂書の場合の原著者、校訂者の順とか、翻訳書の場合の原著者、訳者の順とか、ある個人の著作を他の編者が編集した場合の著者、編者の順をいう。

2.1.5.2C*

 団体の名称が内部組織を含めて表示されているときは、情報源における表示のとおりに記録する。ただし、係、担当は省略する。

2.1.5.2D* (責任表示、役割表示の補記)

 情報源に表示されていない語句等を責任表示に補記した場合は、これを角がっこに入れる。

(1) 前書きや解説等記述対象図書中から著者が判明する場合、著者と著作の種類を示す語の両方を補記する

【本タイトル】ファン・ゴッホ 【責任表示】[ファン・ゴッホ][画]

【責任表示】フランク・エルガ-著 【責任表示】天野知香訳

(情報源には特に画家名としての表示はないが、絵と解説が半分ずつで絵がないと成り立たない図書)

【本タイトル】貿易政策と競争政策 【責任表示】[OECD][著]

【責任表示】経団連国際経済部訳

        (情報源には翻訳書の原著者の表示がない)

(2) 古典(江戸期以前の著作物)に限り、著者名が記述対象図書になくても、他の情報源(典拠、国書総目録)で判明する場合は、著者と著作の種類を示す語の両方を補記する

【本タイトル】源氏物語 【責任表示】[紫式部][著]

 (情報源に「紫式部」の表示なし、解説にあり)

【本タイトル】源氏物語 【責任表示】[紫式部][著]

  (情報源に「紫式部」の表示なし、解説なし)

 注) ただし、古典の注釈書の原著者は責任表示としての補記はしない。

 責任表示としては表示されていないが、タイトル・サブタイトル等でその著者の作品であることがわかる場合(全集、著作集、作品集、画集等)は、著作の種類を示す語句のみを補記して記録する。

【本タイトル】芥川龍之介全集 【責任表示】芥川龍之介[著]

 (情報源に著者としての表示はない)

 この場合、タイトル等の中の日本人著作者名が姓もしくは名のみの場合は、表示されていない名もしくは姓を補記する。外国人著作者名の場合の姓もしくは名の補記は行わない。

【本タイトル】龍之介全集 【責任表示】[芥川]龍之介[著]

 (情報源に著者としての表示はない)

【本タイトル】ハイネ詩集 【責任表示】ハイネ[著]

 (情報源に著者としての表示はない)

 情報源の表示に、著作の種類を示す語句がないときは、著作の種類を示す語句を補記して記録する。

【本タイトル】風景 【責任表示】土門拳[撮影] 【責任表示】菅野梅三郎編

  (情報源に「土門拳」の表示あり)

2.1.5.2E*

  (A) 識別上必要でないとき、次のものは省略する。

ア) 人名の場合(著作の種類を示す語句は「〜」であらわしている)学位、役職名等の肩書、所属団体名やそのイニシアル、ならびに漢籍の責任表示における郷貫、号、字、和古書の責任表示における居住地など

【責任表示】浜田茂夫〜 (情報源の表示:三代目魚武浜田茂夫〜)

【責任表示】西郷隆盛〜 (情報源の表示:南州西郷隆盛〜)

【責任表示】森石松〜 (情報源の表示:遠州森石松〜)

イ) 団体名の場合
 (1) 団体名の冒頭に表示されている法人組織等を示す語

  【責任表示】日本図書館協会〜 (情報源の表示:社団法人日本図書館協会〜)

  【責任表示】東芝〜 (情報源の表示:株式会社東芝〜)

  【責任表示】本田技研工業株式会社〜 (冒頭でなく末尾の場合は省略しない)

 (2) 創立の動機、趣旨を示すもの

  【責任表示】上野動物園〜 (情報源の表示:恩賜記念上野動物園〜)

 (3) 地方公共団体の役所、役場の語

  【責任表示】三鷹市〜 (情報源の表示:三鷹市役所〜)

B) 識別上必要なので次のものは省略しない。

     (1) 省略すると名もしくは姓のみとなる場合

         スト−夫人

     (2) 識別のために称号、尊称、敬称などが必要なとき

         アレキサンダ−大王   長屋王

     (3) 世系

         六代目尾上菊五郎   パウロ4世   J.F.ケネディ,Jr.

     (4) ○○内××(○○が××を規定するとき)
        (ただし、○○が単に場所を示す場合は省略)

         文化庁文化部宗務課内宗教法人研究会

2.1.5.2F*

 総合タイトルがない図書の場合、収録されている各著作ごとに責任表示を記録する(2.1.1.2D参照)。

【本タイトル】土佐日記 【責任表示】紀貫之著【本タイトル】蜻蛉日記 【責任表示】藤原道綱母著      

【本タイトル】にごりえ 【責任表示】樋口一葉著【本タイトル】たけくらべ 【責任表示】樋口一葉著

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