書誌データの作成および提供
書誌部のスタートにあたって
平成14年度の組織変更により発足した書誌部についてご紹介します。書誌部は、全国書誌の作成と、資料の別なく目録作成関係の業務を行う部として、新しい国立国会図書館の中での役割と任務を確認しながら出発いたしました。
1 組織再編のねらい
書誌部の機能は、(1)書誌データの作成、(2)目録や書誌の編集・提供、そして(3)書誌調整です。部内は書誌調整課、国内図書課、外国図書・特別資料課、逐次刊行物課の4課で構成します。新しい組織としたねらいは次の点にあります。
- 和洋図書、雑誌、音楽映像資料、電子資料など書誌データ作成機能の集中と、一貫した方針のもとの目録作成。
- 目録編集・提供の担当と窓口の明確化。
- 書誌調整課の設置。
2 書誌部各課の業務
○書誌調整課
書誌作成やデータベース関係の調整を書誌調整課が行います。関係機関、研究者の方々との交流・連絡も書誌調整(書誌コントロール)の重要な分野です。『日本全国書誌』、OPACその他の書誌データ提供も担当し、関係機関や利用者の方々と当館との窓口となります。
○国内図書課
『日本全国書誌』の大きな部分を占める国内図書の記述、タイトル標目、著者標目、件名標目、分類標目、及び典拠データの作成を担当します。
○外国図書・特別資料課
洋書、音楽映像資料、電子資料、その他新しいメディアの資料整理は外国図書・特別資料課が担当します。『日本全国書誌』電子出版物の部のデータはここで生産します。
ネットワーク系電子出版物へのメタデータ付与は関西館、メタデータ基準の作成は書誌調整課が行います。
○逐次刊行物課
逐次刊行物課は和洋逐次刊行物の整理、雑誌記事索引、ISSNを担当します。この4月から逐次刊行物に『日本目録規則1987年版改訂版』を採用しました。ISSN日本センター(平成14年4月1日にISDS日本センターから名称変更)もここに設置されており、ISSN(国際標準逐次刊行物番号)の付与と書誌データ作成を担当します。
○関西館と東京本館の分担
関西館が受け入れた資料は関西館が整理し、東京本館と関西館は総合目録のように双方が書誌データを作成します。
3 全国書誌と目録提供の改善
平成12年度から全国書誌の提供形態変更などについて順次お知らせしてきましたが、あらためて書誌データ提供関係の主な改善事項を挙げます。
- 『日本全国書誌』のホームページ掲載(平成14年4月)
- Web-OPACへの書誌データ掲載および資料提供の迅速化(平成14年4月)
- 『JAPAN/MARC(M)』の新フォーマットによる提供(平成14年4月)
- 新しいOPAC「NDL-OPAC」の提供(平成14年10月)
- 雑誌記事索引のNDL-OPAC搭載(平成14年秋)
- 『JAPAN/MARC(S)』の新フォーマットによる提供(平成15年度)と『JAPAN/MARC』 UNIMARC版の提供(平成15年1月以降)
平成14年度は全国書誌提供の改善、そしてインターネットによる書誌データ提供(OPAC)改善と整備の年といえます。これは、遠隔利用へのサービス拡充の一環であり、また当館の新しいサービスの一環です。
情報通信技術の進歩発展により、書誌情報や目録の分野は大きな変化進展を続けています。こうした社会の変化に対応し、利用者の要請に応える書誌情報サービスをめざして、全国書誌の作成、その他の書誌情報提供に努めてまいります。
(書誌部)
