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トップ > イベント・展示会情報 > 過去の展示会 > 関西館小展示 「時空をかける三国志」

関西館小展示 「時空をかける三国志」
(終了しました)

 関西館小展示「時空をかける三国志」 は盛況のうちに終了しました。展示資料の解題やデジタル化画像は、ページ内下部の「資料リスト」から引き続きご覧いただけます。


展示会場全景
展示会場の端からの全景  

展示資料
手にとって閲覧できる展示資料の写真  

展示の見どころ解説の様子
職員による見どころ解説の風景  



関西館小展示「時空をかける三国志」 の開催について

時空をかける三国志

 第12回の関西館小展示では、「時空をかける三国志―日本・中国における三国志演義の展開」と題して、関西館で所蔵する国内刊行資料やアジア言語資料から三国志演義に関する資料を紹介します。

 約1800年前の魏・蜀・呉の三国の興亡を題材として中国で成立した三国志演義は、その後アジア各国に伝わり、日本でも長く読み継がれています。平成24(2012)年は日中国交正常化40年にあたることから、日中両国を中心とする三国志演義の形成と受容の歴史を示す資料約90点を展示します。

 また、関西館10周年記念イベントとして、金文京教授(京都大学人文科学研究所)による関連講演会「東アジアの三国志演義」も実施します。ぜひご参加ください。


資料リスト [PDF版 1.77MB]

第1部 入門:「連環画」でたどる三国志演義

1-1 連環画で見る三国志
  • No.1 三国演义连环画/罗贯中原著 ; 徐正中画等(上海人民美术出版社, 1957-1963)

    連環画とは複数の絵をつなげて一つの物語を構成する絵本であり、中国の伝統的な漫画の様式です。中華人民共和国の建国初期に、多様なジャンルの連環画が制作されましたが、この「三国志演義」シリーズは最もよく知られた作品の一つです。多くの著名な画家が制作に参加し、1964年に全60冊の刊行が完結しました。今回は上海新華書店旧蔵書資料所収の同シリーズ初版本のうち50冊を展示しています。(XP-A-82551ほか)

1-2 三国志を知る
  • No.2 三国志研究(1号, 3-7号)/三国志学会編(三国志学会, 2006-)

    三国志学会は研究者のほか、一般の愛好者にも開かれた交流の場として2006年に設立されました。本誌は三国志学会が発行する年刊の機関誌です。(Z71-S450)

  • No.3 三国志研究入門/渡邉義浩著 ; 三国志学会監修(日外アソシエーツ, 2007)

    三国志に関係する資料・歴史・思想・文学について、研究動向の整理と文献目録を収録しています。(GE273-H73)

  • No.4 三国志の世界 : 後漢三国時代/金文京著(講談社, 2005)

    中国文学研究者の金文京氏による三国時代の歴史の概説書です。(GE269-H23)

  • No.5 三国志演義の世界/金文京著(東方書店, 2010)

    三国志演義の成り立ちから、出版の歴史、三国志演義の思想・現代的意義などについて論じています。2010年刊行の増補版では、新たに第9章「東アジアの『三国志演義』」を設け、日本や韓国における三国志演義について論じています。(KK222-J16)

  • No.6 三国志素顔の英雄たち/易中天著 ; 鋤柄治郎訳(冨山房インターナショナル, 2008)

    2006年に中央電視台のテレビ番組から一大ブームを巻き起こし、中国で400万部売れたという『品三国』の日本語訳です。(GE273-J17ほか)

  • No.7 三国志 : 正史/陳寿 著 ; 今鷹真, 井波律子訳(筑摩書房, 1993)

    三国志は司馬遷の史記と同じ紀伝体の形式で書かれた魏・蜀・呉三国の歴史書です。作者の陳寿(233-297)は蜀の出身で、蜀の滅亡後に晋に仕え、その間に執筆された三国志は後に王朝公認の歴史書(正史)とされました。蜀の出身である陳寿はあくまで魏を正統な王朝と位置付けながらも、蜀を叙述する筆遣いにはさまざまな配慮が見てとれます。この三国志に記述された内容をもとに脚色を加えた三国志物語が後世に制作され、三国志演義に結実していきます。(GE273-E30)

第2部 中国・アジアにおける三国志演義

2-1 元代の三国志
  • No.8 全相三国志平話/立間祥介訳(潮出版社, 2011)

    唐代には三国志を題材とする民間芸能が行なわれていたことが確認されていますが、元代にそれまで講談として語られてきた三国志物語を文章化したのが三国志平話です。全相とは全ページ絵入りの意味で、絵に比して文章が簡略稚拙であることから、絵を主とする劇画のようなものと考えられています。内容は、前漢の劉邦が後漢の献帝、韓信が曹操、彭越が劉備、英布が孫権に転生するところから始まり、漢の劉淵が晋を滅ぼすところで終わるように、因果応報的な世界観が三国志演義とは大きく異なります。本書は内閣文庫所蔵のテキストから絵を抜粋し、日本語訳を付したものです。(KK187-J2)

  • No.9 天理図書館善本叢書 漢籍之部第10巻/天理図書館善本叢書漢籍之部編集委員会編(天理大学出版部, 1988)

