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トップ > イベント・展示会情報 > 過去の展示会 > 関西館小展示 「日本の詩歌」

関西館小展示 「日本の詩歌」
(終了しました)

日本の詩歌

 

 第11回の関西館小展示では、「日本の詩歌」と題して、日本の短歌や俳句、近・現代詩、漢詩に関する資料を紹介します。


 展示では、明治期に発刊された『明星』などの詩歌雑誌をはじめ、近代日本の著名な歌人・俳人・詩人の代表作を収録した初版本または初出資料、加えて万葉集以降の歌集など、日本の詩歌の歴史の上で代表的な資料101点を、関西館で所蔵するものの中からご紹介いたします。


 ※当館でデジタル化した資料は、国立国会図書館デジタル化資料から館内の端末でご覧いただけます。また、一部の資料はインターネット上でも公開されています。以下の印があるものが、当館でデジタル化した資料です。

【インターネット】:インターネット上で公開されています。
【館内限定】:館内の端末からご覧いただけます。

資料リスト


No タイトル / 編著者名 出版者 :
発行年月
請求記号 解説
短歌
1 古訓古事記/本居宣長 訓 京師 永田調兵衛:1874 210.3-Ko698k2-M 「古事記」とは、天武天皇の勅命で稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦習した帝紀や先代旧辞を、元明天皇の命で太安万侶が文章に記録し、和銅5年(712)に献上されたものです。日本最古の歴史書といわれています。2012年は古事記が献上されてから1300年となります。この『古訓古事記』は、長瀬真幸(ながせまさき 1765-1835)が、師の本居宣長(もとおりのりなが 1730-1801)の「古事記伝」に従って、古事記の本文に訓を加えた書です。全3巻の構成になっています。
和歌の起源といわれている「夜久毛多都。伊豆毛夜幣賀岐。都麻碁微爾。夜幣賀岐都久流。曾能夜幣賀岐袁。」(須佐之男命)が記載されています。

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2 国歌大観/渡辺文雄, 松下大三郎 編 国歌大観刊行会:明34-36 83-150 歌集部と索引部からなる和歌索引書です。明治33年(1900)に成立し、同34~36年に刊行されました。万葉集・二十一代集や物語・日記などの和歌を収録しています。五句のそれぞれが五十音順に排列され、歌のどの一句からでも全歌、作者、書名、詞書などが検索できます。国文学研究史上、重要な役割を果たしたと評価されています。

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3 古今和歌集 不明 313-44 最初の勅撰和歌集です。延喜5年(905)の醍醐天皇(だいごてんのう 885-930)の命により、紀貫之・紀友則・凡河内躬恒・壬生忠岑が撰し、同13年頃に成立したといわれています。約1100首を収録しています。歌風は雄健でおおらかな万葉集に比べ、優美・繊細で理知的であるといわれています。

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4 小倉百人一首/小宮山五郎編 錦盛堂:明18.8 特40-705 藤原定家(ふじわらのさだいえ 1162-1241)が選んだといわれる百首の歌です。天智天皇から順徳院まで百人の和歌1首ずつを集めたものです。
在原業平「千早振神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは」
紀貫之「人はいさ心もしらずふるさとは花ぞむかしの香ににほひける」

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5 山家集/西行 著;佐佐木信綱 校 覆刻堂:明36.7 94-143 西行(さいぎょう 1118-1190)の歌集です。春・夏・秋・冬・恋・雑の6部立から成ります。西行は平安後期の武士・歌人・僧です。23歳で出家し、諸国を行脚して歌を詠みました。
「願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎのもち月のころ」

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6 金槐和歌集/源実朝 著;加茂真淵 評;佐佐木信綱 校 覆刻堂:明36.5 94-143 鎌倉幕府第3代征夷大将軍 源実朝(みなもとのさねとも 1192-1219)の歌集です。「神といひ佛といふも世の中の人の心のほかのものかは」
実朝は正岡子規に、「實朝の歌は只器用といふのでは無く力量あり見識あり威勢あり時流に染まず世間に媚びざる処例の物数奇連中や死に歌よみの公卿たちととても同日には論じがたく人間として立派な見識のある人間ならでは實朝の歌の如き力ある歌は詠みいでられまじく候。」と絶賛されています。

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7 志濃夫廼舎歌集/橘曙覧 著;井手今滋 編 井手今滋:明11.8 8-191 江戸後期の歌人、橘曙覧(たちばなあけみ 1812-1868)の歌集です。「たのしみは」の歌い出しで始まる、「独楽吟」52首が有名です。
「たのしみはあき米櫃に米いでき今一月はよしといふとき」「たのしみはまれに魚烹て児等皆がうましうましといひて食ふ時」

