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書誌データ作成ツール:文字種の取り扱い基準

文字種の取り扱い基準(1997年12月以前)

漢字等の字種採用の基準

(JP97以前に適用)

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1.JISコードを持つ漢字は、原則として目録対象資料の主要な情報源に使用されている字体を使用するが、以下のものは別の字体に置き換える。(カッコ内はJISコード番号を示す。)

1) 常用漢字表および人名漢字表に含まれる漢字については、旧字体を新字体の漢字に置き換える。

使用する文字 使用しない文字
亜(3021) 亞(5033)
医(3065) 醫(6E50)
円(315F) 圓(5424)
学(3358) 學(555C)
図(3F5E) 圖(5426)
    など

2) 以下の俗字等の漢字は、辞書の見出し字に多く採用されている通用字形に置き換える。

使用する文字 使用しない文字  
館(345B) 舘(345C)  
京(357E) 亰(5037)  
恵(3743) 惠(582A)  
剣(3775) 劔(5179)  
準(3D60) 凖(5245)  
専(406C) 專(5573)  
函(4821) 凾(5162)  
富(4959) 冨(495A)  
淵(4A25) 渕(5E3C)  
略(4E2C) 畧(6140)  
涼(4E43) 凉(515A)  
籠(4F36) 篭(6446)  
桧(5B58) 檜(4930) (俗字を使用)
頸(375B) 頚(7074) 別体字等
嘗(3E28) 甞(6133)  
鼠(414D) 鼡(736B)  
壷(5464) 壺(445B) (別体字を使用)
蠅(4768) 蝿(6A24)  
辺(4A55) 邉(6E35)  
褒(4B2B) 襃(6A71)  
翻(4B5D) 飜(664C)  

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2. JISコードを持たない文字については、3.4.の規定により以下の処理を行う。

1)
JISコードを持つ文字に置き換える。
2)
当該文字にカナ読みを施し、その読みを記録する。カナ読みは、当該文字に対して関連するJISコードを持つ文字が存在しない場合に行う。2字以上の文字の音節が重なり、別個の音節を形成する連声や、熟語訓のように1字だけカナ読みすると意味が不明瞭になる場合には、熟語単位でカナ読みを行う。
3)
追加文字コードを新たに指定するか、すでに指定されている追加文字コー ドを使用する。

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3. JISコードを持たない漢字のうち、以下の場合にはJISコードを持つ漢字に置き換える。

1)
JISコードを持たない漢字とJISコードを持つ漢字とが、同一漢字であることが容易に判断できる範囲で微細に字形が異なる場合。
2)
JISコードを持たない漢字が、JISコードを持つ漢字の誤字や略字である場合。
3)
JISコードを持たない漢字が、目録対象資料の主要情報語源には表記されているが、本文中等の別の情報源には同じ意味で別のJISコードを持つ漢字が使用されている場合。

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4. 上記3.以外の場合のJISコードを持たない漢字については、発生する箇所が本書名・アクセスポイント漢字データ部分である場合と、それ以外のデータ部分である場合とに分けて取り扱う。

4-1.

 本書名・アクセスポイント漢字データ部分以外で発生するJISコードを持たない漢字については、原則として外字作成を行わず、JISコードを持つ漢字に置き換えるか、カナ読みを行う。カナ読みを行った箇所については、当該 箇所を角がっこで囲む。追加文字コードをすでに持つている漢字についても、本書名・アクセスポイント漢字データ部分以外については、原則として追 加文字コードは使用しない。ただし例外として、追加文字コードを使用する漢字と同一の漢字が同一レコード内に存在する場合は、追加文字コードで統一する。

4-2.

 本書名・アクセスポイント漢字データ部分で発生するJISコードを持たない漢字については原則としてJISコードを持つ漢字に置き換えるか、追加文字コードを使用する。

4-2-1

 JISコードを持つ漢字への置き換えは、当該漢字がJISコードを持つ漢字の異体字(本字、古字、別体字、俗字、誤字等)である場合に行う。

4-2-2

 以下の場合には、追加文字コードを使用する。

1)
JISコードを持つ通用字形と異体字との字形が著しく異なり、異体字への置き換えによって、同一人物であることが判別しがたくなるような人名の場合。
2)
すでに追加文字コードが指定されている場合。

4-2-3

 新たに追加文字コードを指定する条件は以下の通りである。

1)
辞書に存在しない漢字は、原則として外字を作成しない。可能な限り、意味上・字形上関連する漢字に置き換える。
2)
辞書に存在する漢字であっても、意味上・字形上関連する漢字はJISコードもしくは追加文字コードを持つ漢字に置き換える。意味上・字形上関連する漢字がJISコードおよび追加文字コードの両者に存在する場合には、JISコードを持つ漢字を優先する。
3)
辞書に存在する漢字で、JISコードも追加文字コードも持たず、かつコードを持つ漢字の異体字でなく、意味上・字形上関連する漢字を持たない場合には、新たに追加文字コードを指定する。
4)
指定する追加文字が辞書の見出し字である通用字形の場合にはその漢字を、通用字形の異体字である場合にはできるだけ通用字形に置き換えて指定する。

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5. 漢字以外の文字(漢字モード文字)は以下のように取り扱う。

1)
本書名および団体著者名等に発生する○で囲む合成文字は、マルと読む場合には追加文字を使用する。マルと読まない場合および本書名・アクセスポイント漢字データ部分以外で発生する場合は、追加文字を使用せず当該文字を丸ガッコで囲む。
2)
○字以外の合成文字、デザイン文字等については、別の文字に置き換えても意味上の理解が可能な範囲内である場合には、できるだけ別の文字に置き換える。別の文字ではどうしても意味上の表現が不可能な場合に限り、追加文字コードを指定する。
3)
中国簡化文字は簡化文字表により対応する漢字に置き換える。対応する漢字が通用字形の異体字である場合には、通用字形を使用する。
4)
ハングル文字については、現行のところ追加文字コードは指定しない。目録対象資料の情報源(本文を含む)の中のハングル文字によらずに表記されている文字を使用するかカナ読みを行う。

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6. 異体字等の漢字の字形や意味の判断は、以下の漢和辞典に即して行う。

(1) 大漢和辞典 諸橋轍次著 大修館書店
(2) 新字源 小川環樹〔ほか〕編 角川書店

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