    『三分事略』は『三国志平話』の別版本の一つで、元代末期の成立と考えられます。大筋はほぼ同じですが、絵は資料No.8に比べてかなり粗雑です。(US1-55)

  • No.10 花關索傳の研究/古屋昭弘[ほか]共著(汲古書院, 1989)

    1967年に明代の墓から発見された『説唱詞話』には、三国志演義に関羽の子として少しだけ登場する関索(花関索)を主役とする物語が収録されていました。花関索は幼少時に生き別れた関羽と再会し、関羽が呉に殺されると、呉を攻めて父の仇を討ちます。元代の成立とされるこの物語により、それまで謎とされていた関索のエピソードの由来が解明されただけでなく、関索を手掛かりとすることで、三国志演義の版本研究も大きく進展しました。(KK216-E1)

2-2 元・明代の演劇のなかの三国志
  • No.11 三国劇翻訳集/井上泰山訳(関西大学出版部, 2002)

    明代に制作された三国志物語の演劇作品の台本23種について現代日本語訳を収録しています。三国志演義には見られない話を多く収録していますが、その中には「張翼徳、大いに杏林荘を破る」「張翼徳、単り呂布と戦う」など、張飛を主役とするものが多く、民衆芸能の間で語られた三国志演劇では張飛の人気が高かったことがうかがえます。(KK216-G2)

  • No.12 元刋雜劇の研究/赤松紀彦, 井上泰山, 金文京, 小松謙, 佐藤晴彦, 高橋繁樹, 高橋文治, 竹内誠, 土屋育子, 松浦恆雄編(汲古書院, 2007)

    元代末期に成立した戯曲集『元刊雑劇』のうち4作品について、注釈と現代日本語訳を付した研究書です。収録作品のうち「古杭新刊的本關大王單刀會」は三国志演義などに同じ話が見られますが、関羽と張飛の霊が劉備の夢枕に立ち仇討ちを託す「大都新編關張雙赴西蜀夢全」は三国志演義にも『三国志平話』にも見られないものです。(KK185-H2)

2-3 三国志演義のテキスト
  • No.13 中国小説史の研究/小川環樹 著(岩波書店, 1968)

    水滸伝などと異なり、三国志演義の版本はほとんど相違が無いと長らく考えられていましたが、本書所収の論文「關索の傳說そのほか」は三国志演義の版本の多様性について論じたもので、その後の版本研究の嚆矢となりました。(KK384-1)

  • No.14 『三國志演義』版本の研究/中川諭著(汲古書院, 1998)

    現存する三国志演義の版本32種について、字句の異同を分析して版本間の系統分けを行ない、巻末に系統図としてまとめています。(KK222-G11)

  • No.15 『三国志演義』研究:そのテキスト生成に関する考察/竹内真彦[著]([竹内真彦], 2000)

    呂布・諸葛亮・司馬懿などの人物描写に着目して、三国志演義における虚構のありようや正統観念などについて論じています。この博士論文は神戸大学機関リポジトリによりWeb上で公開されています。(UT51-2002-P403)

  • No.16 三国志通俗演义/罗贯中著(人民文学出版社, 1975)

    三国志演義は羅貫中の作とされますが詳細は不明であり、複数の執筆者の手を経て、元代末期頃に成立したと考えられています。本書は1494年(弘治7年)の序があり、現在発見されている中で最も早い1522年(嘉靖元年)に刊行された版本の影印です。他の版本と区別するために、刊行時期から嘉靖本または弘治本、または刊行した人物の名前から張尚徳本などと呼ばれます。古典の「大義」のエッセンスを分かりやすく伝えるという意味の「通俗演義」を冠していますが、歴史書を参照して本文を修訂するなど、資料No.17などの絵入り本の系統に比べて高級志向であると考えられます。なお、清代中期以降広く普及する毛宗崗本もこの版本と同じ系統に属すると考えられています。(XP-B-6049ほか)

  • No.17 西班牙藏葉逢春刊本三國志史傳/羅貫中著 ; 陳翔華主編(國家圖書館出版社, 2009)

    1548年頃に刊行され、1573年に宣教師によりスペインのエスコリアル修道院にもたらされた三国志演義の影印本です。資料No.16と同じく関索(花関索)が登場しない数少ない版本の一つであり、現存するもののうち資料No.16についで古く、原初の三国志演義の文言をよく残している版本と考えられています。文章の上に名場面の絵を配したスタイルは、通俗書で知られた当時の福建省の出版業の特色をよく表しています。(KK222-C22)

  • No.18 北京藏湯賓尹校本通俗三國志傳/陳翔華主编(國家圖書館出版社, 2010)

    中国国家図書館で所蔵するものの影印です。上図下文の形式をとるなど、資料No.17との共通点が多くみられ、資料No.17から派生した版本の一つとされます。明代末期の成立と考えられています。(KK222-C20)

  • No.19 北京藏黃正甫刊本三國志傳/陳翔華主编(國家圖書館出版社, 2009)

    中国国家図書館で所蔵するものの影印です。資料No.17、18と同じ上図下文の体裁ですが、文章を簡略化した箇所が多く、関索が登場する点などが異なります。1623年頃の刊行と考えられています。(KK222-C18)