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8 歌よみに与ふる書/正岡子規 著 報文社:昭和22 911.104-Ma63-2ウ 正岡子規(まさおかしき 1867-1902)による歌論書です。「古今集」以来の伝統和歌を技巧、理屈に堕したものとして否定し、その一方で「万葉集」「金槐集」に極めて高い評価を与え写生の重視を説いています。「貫之は下手な歌よみにて古今集はくだらぬ集に有之候」という一文は有名です。

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9 竹乃里歌 : 正岡子規全歌集/正岡子規 著;土屋文明,五味保義 編 岩波書店:1956 911.168-M214t-T 正岡子規(まさおかしき 1867-1902)の短歌、長歌、旋頭歌を集成した遺稿集です。
「瓶にさす藤の花ぶさみじかければたたみの上にとどかざりけり」「くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる」「人皆の箱根伊香保と遊ぶ日を庵に籠もりて蝿殺すわれは」

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10 みだれ髪/与謝野晶子 著 北斗書院:昭和21 911.168-Y85-8ウ 与謝野晶子(よさのあきこ 1878-1942)の第一歌集です。女性の恋愛感情を率直に詠った情熱的・浪漫主義的な作風は、当時の人々に衝撃を与え、賛否を巻き起こしました。
「その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」「清水へ祗園をよぎる櫻月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき」「やわ肌のあつき血潮にふれも見でさびしからずや道を説く君」

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11 海の声/若山牧水 著 生命社:明41.7 31-543 若山牧水(わかやまぼくすい 1885-1928)の第一歌集です。牧水は酒と旅を愛し、全国各地を旅しては酒を飲み、歌を詠みました。
「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」「幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく」

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12 松陰先生遺著/吉田庫三 編 民友社:明41,42 28-170 吉田松陰(よしだしょういん 1830-1859)の遺著です。松陰(二十一回猛士)の膨大な著作を、松陰の甥である吉田庫三(よしだくらぞう)が編集し、纏め上げたものです。1859年(安政6年)、処刑される前に獄中で松下村塾の門弟のために著した遺書である「留魂録」も収録しています。「留魂録」冒頭に、有名な辞世の句「身はたとひ武蔵の野邊に朽ぬとも留置まし大和魂」が記載されています。

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13 東行詩文集/高杉晋作 著;津川松太郎 編 豊文社印刷所:明26.1 66-93 高杉晋作(たかすぎしんさく 1839-1867)の詩文集です。東行は晋作の号です。辞世の句「おもしろきこともなき世におもしろく」が記載されています。下の句「すみなすものは心なりけり」は晋作の友人の野村望東尼がつけたといわれています。

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14 乃木将軍及同夫人死体検案始末並に遺言条々/岩田凡平 著 乃木将軍遺徳顕揚会:昭11 707-116 乃木希典(のぎまれすけ 1849-1912)が殉死の際に残した辞世の句が記載されています。
「神あかりあかりましぬる大君のみあとはるかにをろかみまつる」「うつし世を神さりましゝ大君のみあとしたひて我はゆくなり」

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15 プロレタリア短歌集 1930年版/短歌前衛社 編 マルクス書房:昭和5 特232-7 プロレタリア派の歌人160人による歌集です。××の伏字が入った歌が散見されます。

