おしらせ:平成22年度書誌調整連絡会議を開催しました

NDL書誌情報ニュースレター2010年4号(通号15号)
国立国会図書館収集書誌部は、国内の書誌調整に関する情報の共有と交換により、書誌データの作成および提供の充実と発展に資するため、毎年「書誌調整連絡会議」を開催しています。平成22年度は、11月19日(金)に、「典拠コントロールの諸相―ウェブでの提供の課題を中心に」と題して開催し、招へい者・聴講者、および当館職員が出席しました。

書誌調整連絡会議の会議風景
典拠コントロールを実際に行っている機関と研究者の方々から、海外の動向、国内の目録規則、著者名検索および統一タイトル検索の動きについて伺うとともに、今後の典拠コントロールの在り方について意見交換を行いました。
まず、帝塚山学院大学准教授の渡邊隆弘氏から「典拠コントロールをめぐる動向」、日本図書館協会目録委員長であり当館職員の原井直子から「次期NCRについて:標目の改訂方針」、国立情報学研究所准教授の大向一輝氏から「CiNii著者検索」、筑波大学大学院教授の谷口祥一氏から「FRBR研究会の取り組み―著作同定作業の試みと統一タイトル典拠コントロール―」と題した報告がありました。その後、当館から「国立国会図書館の活動:名称典拠の提供に向けて」と題して、当館における名称典拠のウェブでの公開に向けた検討状況について報告しました。
各報告の後に行われた質疑応答・自由討議では、
・典拠コントロール継続のためには、機械的な同定処理を組み込むなど、持続可能な仕組みを考える必要がある
・機械化による運用コスト削減と、人手による確認・品質保証とをバランスよく行う必要がある
・データの公開に当たっては、不完全な内容であるということを明示しつつ公開することが、むしろデータの信頼性につながるのではないか
といった意見が出され、実務に即した意見交換がなされました。
また、統一タイトル典拠(著作単位での典拠コントロール)について、その重要性や適用範囲などが議論となりました。
11回目を迎えた当会議において、インターネット環境における膨大な情報の中で、検索の効率性を向上させる典拠の重要性と、その提供の方法について多くの示唆を得ることができました。会議の概要については、後日「書誌調整連絡会議」のページに掲載します。
(収集書誌部)
NDL書誌情報ニュースレター(年4回刊)
ISSN 1882-0468/ISSN-L 1882-0468
2010年4号(通号15号) 2010年12月24日発行
編集・発行 国立国会図書館収集書誌部収集・書誌調整課
〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1
E-mail: bib-news@ndl.go.jp (ニュースレター編集担当)