  • No.20 全相平話五種/三國志演義(宝翰楼本)/瀧本弘之編(遊子館, 2009)

    『三国志平話』を含む「全相平話」シリーズ5種の影印と、明末清初期刊行の『李卓吾先生批評三国志真本』(宝翰楼刊本)の挿絵部分を収録しています。(KK187-J1)

  • No.21 三國志通俗演義 : 晋平陽候陳壽史傳 後學羅本貫中編次/朴在淵,金瑛校注(學古房, 2010)

    朝鮮半島では16世紀のうちに三国志演義が伝わっていました。近年韓国で発見された銅活字版は16世紀半ばに刊行されたものと考えられ、韓国では最も古く、金属活字版としては東アジア最古の三国志演義です。本書はその一部の影印を収録しています。(KK222-K1)

2-4三国志演義の「続編」群
2-5 神になった関羽の物語
  • No.26 關帝歴代顯聖誌傳/(上海古籍出版社, [1990])

    関羽に対する信仰は後世しだいに高まり、ついに最高クラスの神「関帝」として国家に公認されるに至ります。本書は明代末期に編纂されたもので、関羽が出現して倭寇撃退に力を貸したなどの関羽霊験譚を図版とともに収録しています。(KK228-C109)

  • No.27 關帝文獻匯編 1,2,5/魯愚[ほか]編(國際文化出版公司, 1995)

    関羽に関する文学・宗教関係の漢籍文献を収録したものです。その中に収録される「聖蹟図誌」は、関羽の伝記や関羽を讃えた詩文などを図版とともに収録しています。(HK41-C32)

  • No.28 東北アジアにおける関帝信仰の歴史的現在的研究/山田勝芳, 東北大学([山田勝芳], 1997-1999)

    中国・香港・台湾・日本・モンゴルなどにおける関帝信仰に関する論文を収録しているほか、文政13年(1830)から刊行が開始された十返舎一九編訳、歌川国安挿絵の『画俗三国志』の一部分の影印を収録しています。(Y151-H09610360)

2-6 アジア各国の三国志関連作品
  • No.29 สามก๊ก : ศิลปกรรมจีนวัดไทยในบางกอก/ศานติ-นวรัตน์ ภักดีคำ(สำนักพิมพ์มติชน, [2006])

    タイでは1802年に宮廷で三国志演義のタイ語訳が編纂されるなど、早くから三国志演義が受け入れられていました。本書はバンコクの寺院に描かれた三国志演義を題材とする壁画を収録しています。(Y745-S327)

  • No.30 歷史・傳記小說 9/韓國學文獻硏究所編(亞細亞文化社, 1979)

    1908年に劉元杓が発表した小説『夢見諸葛亮』という作品を収録しています。この小説は朝鮮王朝期に流行した夢遊小説というジャンルに属するもので、夢で諸葛亮と出会い、三国志だけでなく20世紀初頭の東アジア情勢などについて議論する内容です。(KJ61-K32)

  • No.31 越南漢文小説叢刊 第3册/陳慶浩, 王三慶主編(远东学院, 1987)

    ベトナムでも三国志演義は広く受け入れられました。この『皇越春秋』は、陳朝の末期に胡氏が政権簒奪し、中国明朝の介入を受けた後、黎利が明朝を撃退し後黎朝(大越国)を建国するまでの1400-1428年のベトナムの歴史を題材にしたものです。文体の特色や正統観念、人物造形などで三国志演義をモデルとした点が多いと言われています。(KL6-C1)

第3部 日本における三国志演義

3-1 日本人と三国志の出会い
  • No.32 貴重典籍叢書 : 国立歴史民俗博物館蔵 歴史篇 第9巻 (続日本紀 3)/国立歴史民俗博物館館蔵史料編集会編(臨川書店, 1999)

    『続日本紀』は797年に成立した平安初期の歴史書で、陳寿の『三国志』が日本の文献に初めて登場します。本書では、神護景雲三年(769年)十月の条に、大宰府から書物を賜与するよう上申があり、それに対しての詔で三史(『史記』『漢書』『後漢書』)に加え『三国志』『晋書』が与えられたことが記されています。(US1-G3)

  • No.33 季滄葦書目 / | 中江尊經閣藏書目 | 日本國見在書目録/(清) 季振宜撰 | (清) 袁昶撰 | 藤原佐世撰(廣文書局, 1972)

    891年ごろに成立したといわれる『日本国見在書目録』は、藤原佐世(すけよ)による日本最古の漢籍目録です。当時世の中に存在していた漢籍の目録とも言われる本書には、「三国志六十五巻」「諸葛武侯上事九」など三国志関連の書名が収録されています。「三国志六十五巻」は陳寿による正史三国志ですが、「諸葛武侯上事九」については現存しないため、どのような書物だったかは今では知られていません。(UP72-C89)

  • No.34 和漢朗詠集/[藤原公任][編纂](朝日新聞社, 2005)

    『和漢朗詠集』は平安時代に貴族の間で口ずさまれた漢詩文や和歌を集めた選集で、1018年ごろの成立と言われています。全八〇四編には三国志に関連するものがいくつかあり、例えば菅原道真の「三月三日付桃」では「魏文」、すなわち魏の初代皇帝文帝(曹丕)が登場します。(KG817-H14)