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16 萬葉集全注/有斐閣 有斐閣 KG33-76
KG33-H3
KG33-H61
KG33-H49
西本願寺本万葉集を底本とする、「万葉集」の全注です。歌または漢文、漢詩の書き下し・口語訳・原文が掲載されています。
「籠もよ み籠持ち ふくしもよ みぶくし持ち この岡に 菜摘ます児 家告らせ 名告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて われこそ居れ しきなべて われこそ居れ われこそは 告らめ 家をも名をも」(巻1・1・雄略天皇)
「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」(巻1・20・額田王)
「君が行きけ長くなりぬ山たづね迎へか行かむ待ちにか待たむ」(巻2・85・磐姫皇后)
「大君は神にしませば天雲の雷の上に廬らせるかも」(巻3・235・柿本人麻呂)
「あをによし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今盛りなり」(巻3・328・小野老)
17 躬恒集注釈/藤岡忠美, 徳原茂実 著 貴重本刊行会:2003.11 KG47-H10 「躬恒集」は凡河内躬恒(おおしこうちのみつね 859-907)の歌集です。躬恒は平安前期の歌人で、古今集撰者の一人です。古今集では貫之につぐ60首の歌がとられています。
「ながれいづる山をしおもへば吉野川ふかきこころもたえむものかは」
18 紫式部集新注/田中新一 著 青簡舎: 2008.4 KG47-J5 「紫式部集」は紫式部(むらさきしきぶ 973?-1014?)の家集です。
「めぐりあひて見しやそれともわかぬまに 雲がくれにし夜はの月かな」
19 和泉式部集 校定本/清水文雄 著 笠間書院:1994.6 KG47-E47 「和泉式部集」は和泉式部(いずみしきぶ 978?-?)の私家集です。
「あらざらんこのよの外の思ひいでに今一たびのあふこともがな」
20 建礼門院右京大夫集 全訳注/建礼門院右京大夫 著;糸賀きみ江 全訳注 講談社:2009.10 KG47-J13 「建礼門院右京大夫集」は、高倉天皇の中宮建礼門院に仕えた、建礼門院右京大夫(けんれいもんいんうきょうのだいぶ 1157?-1233?)の家集です。
「なべて世の はかなきことを かなしとは かかる夢みぬ 人やいひけむ」
21 風雅和歌集全注釈 上・中・下巻/岩佐美代子 著 笠間書院:2002.12 KG134-H2
KG134-H4
KG134-H5
「風雅和歌集」は南北朝時代に成った17番目の勅撰和歌集です。室町幕府の初代征夷大将軍 足利尊氏(あしかがたかうじ 1305-1358)の歌「軒の梅は手枕ちかく匂ふなり窓のひまもる夜半の嵐に」が収録されています。
22 定本良寛全集 第1巻(詩集),第2巻(歌集)/良寛 著;内山知也, 谷川敏朗, 松本市壽 編 中央公論新社:2006 KH5-H4
KH5-H5
良寛(りょうかん 1758-1831)の著作集成です。第1巻が詩集で、第2巻が歌集となっています。良寛は江戸中・後期の曹洞宗の僧・歌人で、越後の人です。
23 独楽吟 全訳註/橘曙覧 著;足立尚計 訳註;福井市市民生活部生活文化課 編 福井市:1995.9 KG244-G6 江戸後期の歌人、橘曙覧(たちばなあけみ 1812-1868)作の、「たのしみは」の歌い出しで始まる「独楽吟」全52首の全訳注です。No.7の『志濃夫廼舎歌集』にも「独楽吟」が掲載されています。
「たのしみはそぞろ読みゆく書の中に我とひとしき人をみし時」「たのしみは世に解きがたくする書の心をひとりさとり得し時」
24 久坂玄瑞全集/福本義亮 編 マツノ書店:1992.2 GK77-E77 『松下村塾偉人久坂玄瑞遺稿』(誠文堂昭和9年刊) の再複製、特装版です。久坂玄瑞(くさかげんずい 1840-1864)は長州藩、吉田松陰門下の幕末の志士です。尊王攘夷の急進派で、蛤御門の変で負傷し自刃しました。漢詩、詩歌文稿、歌稿などを収録しています。
25 鉄幹晶子全集.第2,7,8,13,15,20,31巻/与謝野寛, 与謝野晶子 著 勉誠出版:2002.8 KH739-G230
KH739-H88
KH739-H120
KH739-H206
KH739-J163
与謝野鉄幹(よさのてっかん 1873-1935)・与謝野晶子(よさのあきこ 1878-1942)が生前に刊行した単行本の集成です。第2巻:「みだれ髪」、第7,8巻:晶子訳の「新訳源氏物語」、第13巻:晶子訳の「和泉式部日記」、第15巻:歌論「歌の作りやう」、第20巻:歌論「晶子歌話」、第31巻:遺稿歌集「白櫻集」が収録されています。
26 情熱の歌人 与謝野晶子展/サンケイ新聞社 サンケイ新聞社:1977 KG634-71 昭和52年1月に池袋三越で開催された、サンケイ新聞社主催展覧会、「情熱の歌人 与謝野晶子展」の冊子です。写真が多く掲載されています。
27 鴎外全集 第19巻/森林太郎 著;木下杢太郎ほか 編 岩波書店:1988.6 KH367-21 森鴎外(もりおうがい 1862-1922)の著作集です。第19巻は詩歌で、短歌「我百首」が収録されています。
「惑星は軌道を走る我生きてひとり欠し伸せんために」「おのがじし靡ける花を切り揃へ束に作りぬ兵卒のごと」
28 左千夫歌集/伊藤左千夫 原著;永塚功 著 明治書院:2008.2 KH225-J20 伊藤左千夫(いとうさちお 1864-1913)の短歌集です。左千夫は正岡子規に師事し根岸短歌会を継承し、後に歌誌『馬酔木』、『アララギ』を主宰しました。
「牛飼が歌よむ時に世のなかの新しき歌大いにおこる」「くれなゐの唐くれなゐの芥子の花夕日を受けて燃ゆるが如し」
29 斎藤茂吉全短歌 岩波書店:1982.5 KH515-7 斉藤茂吉(さいとうもきち 1882-1953)の短歌集です。茂吉は伊藤左千夫に師事した、アララギ派の代表歌人です。
