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第37回ISSNナショナルセンター長会議参加報告―CJK言語の改題条件と「偽」刊行物

NDL書誌情報ニュースレター

NDL書誌情報ニュースレター2012年4号(通号23号)

 ISSN(国際標準逐次刊行物番号)ネットワークの第37回ISSNセンター長会議が、2012年10月9日から11日まで、リスボンのポルトガル国立図書館で開催されました。現在88か国が参加するISSNネットワークの40か国の各国センターから、51名が参加しました。アジアからは、フィリピン、韓国、日本が参加しました。日本からは、ISSN日本センターである国立国会図書館から参加しました。ISSNセンター長会議は、毎年1回開催され、ISSN関係の重要事項が議題です。今年の議題からいくつかを報告します。

ポルトガル国立図書館入口

ポルトガル国立図書館入口

【日本語、中国語、韓国語の本タイトルの重要な変化、最初の5語の規則】

 ISSNネットワークには、ISSNマニュアル[PDF File 2MB] [1]、ISBD(国際標準書誌記述)とRDA(Resource Description and Access)との調整事項等について検討するISSNレビューグループがあります。そのISSNレビューグループからの提案があり、討議が行われました。

 ISSNマニュアル[PDF File 2MB] 2.3.1(a)では、本タイトルの最初の5語に変更があった場合に重要な変化があったとみなし、新たなISSNを付与します。しかし、日本語、中国語、韓国語は、単語で分かち書きをしないため、各国センターが実情に合わせた運用をしています。日本センターにおいては『国立国会図書館「日本目録規則1987年版改訂3版 第13章 継続資料」逐次刊行物適用細則』(2012年1月)[PDF File 524KB] に則り運用しており、日本語タイトルについては「最初の5語」の規定はありません。

 そこで、分かち書きをしない言語にも適用できる規則にするため、最初の5語の規則を削除することを含めた提案がありました。タイトル中に含まれる単語を、「内容を表す語」とそれ以外の語に分けて、「内容を表す語」に変化がある場合のみ、重要な変化があったとみなす。また、「「内容を表す語」に変化がある場合」を、「「内容を表す語」の最初の5語に変化があった場合」とするか、「最初の5語にかかわらず「内容を表す語」に変化があった場合」とするかは、試行期間を置いて決定するというものでした。その提案については、会議前に、日本センターにも意見聴取があり、「内容を表す語」を数えない方に賛成という意見を送付していました。しかし、会議の場では反対意見が多くあり、現行の規則は改定しないこと、分かち書きをしない言語については、新しい規則を追加することが決定されました。日本センターは、今後、新たに書き込む規則についての検討に参加することになっています。

【「偽」・「偽科学」刊行物】

 「偽」・「偽科学」刊行物について、国際センターと各国センターに苦情が寄せられているそうです。「偽」・「偽科学」刊行物とは、多くの場合、オンライン雑誌で、著者が出版経費を負担する、編集委員会が実在しない、ほかの雑誌に掲載された論文を著者の許可を得ずに掲載している等の特徴があります。「偽」・「偽科学」刊行物の出版者からISSNを申請された場合に拒否する等の対応をするのかについて討議しました。会議の事前アンケートでは、日本も含め、半数程度の各国センターは、ISSN番号付与は、その逐次刊行物が実在することを保証する以外のことをするべきではなく、「偽」・「偽科学」刊行物に特別な対応は必要ないという意見でした。しかし、結果は、ISSNの申請を受けても、拒否できる根拠を整備する等の提案が了承され、来年の会議でも、検討は継続されることになりました。

【各種オンライン版へのISSN付与の暫定方針】

 前回の36回会議で、各種オンライン版へのISSN付与の暫定方針が決定されました。今回の会議では、1年間の各国センターでの実践をふまえて、暫定方針を確定として良いか、再検討しました。会議前の各国センターへのアンケート調査によると、38回答中、27センターが暫定方針に反対はしていません。しかし、ドイツから、同一のタイトルの新聞であっても、ボーンデジタルのWEB版と、紙媒体で刊行されたものを電子化した版とでは、内容が異なるため同一のISSN付与は困難である等、不都合がある場合があったと報告された結果、今後も、検討が継続されることになりました。

会議風景

会議風景

 前回会議において今回会議に提示されることになっていたISSNマニュアル改訂版については、2012年6月に改訂暫定版が提示されました。今後も修正される予定です。FRBRモデルの継続資料への適用性については、フランス国立図書館とISSNネットワークが協力して検討していることも報告されました。

 次回の第38回会議は、ルーマニアのブカレストで、第39回会議は、トルコのイスタンブールで開催されます。

安積 暁美
(あずみ あけみ 逐次刊行物・特別資料課)

[1]当館では日本語訳を作成し、ホームページに掲載しています。
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/issn/ISSNmanual.pdf [PDF File 787KB](参照2012-12-3)


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NDL書誌情報ニュースレター(年4回刊)

ISSN 1882-0468/ISSN-L 1882-0468
2012年4号(通号23号) 2012年12月25日発行
編集・発行 国立国会図書館収集書誌部
〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1
E-mail: (ニュースレター編集担当)