  • No.35 三国志享受史論考/田中尚子著(汲古書院, 2007)

    『通俗三国志』登場までの日本における享受の歴史をつづった研究書です。前半部では平安時代から近世までの日本における三国志の享受の歴史を、後半部では日本の軍記物と三国志演義の比較についての研究が記されています。(GE273-H59)

  • No.36 太平記/後藤丹治, 釜田喜三郎校注(岩波書店, 1993)

    『太平記』は応安年間(1368~1375)の成立とされる南北朝時代の争乱を記した軍記物語です。三国志関連の記述が少ない中世の日本において、十数例の三国志故事や説話を掲載しています。(KG161-E18)

  • No.37 中世から近世初期における朝鮮経由の『三国志演義』受容に関する研究/長尾直茂, 上智大学[著]([長尾直茂], 2004-2006, 2007)

    平成16年度から18年度にかけて行われた科学研究費補助金基盤研究の成果報告書(科研費報告書)です。本書では、江戸時代までの日本の漢詩文や韓国での文献調査をもとに、中世から近世初期の三国志演義受容の経過を考察しています。(Y151-H16520199)

  • No.38 新釈漢文大系 58-59/(明治書院, 1973)

    『蒙求』は唐代の李翰によってまとめられた中国の児童用教科書です。「三顧の礼」や曹植の「七歩の詩」など三国志関連の故事が29種類収められています。『枕草子』『源氏物語』には『蒙求』由来と思われる故事が多数指摘されており、日本にも早くから伝来していたと思われます。(082-Si498)
    *この資料はデジタル化されています。[本文へのリンク]

  • No.39 国訳漢文大成 第9-10巻/ (日本図書センター, 2000)

    『資治通鑑』は北宋の司馬光が編んだ、戦国時代から五代に至る1300余年を対象とする編年体の通史で、三国時代の記述も含んでいます。「統治を資(たす)けるための鏡」という意味の書名の通り、歴史を通覧するのに便利なように年月順に記事が編集されています。日本へは南北朝時代には伝えられていたようですが、特に江戸時代には広く読まれるようになりました。(US1-G5)

  • No.40 新釈漢文大系 第16巻 /(明治書院, 1963)

    『古文真宝』は漢代から宋代までの古詩や文章を収めた書物です。手軽に有名な文章を読む手段として、『十八史略』とともに江戸時代に盛行しました。『古文真宝』は前集(詩が中心)と後集(文章が中心)に分かれており、日本では諸葛亮の「出師の表」「後出師の表」を収めた後者が人気を得ました。(082-Si498)
    *この資料はデジタル化されています。[本文へのリンク]

3-2 通俗三国志の登場と江戸文化
  • No.41 金沢大学中国語学中国文学教室紀要(9 2006 3)/金沢大学文学部中国語学中国文学講座 編(金沢大学文学部中国語学中国文学講座, 1996-)

    日本における最も早い三国志演義に関する記述は、1616年の『羅山林先生集』にある「通俗演義三国志」と言われており、江戸時代の初期には既に日本に伝わっていたことが確認されています。それ以後も様々な記録に色々な形で三国志演義は史料に登場しますが、1689-1692年に日本で初めての完訳である湖南文山訳の『通俗三国志』が発行されました。本書所収の「日本における『三国演義』の受容(前篇) : 翻訳と挿図を中心に」では江戸初期から江戸末期までの日本における輸入と受容の歴史が述べられています。(Z12-B134)

  • No.42 江戸文学における『三国志演義』の受容:「義」概念及び挿絵の世界を中心に/梁蘊嫻[著]([梁蘊嫻], [2010])

    第2章で見てきたように、中国で普及した版本には挿絵入りのものも多数存在し、これが普及のために大きな役割を果たしました。一方、日本での最も早い翻訳である湖南文山の『通俗三国志』には挿絵は含まれていません。初めて挿絵が入れられたのは浮世絵師の羽田珍重が描く『三国志』(1721年刊)と言われています。本書では中国・日本の様々な版本の挿絵を比較し、江戸時代における三国志演義の受容を明らかにしています。(UT51-2011-M974)

  • No.43 洒落本大成 第11、19巻/洒落本大成編集委員会編(中央公論社, 1981,1983)

    江戸時代には川柳など庶民の文化にも三国志に関するものが見られるようになり、パロディ作品も多くつくられました。本書11巻所収の洒落本『通人三国師』(1781年)では「食王」劉備が吉原で料亭を営むところに借金を抱えた「諸借金」孔明が転がり込み、さらに仲達が押し掛ける、という荒唐無稽な物語が展開されています。また、19巻所収の『讃極史』(1795?)では孔明の臥竜岡改め「臥楽岡」にて劉備、孫権、曹操がお菓子を食べつつ最近(寛政頃)の話題や物語の登場人物などについての雑談にふける話が収録されています。(KG235-4)

  • No.44 南総里見八犬伝/曲亭馬琴作 ; 小池藤五郎校訂(岩波書店, 1984-1985)