「最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも」「木のもとに梅はめば酸しをさな妻ひとにさにづらふ時たちにけり」「味噌汁は尊かりけりうつせみのこの世の限り飲まむとおもへば」
30 土屋文明全歌集/小市巳世司 編 石川書房:1993.3 KH639-E431 土屋文明(つちやぶんめい 1890-1990)の短歌集です。文明は伊藤左千夫に師事した、アララギ派の中心的歌人です。
「この三朝あさなあさなをよそほいし睡蓮の花今朝はひらかず」「新しき国興るさまをラヂオ伝ふ亡ぶるよりもあはれなるかな」
31 白秋全歌集/北原白秋 著 岩波書店 KH266-E1 北原白秋(きたはらはくしゅう 1885-1942)の短歌集です。白秋は与謝野鉄幹の門人で、耽美主義運動を推進し『パンの会』を結成しました。
「春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕」「病める児はハモニカを吹き夜に入りぬもろこし畑の黄なる月の出」
32 吉井勇全集 第1-3巻(歌集)/吉井勇 著 日本図書センター KH741-G3 吉井勇(よしいいさむ 1886-1960)の短歌集です。耽美派の歌人として活躍し、晩年は京都に居を構えました。
「蛇いちごほのかに赤しその君のその唇は吸ふよしもなし」「かにかくに祇園はこひし寝るときも枕の下を水のながるる」「木屋町の醉へるがごとき夜のいろに見恍れてわれを忘れし子なり」
33 宮柊二集 第1-4巻(歌集) 岩波書店 KH366-E213 宮柊二(みやしゅうじ 1912-1986)の著作集です。第1-4巻は短歌集になります。北原白秋に師事し、歌誌『コスモス』を主宰しました。
「一本の蝋燃しつつ妻も吾も暗き泉を聴くごとくゐる」「ねむりをる体の上を夜の獣穢れてとほれり通らしめつつ」
34 釈迢空短歌綜集/折口信夫 著 河出書房新社:1987.10 KH481-E1 釈迢空=折口信夫(しゃくちょうくう=おりくちしのぶ 1887-1953)の短歌集です。国文学、民俗学者、歌人です。国文学・民俗学者としては、柳田國男に師事し、「折口学」と呼ばれる独自の境地を開きました。歌人としては、『アララギ』同人、のちに北原白秋らと『日光』を創刊しました。
「葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり」「人間を深く愛する神ありて もしもの言はば、われの如けむ」
35 石川啄木全集. 第1巻 (歌集),第2巻 (詩集) 筑摩書房:1978.5,1979.6 KH197-12 石川啄木(いしかわたくぼく 1886-1912)の著作集です。啄木は与謝野鉄幹に師事し、『明星』に詩を発表しました。第1巻歌集に「一握の砂」が収録されています。
「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」「頬につたふ なみだのごはず 一握の砂を示しし人を忘れず」「いたく錆びしピストル出でぬ 砂山の 砂を指もて掘りてありしに」「いのちなき砂のかなしさよ さらさらと 握れば指のあひだより落つ」
36 石川啄木大全/石川啄木 著;岩城之徳 編・解説 講談社:1991.6 KH197-E2 石川啄木(いしかわたくぼく 1886-1912)の短歌、詩、小説、評論、日記を写真とともに紹介しています。巻末に短歌索引があります。
「はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢつと手を見る」「たはむれに母を背負ひて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず」「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく」
37 若山牧水全集. 第1巻 増進会出版社 KH687-E2 若山牧水(わかやまぼくすい 1885-1928)の著作集です。第1巻に第一歌集「海の声」が収録されています。「海の声」はNo.11の国立国会図書館デジタル化資料からも見られます。
「君来ずばこがれてこよひわれ死なむ明日は明後日は誰知らむ日ぞ」「くちづけは永かりしかなあめつちにかへり来てまた黒髪を見る」
38 牧水酒のうた/若山牧水 著 沼津牧水会:2007.9 KH687-J2 大の酒好きである若山牧水(わかやまぼくすい 1885-1928)の、酒に関する歌367首を収録しています。牧水没後80年、若山牧水記念館開館20周年記念として出版された記念誌です。
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけれ」「酒の毒しびれわたりしはらわたにあなここちよや沁む秋の風」「いざいざと友にさかづきすすめつつ泣かまほしかり酔はむぞ今夜」
39 <新>校本宮沢賢治全集.第1巻(短歌・短唱),第2-7巻(詩)/宮沢清六 編 筑摩書房:1996.3 KH361-E15 宮沢賢治(みやざわけんじ 1896-1933)の全集です。第1巻は短歌・歌唱、第2-7巻は詩を収録しています。第2-4巻は代表的詩集「春と修羅」になります。賢治は岩手県出身で、文学のみならず、農業研究家・指導者としても活躍しました。また、熱心な法華経信仰者でもありました。
「ちばしれるゆみはり月のわが窓にまよなかきたりて口をゆがむる。」
40 美しき独断 : 中城ふみ子全歌集/中城ふみ子 著 北海道新聞社:2004.8 KH425-H99 中城ふみ子(なかじょうふみこ 1922-1954)の短歌集です。北海道帯広市出身で、戦後の代表的女性歌人の一人です。
「失ひしわれの乳房に似し丘あり冬は枯れたる花が飾らむ」「冬の皺よせゐる海よ今少し生きて己れの無惨を見むか」
41 塚本邦雄全集 第1~4巻(歌集),別冊索引 ゆまに書房 KH638-G333 塚本邦雄(つかもとくにお 1920-2005)の著作集です。20世紀後半を代表する歌人であり、前衛短歌運動の旗手として活躍しました。寺山修司、岡井隆とともに前衛短歌の三雄と呼ばれています。
