フランス国立図書館とISSN国際センターのプロジェクト(逐次刊行物目録のFRBR化)について

NDL書誌情報ニュースレター2013年2号(通号25号)
フランス国立図書館(BNF)とISSN国際センターは、2013年1月からPRESSoo/ISSNプロジェクト[1]を開始しました。
このプロジェクトは、逐次刊行物などの継続資料へのFRBRモデルの適用を検討するもので、フランス国立図書館とISSNネットワークの逐次刊行物目録をFRBR化することを目指しています[2]。
ISSNネットワークでは、2011年にワーキンググループ(2012年にはISSN レビューグループに統合)を設置し、FRBR(書誌レコードの機能要件)を逐次刊行物にどう適用するか検討してきました。調査結果は第36回ISSNセンター長会議で報告され、FRBRを逐次刊行物などの継続資料に適用するには多くの問題点があることが指摘されました。この調査結果は2012年4月のISSNネットワークの総会時に開催されたテクニカル・ミーティングで、FRBRの専門家に提示されました。このテクニカル・ミーティングでは、FRBRの専門家である、フランス国立図書館のパトリック・ルブーフ氏(Patrick Leboeuf)からFRBRoo(FRBRのオブジェクト指向版)の説明があり、従来のFRBRに比べFRBRooが継続資料の特性により合致することが判明しました。
IFLAのFRBRレビューグループが継続資料に関するプロジェクトを特に予定していないため、ISSN レビューグループはフランス国立図書館の提案を受け、FRBRooの継続資料への適用を検討するISSN/BNFワーキンググループを設置しました。このワーキンググループによりPRESSooが作成されました。
PRESSooは、FRBRooを拡張したもので、逐次刊行物などの継続資料の書誌情報に特化しています[3]。PRESSooにより、これまでISSNネットワークで懸案とされてきたFRBRモデルの継続資料への適用が次の段階に進みます。
PRESSoo/ISSNプロジェクトを中心とする今後の動向を注視していき、進捗があれば本誌で報告させていただきます。
(逐次刊行物・特別資料課 整理係)
[1]PRESSoo、FRBRooの語尾にあるooは、object-oriented(オブジェクト指向版)の略です。
[2]ISSN newsletter. 2013, (10)
http://www.issn.org/2-24139-The-newsletter.php?id=46, (参照 2013-05-16)
[3]PRESSooについては、以下も参照。
国立国会図書館. “継続資料の取り扱いのためにFRBRooを拡張した“PRESSoo”のバージョン0.1が公開”. カレントアウェアネス-R. http://current.ndl.go.jp/node/23109, (参照 2013-05-16)
NDL書誌情報ニュースレター(年4回刊)
ISSN 1882-0468/ISSN-L 1882-0468
2013年2号(通号25号) 2013年6月26日発行
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