    1814年から1842年にかけて刊行された、江戸末期の戯作者、曲亭馬琴による長編伝奇小説です。室町時代の豪族の興亡を背景に、八つの球を持った義兄弟の八犬士が活躍するという筋立てです。全体の構想を中国の小説『水滸伝』から借りていることは有名ですが、一方、三国志から着想を得たと思われる要素も少なくありません。作中では、犬士のひとりである犬飼現八が「長阪橋」で敵の大軍を退かせるシーンなど、三国志由来のものと思われる場面が多々見られます。(KG239-27)

  • No.45 绘本通俗三国志/(日) 葛饰戴斗编绘(上海书店出版社, 2003)
  • No.46 文学論藻 : 東洋大学文学部紀要日本文学文化篇(通号68)/東洋大学日本文学文化学科編(東洋大学文学部日本文学文化学科, 1952- )

    元禄期に湖南文山による『通俗三国志』が出版されて以来、様々な媒体で普及してきた三国志物語ですが、天保期の1836年から1841年にかけては湖南文山の訳に新たに挿絵枚を付した『絵本通俗三国志』が刊行されます。葛飾北斎の弟子載斗による400枚超の膨大な数の挿絵を付した『絵本通俗三国志』は絶大な人気を誇り、近代に入ってからも日本の三国志の定番として普及していきました。資料No.45は『絵本通俗三国志』の挿絵だけを抜き出して、中国の出版社が発行した画集です。これらの挿絵については資料No.46の「『絵本通俗三国志』について--その挿絵と成立事情」(渡辺由美子)に詳しいので、併せてご参照ください。(No.45:KG239-C3)(No.46:Z13-106)

3-3 近代日本の三国志演義
  • No.47 通俗二十一史 第4-7巻/(早稲田大学出版部, 1911-1912)

    湖南文山による『通俗三国志演義』の成功をきっかけに、その後、多くの中国通俗小説が翻訳されました。これらは「通俗軍談書」と総称されますが、この資料にそのほとんどが収録されています。今回の展示では第4、5巻『通俗三国志』(湖南文山)のほか、第6巻『通俗続三国志』(中村昂然)や第7巻の『通俗続後三国志』(尾田玄古)を展示しています。これらは三国を統一した晋の盛衰を扱った『東西晋演義』の日本語訳ですが、緒言によると、三国志の人気にあやかるため、その続編を標榜したとのことです。(334-78)
    *この資料はデジタル化されています。[本文へのリンク]

  • No.48 絵本通俗三国志/湖南文山訳 ; 中村頼治増補(東京同益出版社, 1883)

    江戸末から明治時代に出された版本の一つです。資料No.74にも書かれているように、寛延年間創業で京都は寺町通に今も現存する古本屋、竹苞書楼で桑原武夫が父親に買ってもらったものと同じものです。挿絵は葛飾載斗の手によるものではありませんが、張角が南華仙人から書を授かる場面など、構図に強い影響を受けていることがわかります。(特40-22)
    *この資料はデジタル化されています。[本文へのリンク]

  • No.49 三国志銘々義伝/鳥越安久里之助編(東洲堂, 1883)

    「銘銘伝」というのは一人一人についての伝記のことで、今でいう人気漫画のキャラクターガイドのようなものです。本書では三国志の登場人物や名場面の簡単な紹介と、浮世絵師の葛飾正久の手による挿絵が収録されています。(特40-599)
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  • No.50 絵本三国志小伝/武田平治編 ; 大蘇芳年画(菱花堂, 1885)

    江戸末から明治時代に出された版本の一つである『絵本通俗三国志』(清水市次郎和解, 1882-1884)の中から挿絵のみを集めたものです。元になった本のタイトルも『通俗三国志』ですが挿絵は葛飾載斗ではなく、江戸から明治にかけて活躍した浮世絵師月岡芳年の手によるものです。(特40-24)
    *この資料はデジタル化されています。[本文へのリンク]

  • No.51 絵本三国志 : 通俗略伝/大川新吉編(大川新吉, 1884)
  • No.52 三国志/小宮山五郎編(鹿田源蔵, 1885)
  • No.53 絵本三国誌/尾関トヨ 編(尾関トヨ, 1886)
  • No.54 [絵本]三国誌/奥田忠兵衛編 ; 梅堂国政画(奥田忠兵衛, 1887)
  • No.55 絵本三国誌/山本常次郎編(隆湊堂, 1889)
  • No.56 絵本三国誌/牧金之助編(金寿堂, 1890)
  • No.57 絵本三国誌/長尾佐太郎著(文成堂, 1894)
  • No.58 絵本三国誌/青木恒三郎編(青木嵩山堂, 1890)

    『絵本通俗三国志』によって読者層は飛躍的に拡大しましたが、江戸時代以降にはさらにビジュアル面を強調した書籍や浮世絵、おもちゃ絵などが発行されました。資料No.51-58の豆本もそうしたものの一つで、手のひらに収まる大きさでふんだんに挿絵を盛りこみ、ルビを付すなど、子どもにも楽しめるものとなっています。
    *この資料はデジタル化されています。

     

  • No.59 明治神宮叢書 第10巻(徳育編)/明治神宮編(明治神宮社務所, 2005)