「革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ」「日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも」「馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ」「海底に夜ごとしづかに溶けゐつつあらむ。航空母艦も火夫も」
42 寺山修司著作集. 第1巻 (詩・短歌・俳句・童話)/寺山修司 著;山口昌男, 白石征 監修 クインテッセンス出版:2009.6 KH613-J107 寺山修司(てらやましゅうじ 1935-1983)の著作集です。第1巻に歌集「空には本」「血と麦」「田園に死す」が収録されています。前衛歌人の一人ですが、短歌のほかに、劇作・演出、映画製作・監督、評論など多彩な活動を展開しました。
「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」「すでに亡き父への葉書一枚もち冬田を越えて来し郵便夫」「新しき仏壇買ひに行きしまま行くえ不明のおとうとと鳥 」「ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし」
43 寺山修司全歌論集/寺山修司 著 沖積舎:1993.8
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寺山修司(てらやましゅうじ 1935-1983)による歌論集です。劇作・演出、映画製作・監督、評論など様々な活動を行った氏の原点、短歌論の集成です。
44 岡井隆歌集 短歌研究社:1982.5 KH469-290 岡井隆(おかいたかし 1928-)の短歌集です。前衛短歌運動の旗手として活躍しました。
「ホメロスを読まばや春の潮騒のとどろく窓ゆ光あつめて」「原子炉の火ともしごろを魔女ひとり膝に抑へてたのしむわれは」
45 馬場あき子全集 第1-3巻(歌集) 三一書房 KH77-E138 馬場あき子(ばばあきこ 1928-)の著作集です。第1-3巻は短歌集になります。短歌結社『かりん』を主宰しています。
「母の齢はるかに越えて結う髪や流離に向かう朝のごときか」「さくら花幾春かけて老いゆかん身に水流の音ひびくなり」
46 ピシリと決まる : 歌集/奥村晃作 著 北冬舎:2001.11 KH471-G224 奥村晃作(おくむらこうさく 1936-)の短歌集です。宮柊二に師事しました。
「「ロッカーを蹴るなら人の顔蹴れ」と生徒にさとす「ロッカーは蹴るな」」「「ロッカー蹴る現場見つけたらその奴は停学に処す」ということを識れ」「ロッカーを朝昼さすり磨いたらニコニコ笑うよロッカーちゃんも」
47 荒神 : 歌集/永田和宏 著 砂子屋書房:2002.9 KH391-H120 永田和宏(ながたかずひろ 1947-)の短歌集です。短歌結社『塔』を主宰しています。理学博士でもあります。
「単為生殖さびしき性をくりかえしシロバナタンポポ鉄路を辿る」「あるいは泣いているかもしれぬ向こうむきにいつまでも鍋を洗いつづけて」
48 河野裕子歌集/河野裕子 著 砂子屋書房:1991.2 KH258-G334 河野裕子(かわのゆうこ 1946-2010)の短歌集です。短歌結社『塔』の選者をしていました。
「たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか」「君を打ち子を打ち灼けるごとき掌よざんざんばらんと髪とき眠る」
49 サラダ記念日/俵万智 著 河出書房新社:1987.5 KH612-337 俵万智(たわらまち 1962-)の第1歌集です。累計280万部の現代短歌史上最大のベストセラーです。
「大きければいよいよ豊かなる気分東急ハンズの買物袋」「「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの」「「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」
50 みだれ髪 チョコレート語訳/与謝野晶子 原著;俵万智 訳 河出書房新社:2002.7 KH612-G523 俵万智(たわらまち 1962-)による、与謝野晶子歌集「みだれ髪」の現代語訳です。
「二十歳とはロングヘアーをなびかせて畏れを知らぬ春のヴィーナス」「祗園よぎり清水へ行く桜月夜こよい逢う人みなうつくしき」「燃える肌を抱くこともなく人生を語り続けて寂しくないの」
51 昭和万葉集 第1~20巻、別巻 講談社:1979-81 KH9-291 昭和1年から半世紀にわたる短歌を、時代順に分類、配列しています。結社所属歌人のみでなく、広く一般から職業、年齢、有名無名を問わず、約8万2000首を収録しています。編集顧問は土屋文明、土岐善麿、松村英一、選者は木俣修、窪田章一郎、佐藤佐太郎が務めています。
52 現代短歌全集 筑摩書房 KH9-335
KH9-G343
「みだれ髪」から「サラダ記念日」まで、近代短歌百年の歌集およそ300冊を年代順に集大成した歌集全集です。初版本を、詩文・序文・跋文をも含め収録しており、解説・解題もあります。
53 角川現代短歌集成. 第1巻(生活詠),第2巻(人生詠),第3巻(自然詠),第4巻(社会文化詠),別巻(索引・歌壇年譜)/秋葉四郎 ほか編;岡野弘彦, 岡井隆, 馬場あき子, 篠弘, 佐佐木幸綱 監修 角川学芸出版:2009.11 KH9-J158
KH9-J159
KH9-J162
KH9-J163
KH9-J164
昭和29年から現在までの約三万首を収録しています。生活詠・人生詠・自然詠・社会文化詠の四つの部立と索引による構成となっています。
54 アララギ 90巻12号 アララギ発行所:1908-1997 Z13-60 明治41年(1908)『阿羅々木』として創刊された短歌雑誌です。翌年『アララギ』と誌名を改められ、伊藤左千夫を中心に編集、斎藤茂吉・土屋文明らが参加しました。写生を重んじる歌風で、近代短歌の発展に貢献しましたが、1997年に終刊となりました。展示は終刊号の90巻12号です。

