公開講演会「セマンティック・ウェブと図書館:機械が情報を読む時代へ」開催報告

NDL書誌情報ニュースレター2010年3号(通号14号)
国立国会図書館は、2010年7月27日に公開講演会「セマンティック・ウェブと図書館:機械が情報を読む時代へ」を開催しました。
近年、図書館をはじめとする情報流通の世界では、ウェブサイトなどの情報資源にコンピュータが自動処理を行える形のメタデータを付与することで、より高度な情報探索を行えるようになる「セマンティック・ウェブ」が注目を集めています。このセマンティック・ウェブについて、概念や活用例などを紹介するという趣旨のもとに、本講演会を開催いたしました。聴講者は、図書館関係者のみならず、情報システムや出版関係者、教職員など東京本館および関西館をあわせ260名を超えました。
最初に、永森光晴氏(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科講師)から、「知のリンク:セマンティック・ウェブとは何か」と題し、セマンティック・ウェブの意義、歴史、構造、活用例など、概要について発表がありました。
続いて、大向一輝氏(国立情報学研究所准教授)から、「セマンティック・ウェブと学術情報サービス」と題し、論文検索・提供サービスCiNiiにおける著者IDの導入やデータの構造化など、国立情報学研究所の取組を実例に、セマンティック・ウェブの活用について発表がありました。
最後に、大柴忠彦(国立国会図書館収集書誌部収集・書誌調整課課長補佐)が、「国立国会図書館 書誌サービスの新展開:Web NDLSHとDC-NDL 」と題し、DC-NDL(国立国会図書館ダブリンコアメタデータ記述)の改訂や国立国会図書館件名標目表のウェブ版であるWeb NDLSHの公開など、当館のセマンティック・ウェブに対応したサービスへの取組と今後の課題について報告しました。
質疑応答では、「セマンティック・ウェブが一般社会でより広く活用されるためにはどのような活動が求められるか」「人がメタデータを付与するのではなく、機械が情報を自動的に処理するような将来像はないのか」といった質問が寄せられました。
講演会の詳しい内容については、以下をご覧ください。
(収集・書誌調整課)
NDL書誌情報ニュースレター(年4回刊)
ISSN 1882-0468/ISSN-L 1882-0468
2010年3号(通号14号) 2010年10月29日発行
編集・発行 国立国会図書館収集書誌部収集・書誌調整課
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