    本書に収録されている『幼学綱要』(元田永孚編)は、1882年に宮内省から全国の小学校に配布された道徳教育のための書物です。本書には孝行や忠節など20の儒教の徳目が掲げられています。三国志関連の故事もいくつか掲載されており、例えば忠節の例として劉備と諸葛孔明の関係、特に出師の表について書かれています。(HL61-H221)

  • No.60 諸葛武侯/内藤虎次郎著(東華堂, 1897)

    東洋学者の内藤湖南が著した諸葛孔明の史伝です。序文では明治維新を3つの期間に分け、それぞれ三国時代に例えています。例言や巻末によると、当初は孔明の人生を上下巻に分けて刊行する予定でしたが、最終的には蜀漢の成立までの前半生を描いた本書だけが刊行されました。(289.2-Sy957Ns)
    *この資料はデジタル化されています。[本文へのリンク]

  • No.61 天地有情/土井晩翠著(博文館, 1899)

    明治の詩人、土井晩翠の「星落秋風五丈原(ほしおつしゅうふうごじょうげん)」を収録した詩集です。この長編詩は蜀の諸葛孔明が五丈原に陣没した故事を主題としたもので、後年、曲が付けられています。なお、土井晩翠は『荒城の月』の作詞をしたことで有名です。(71-439)
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  • No.62 帝国文庫 第11-12編 /(博文館, 1893-1894)

    帝国文庫は明治から大正にかけて日本最大の出版社として隆盛を誇った博文館の叢書で、1893年から1897年の間に軍書、稗史、人情本、黄表紙、洒落本などを刊行しました。明治に刊行された『通俗三国志』の中で本書は最も有名なものの一つです。(70-1)

  • No.63 三国志演義/久保天随(得二)著(隆文館, 1906)

    資料No.65と同じ久保天随による『通俗三国志』の抄訳です。吉川英治が少年時代に愛読した書としても知られ、吉川による『三国志』の序文には「少年の頃、久保天随氏の演義三国志を熱読して、三更四更まで燈下にしがみついていては、よく父に寝ろ寝ろと云って叱られた」と書かれています。(78-79)
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  • No.64 通俗三国志 第1編/文山著;幸田露伴校(東亜堂, 1911)

    明治の小説家、幸田露伴の校訂による文山の『通俗三国志』です。解題ではその由来として、陳寿の正史三国志や司馬光の『資治通鑑』ではそれぞれ晋、魏を正統としていたため蜀びいきの民衆は不満を持っていたが、演義の登場によってやっとそれらの鬱憤は解消されたと述べています。(特65-67)
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  • No.65 三国志 : 新訳演義 下巻/羅貫中[著] ; 久保天随訳補(至誠堂書店, 1912)

    本書は中国文学者である久保天随による日本で初めての毛宗崗本の翻訳です。資料No72など、現在の日本では三国志演義と言えば毛宗崗本が普及していますが、文山の『通俗三国志』や吉川三国志をはじめ戦前の日本では李卓吾本の翻訳が優勢でした。昭和に入ると毛宗崗本を底本とした邦訳が刊行されます。(特110-370)
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  • No.66 三国志物語 第2巻/村上知行著(中央公論社, 1939)

    中国文学の翻訳家・評論家である村上知行による毛宗崗本の翻訳です。村上は戦後に全訳も出していますが、本書は一部省略を交えた翻訳で、吉川英治による三国志とほぼ同時期の1939年に刊行されました。(786-137)
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  • No.67 兵法三国志/田中久著(新正堂, 1942)

    陸軍大佐であった田中久による戦史書で、当時、すでに現役を退いていた石原莞爾が序文を書いています。戦前・戦中は中国に対する国民の関心が高まり、その文脈で三国志が取り上げられることも少なくなかったようです。中国を「今、われわれの前に澎湃とくり展げられた宿題の国である」とする吉川三国志の新聞連載の告知文などからも、当時の雰囲気をうかがい知ることができます。(399.2-Ta84ウ)
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  • No.68 三国志 巻の2、巻の7/吉川英治著(講談社, 1940-1948)

    吉川三国志として有名な本書は1939年から1943年まで中外商業新報(現・日本経済新聞)などで連載された小説です。序文では「原本には『通俗三国志』『三国志演義』その他数種あるが、私はそのいづれの直訳にも依らないで、随時、長所を択って、わたくし流に書いた」としています。劉備の母親の登場など吉川英治オリジナルのエピソードが含まれており、現代で言う「超訳」といった内容といえます。吉川三国志はその刊行以後、それまで三国志のスタンダードだった湖南文山の通俗三国志に代わり、日本の三国志のスタンダードとなりました。現在流通している三国志小説のはしりであるとともに、多くの人物や作品に影響を与えています。(F13-Y89ウ)
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  • No.69 三国志/柴田錬三郎著(鱒書房, 1955)

    柴田錬三郎はいわゆる「柴錬三国志」こと資料No.75の『英雄ここにあり』で有名ですが、それ以前にも三国志小説を書いています。本書は三国志のダイジェスト版ともいうもので、あとがきによると「忙しい人向けに三国志の面白い箇所だけを引き抜いたりくっつけたりして作った」とあり、また「面白いと思ったらぜひ吉川英治の三国志を読んでほしい」とも書かれており、本書が刊行された当時は、三国志と言えば吉川三国志だったことがうかがえます。(923-Si248s-m)
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  • No.70 中国古典文学全集 第8-9巻 /羅貫中作;立間祥介訳(平凡社, 1958-59)