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55 短歌 33巻6号、57巻12号、58巻12号 角川学芸出版:昭29.1- Z13-655 角川学芸出版発行の月刊短歌誌です。昭29年1月に創刊されました。歌壇で権威のある新人賞「角川短歌賞」が毎年誌上で発表されています。第32回(1986年)は俵万智が受賞し、次席に穂村弘が名を連ねています。展示誌は33巻6号、57巻12号、58巻12号です。
56 短歌研究 69巻6号 短歌研究社:1932- Z13-658 短歌研究社発行の月刊短歌誌です。1932年に創刊されました。この誌上で発表される賞に「短歌研究賞」「短歌研究新人賞」「現代短歌評論賞」があります。展示誌は69巻6号です。
57 歌壇 26巻6号 本阿弥書店:1987- Z13-3452 本阿弥書店発行の月刊短歌誌です。1987年に創刊されました。この誌上で発表される賞に「歌壇賞」があります。展示誌は26巻6号です。
俳句
58 竹馬狂吟集/井上敏幸 編 青山歴史村:1998.10 KG165-G6 竹馬狂吟集は明応八年(1499)に成立した、編者未詳の俳諧撰集です。それまでは連歌の余技として言い捨て(即興で作り、記録しないこと)にされていた俳諧の発句、付句を、編者の見聞にもとづいて編んだ初めてのものです。写本として伝わっていますが、本書は1683年の写本の謄写と翻刻、解説からなります。
59 日本俳書大系. 第1巻/勝峰晋風 編 日本図書センター:1995.8 KG251-G1 大正時代に、勝峰晋風(かつみねしんぷう 1887-1954)が俳書をとりまとめたものです。芭蕉判「十八番発句合」など、それまで知られていなかった俳書も収録されています。
60 電車とバスと徒歩で行く『奥の細道紀行』/櫻井寛 写真・文 日経BP社:2011.1 Y94-J17636 松尾芭蕉が歩いた「奥の細道」は、かつては難所が相次ぐ道でした。現在では電車とバスを使って、芭蕉の道のりをたどることができます。
61 獺祭書屋俳話/正岡子規 著 日本新聞社:明28.8 33-420ロ 正岡子規(まさおかしき 1867-1902)が新聞『日本』に連載した、俳句革新を唱える俳論の増補版です。松尾芭蕉の高名な俳句を批判しています。

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62 虚子句集/高浜虚子 著 植竹書院:大正4 71-527 俳誌『ホトトギス』を明治末~大正初期にかけて主宰した高浜虚子(たかはまきょし 1874-1959)の句集です。自作から秀逸なものを自選しています。序文では、虚子の理念である花鳥諷詠について、「春夏秋冬四時の移り変わりに依っておこる自然界の現象、並びにそれに伴ふ人事界の現象を諷詠する」ことと述べています。作品は5つの大分類(春夏秋冬および新年)と6つの小分類(時候、人事、天文、地理、動物、植物)で整理されています。秋の植物には、代表作「桐一葉日当たりながら落ちにけり」があります。

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63 山廬集/飯田蛇笏 著 雲母社:昭和7 651-3 飯田蛇笏(いいだだこつ 1885-1962)の句集です。蛇笏は高浜虚子に師事しますが、明治42年郷里山梨県境川村に隠棲しました。虚子の俳壇復帰とともに句作を再開し、『ホトトギス』の中心作家となりました。俳誌『雲母』を主宰し、山間の地にあって格調のたかい作風を展開しました。

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64 南風/水原秋桜子 著 京鹿子叢書発行所:大正15 517-597 俳誌『馬酔木』を主宰した水原秋桜子(みずはらしゅうおうし 1892-1981)の第一句集です。芭蕉以来のわび・さびを批判し、隠遁的傾向を廃して、みずみずしい叙情や青春性を導入しようとしました。
「看護婦や 腕もあらはに 種痘室」―今では絶滅した天然痘ですが、当時は予防のための種痘を早春に行うことが多く、季語となっていました。

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65 はかぐら/中塚一碧楼 著 第一作社:大正2 特106-895 中塚一碧楼(なかつかいっぺきろう 1887-1946)は新傾向自由律俳句をつくり、明治44年『試作』を刊行しました。大正4年、河東碧梧桐(かわひがしへきごとう 1873-1937)とともに『海紅(かいこう)』を創刊のち主宰し、荻原井泉水(おぎわらせいせんすい 1884-1976)と自由律俳壇を二分しました。

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66 草木塔/種田山頭火 著 八雲書林:昭15 911.368-Ta86ウ 放浪の俳人 種田山頭火(たねださんとうか 1882-1940)の句集です。その生涯の最後に、愛媛県松山に居所を定め、自作を自選したものです。11歳の時、母が自殺したことが、山頭火の心に影を落とし続けたといわれています。「うどん供へて、母よ、わたくしもいただきまする」と追慕する句があります。

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67 大空/尾崎放哉 著;荻原井泉水 編 春秋社:大正15 517-336 尾崎放哉(おざきほうさい 1885-1926)は大正4年荻原井泉水の『層雲』に参加しました。放哉は11年朝鮮火災海上保険の支配人となりますが、酒がもとで退職し、妻とわかれ、一灯園や各地の寺で生活するという波乱の人生を送っています。14年小豆島の西光寺奥ノ院南郷庵にはいり、独居無言の生活から口語調の自由律俳句を生み出しました。

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68 泊雲句集/西山泊雲 著 巧芸社:昭和9 665-77 西山泊雲(にしやまはくうん 1877-1944)は高浜虚子門下の俳人です。弟の泊月と並び「丹波二泊」と称されました。

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69 寒雷/加藤楸邨 著 交蘭社:昭14 763-158 内面を詠む人間探求派の加藤楸邨(かとうしゅうそん 1905-1993)が俳誌『寒雷』を創刊したことに併せて、自らの第一句集を改訂増補したものです。「鰯雲人に告ぐべきことならず」―「弱」を含む漢字と、強固に秘められた自らの内面が対比されていると言われています。