    中国文学者の立間祥介による毛宗崗本の全訳で、1982年にNHKで放送された人形劇『三国志』の原作となったことでも有名です。2006年に大幅な変更を加えた改訂新版(KK222-H21ほか)が出ています。(928-Ty996ほか)
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  • No.71 三国志実録/吉川幸次郎著(筑摩書房, 1962)

    中国文学者である吉川幸次郎が雑誌の連載をもとに加筆したものです。「小説よりも歴史の方が、人間の記録として面白いことが往往である」として、正史三国志や関連史書をもとに、曹操一族の文学面での事跡をたどっています。(921.4-Y863s2)
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  • No.72 三国志 : 完訳/小川環樹, 金田純一郎訳(岩波書店, 1988)

    中国文学者の小川環樹・金田純一郎が1953年から73年の24年をかけて翻訳したものの改訂版です。毛宗崗本の翻訳ではありますが、立間訳と同じく、部分的に嘉靖本(張尚徳本)によっています。ここでは資料を手に取ってみていただくため、1988年出版のものを展示しました。初版本(923-Sa594s-O)国立国会図書館の館内で公開されています。(KK222-E2)

  • No.73 ちくま日本文学全集 60/(筑摩書房, 1993)

    作家・評論家の花田清輝は1969年、『随筆三国志』(KH113-1)という書籍を刊行しました。作中では花田が関心を持ったテーマについて、独自の意見を展開していきます。この資料ではそれらのうち、後漢の将軍何進の孫である何晏を取りあげた「烏に半哺の孝あり」を収録しています。(KH6-E159)

3-4 現代日本の三国志演義
  • No.74 「三国志」の魅力/桑原武夫, 落合清彦著(聖教新聞社, 1984)

    フランス文学者の桑原武夫、演劇評論家の落合清彦が1983年に行った講演会の内容を収録しています。前半部の「『三国志』と私」では桑原武夫が幼少の頃、資料No.48と同じものを父親に古本屋で買ってもらった話や、三国志は湖南文山の全訳によって読まなければならないといった主張が述べられています。後半では落合清彦が「三国志ア・ラ・カルト」と題して三国志の英雄たちについて、演劇の話も交えながら語っています。(Y84-6383)

  • No.75 柴田錬三郎選集 第10-11巻/(集英社, 1989)

    作家の柴田錬三郎による三国志小説です。桃園結義から孔明の出師の表までを描いており、毛宗崗本などの三国志演義の版本だけでなく、資料No.69と同じく吉川三国志の創作部分も取り入れている点が特徴です。(KH555-E323)

  • No.76 秘本三国志/陳舜臣著(集英社, 1999)

    歴史小説作家として有名な陳舜臣の作品で、1974年から77年まで『オール読物』(Z13-473)で連載されたものです。巻末の対談では執筆の際の姿勢として「歴史を文学という方法で書こう」としたことや、影響を避けるため『三国志演義』を読み返すことはしなかったことが述べられています。(KH613-G218)

  • No.77 新訳三国志 地の巻、人の巻/羅貫中[原著] ; 渡辺精一訳(講談社, 2000-2001)

    中国古典文学者の渡辺精一による完訳です。2000年代前半には本資料の他にも、正史三国志を訳した中国文学研究者の井波律子による完訳(2002-2003年 KK222-G18ほか)や、資料No70の改訂版(2006年)などが相次いで刊行されました。巻頭に「できるだけわかりやすい言葉を用い、現代の感覚を生かしつつ翻訳にのぞんだことをもって「新訳」と名付けた」とあるとおり、先行する小川環樹・金田純一郎に比べ、現代的で親しみやすい文体です。(KK222-G14)

  • No.78 本の話(通号114号)/文芸春秋[編].(文芸春秋, 1995-)

    現在連載中の三国志小説としては、歴史小説作家の宮城谷昌光による『三国志』(『文藝春秋』2001年-)があります。本書収録の「後漢という時代」では、宮城谷が岩波文庫版『三国志演義』を読んだことや、自らが三国時代を書くにあたっては「『三国志演義』を忘れるということからはじめた」ことが述べられています。(Z21-B300)

  • No.79 三国志 3-9の巻/北方謙三著(角川春樹事務所, 2001)

    北方謙三による小説です。他の小説が三国志演義に基づいているのに対し、本書は桃園の誓いを描かないなど、正史三国志をもとにオリジナルの要素を織り込んで描いている点が特徴です。また、本書をもとにラジオドラマ(1999年)、ゲーム(2001年)、漫画(2011年)などが製作されるいわゆる「メディアミックス」も盛んに行われ、現代における三国志の楽しみ方の多様さを知ることができます。(KH271-G1784)

  • No.80 潮(通号540号)(通号579号)(通号592号)(潮出版社, [1960]-)

    横山光輝による漫画『三国志』は1971年から1986年まで、潮出版社『希望の友』(Z32-562)『月刊少年ワールド』(Z32-595)『月刊コミックトム』(Z31-590)に連載されました。基本的なあらすじは吉川英治の小説『三国志』によっていますが、描写や構成など独自の要素も織り交ぜられています。漫画の終了後も同社の月刊誌『潮』では度々三国志特集が組まれています。(Z23-13)

  • No.81 Will (第4巻6号)/(中央公論社, 1982-1991)

    三国志の魅力的な人物たちから生き方を学ぶ事は古くから行なわれていましたが、戦後になると特にビジネス・経営上のノウハウを学ぶといった事が盛んに行われ、雑誌などでしばしば特集が組まれるようになってきました。本書の「三国志--ビジネス学の宝庫」という特集では、当時、第一線で活躍していた経営者や三国志研究者が、三国志の中から見つけたビジネスの知恵について述べています。(Z3-1726)
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  • No.82 週刊東洋経済(通号6164号)/大坂直樹, 井川寛, 宇都宮徹 他(東洋経済新報社, 1960-)

    No.81が三国志からビジネスのノウハウを学ぶ趣旨であるのに対し、本書ではビジネス市場としての三国志について取り上げています。現代では三国志は書籍だけにとどまらず、様々なメディアを介して巨大な市場を形成しています。本書では「世代を超えた人気がなぜ続くのか『三国志』ビジネスの秘密」と題した特集を組んで、吉川三国志以後のゲームや映画における三国志の広がりを取り上げています。(Z3-38)

  • No.83 三國志7コンプリートガイド/シブサワ・コウ監修 ; 超音速, コーエー出版部企画・編集(光栄, 2000)

    初めて発売された三国志関連のビデオゲームは、1985年に光栄(現・コーエーテクモゲームス)から発売されたパソコンゲーム『三國志』でした。1988年にはファミリーコンピュータ(ファミコン)にも移植され、最新版の『三國志12』に至るまで続編が制作され、本書の様な関連本も多数出版されています。(Y78-G3704)

  • No.84 三国志英傑イラスト集/長野剛著(世界文化社, 2006)

    2004年から2005年にかけて世界文化社から発行された『週刊ビジュアル三国志』の表紙イラストをまとめたものです。三国志の個性豊かな登場人物たちは挿絵だけでも十分に魅力的な作品として楽しまれています。(Y89-H2085)

  • No.85 覇-lord:"超"「三国志」 11/武論尊作;池上遼一画(小学館, 2008)

    原作・武論尊、作画・池上遼一による漫画で、2004年から現在まで『ビッグコミックスペリオール』(Z31-760)で連載が続いています。物語の途中で劉備が倭人と入れ替わるなど、原典とは大きく異なる展開が特徴です。(Y84-J2219)

  • No.86 マジキュー4コマ恋姫・無双:ドキッ・乙女だらけの三国志演義 6/(エンターブレイン, 2008)

    三国志のパロディで、三国志の英雄豪傑が女性化されています。元は2007年に発売されたパソコンゲームでしたが、その後好評を得て音楽CD、小説、コミック、カードゲーム、パチンコなど様々なメディアに展開しました。三国志の登場人物を女性化するという趣向は古くは江戸時代の浄瑠璃『傾城三国志』、新しくは漫画の『呂布子ちゃん』や『一騎当千』などにも見られます。(Y84-J2847)

  • No.87 天の華・地の風 : 私説三国志 4/江森備著(光風社出版 ; 成美堂出版 (発売), 1990)

    小説家の江森備による小説です。同性愛や複雑な人間関係など独創的な解釈や心理描写をもとに三国志の世界を描いています。(KH95-G139)

  • No.88 人民中国(通号673号)/人民中国編集委員会編(人民中国雑誌社 ; 中国国際図書貿易総公司 (発売) , 1953-)
  • No.89 人文科学(第15号)/「人文科学」編集委員会編(大東文化大学人文科学研究所, 1996-)

    資料No.88には「『レッドクリフ』と三国志」を、資料No.89には「日本における『三国志』の受容と映画『レッドクリフ』--海外映画の普及に関する産学連携の一事例として」(ともに渡邉義浩著)を収録しています。映画『レッドクリフ』は、2008年(Part I)と09年(Part II)にわたり公開された中国の映画です。三国志演義の中でも人気の高い赤壁の戦いを題材にして好評を博しました。(資料No.88:Z23-114)(資料No.89:Z71-M153)

  • No.90 都市政策(第140号)/(神戸都市問題研究所 ; 勁草書房 (発売) , 1975-)

    人形劇『三国志』の人形を収蔵する川本喜八郎人形美術館などは観光地として三国志ファンの人気を集めています。本書に収録されている「KOBE鉄人プロジェクトについて まちに元気を!鉄人28号モニュメントから三国志館まで 」(岡田誠司 馳川潤哉)では漫画『三国志』で有名な横山光輝の生地である神戸市の新長田での町おこし企画の概要が記されています。(Z6-1036)

日時 2012年 10月18日(木) ~11月20日(火)
※通常、日曜や祝日は休館日ですが、11月18日(日)は「関西館見学デー」を開催しているため展示をご覧いただけます。
会場 国立国会図書館 関西館 地下1階 総合閲覧室
参加費 無料
お問い合わせ先 国立国会図書館 関西館 資料案内
電話: 0774-98-1341