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70 俳句人 創刊号・復刻版 新俳句人連盟:1946- Z13-194 戦時中、息をひそめていたプロレタリア系俳人によって創刊されました。創刊号の復刻版です。
71 生死/永田耕衣 著 ふらんす堂:1991.3 KH391-E232 永田耕衣(ながたこうい 1900-1997)は芭蕉の方法論を改めて見直し、芭蕉的な立場からホトトギス派の俳句観に根本的な疑問を提示しました。
72 日本俳句史/彭恩华著 学林出版社:1983.7 XP-B-8106 中国で初めての俳句専書です。俳句の歴史を八章立てで詳しく述べており、それぞれの章で各時代に活躍した俳人を取り上げ解説しています。また、「古今俳句傑作一千首」の翻訳が収録されています。
73 俳句 61巻2号 角川学芸出版:昭27.6- Z13-189 展示誌の61巻2号のpp.180-185には、押野裕による「現代俳句のいま(1)震災はいかに詠まれたか(1)」が収録されています。東日本大震災について詠まれた俳句が掲載されています。
日本人が作った漢詩
74 日本詩歌選/銭稲孫 訳;北京近代科学図書館 編 文求堂書店:昭和16 911-Se56ウ 銭稲孫(せんとうそん 1887-1966)による、日本の有名詩歌の中国文翻訳です。巻末に、本書で取り上げられた歌人・俳人・詩人の中国語解説があります。

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75 興国詩選. 皇朝篇/塩谷温 著 弘道館:昭和6-9 607-371 戦国武将や幕末の偉人などの名漢詩304首が収録されています。原文、訓読、解釈のほか、作者紹介や詩をめぐる状況の解説などが掲載されています。
日露戦争時、旅順攻略の司令官であった乃木希典(のぎまれすけ 1849-1912)が203高地の激戦を詠んだ「爾霊山」(爾靈山嶮豈難攀 男子功名期克艱 鐵血覆山山形改 萬人齊仰爾靈山)などが収録されています。

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76 興国漢詩講義/仁木松雄 著 浩文社:昭12 703-148 幕末、明治期の志士、政治家、軍人などの漢詩203首が収録されており、原文、訓読、語注、解釈が掲載されています。
日露戦争時、満州軍総参謀長であった児玉源太郎(こだまげんたろう 1852-1906)が沙河会戦前に詠んだ「憶沙河会戦」が収録されています。

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77 和漢名詩詳解/大町桂月 著 早稲田大学出版部:大正10 396-146 和漢の329首のうち日本漢詩は192首が収録(高麗鄭圃隠の詩13首を含む)されており、原文、訓読、解釈のほか、備考としてコメントが掲載されています。上杉謙信や武田信玄の漢詩も収録されています。

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78 日本名詩選/山田準 著 章華社:昭和10 693-105 漢詩152首が収録されています。作者紹介、題を解説した題意、原文、訓読、語注、解釈が掲載されています。
尊王攘夷・海防論を唱えた幕末の僧、月性(げっしょう 1817-1858)の「聞下田開港」(七里江山付犬羊。 震餘春色定荒涼。 櫻花不帶腥膻氣。 獨映朝陽薰國香。)が収録されています。

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79 大西郷詩選 五十年紀念/西郷隆盛 著;渡辺盛衛 訓読・解説 大西郷全集刊行会: 昭和2 特203-751 西郷隆盛(さいごうたかもり 1828-1877)の漢詩集です。50周忌にあわせて出版された記念誌です。大西郷全集第三漢の詩集部から、40首が収録されています。

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80 漢詩鑑賞二百選/有原末吉 著 東京堂出版:1974 KG815-10 中国の漢詩100首、日本の漢詩100首が収録されています。一般漢詩愛好家向けの鑑賞のための本です。
月性(げっしょう 1817-1858)の「題壁」(男児立志出郷関 学若不成不復還 埋骨豈惟墳墓地 人間到処有青山)が収録されています。
近・現代詩
81 新体詩抄. 初編/外山正一 等 編 丸屋善七:明15.8 860-4 西洋詩を規範として新しい詩形式を提唱した「新体詩抄」は歌人・漢詩人らに詩情の粗雑卑俗さを嘲笑されましたが、矢田部良吉(やたべりょうきち 1851-1899)の訳詩「グレー氏墳上感懐の詩」(原題 Elegy Written in a Country Church-yard ※グレーは18世紀のイギリスの詩人)は概ね好評であったといわれています。

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82 明治保育文献集 第3巻、別巻/岡田正章 監修 日本図書センター:2011.5 FC32-J887
FC32-J894
小学唱歌集には蝶々、蛍(蛍の光)など、今でも親しまれている歌が収録されています。
83 晩翠詩抄/土井晩翠 著 岩波書店:昭和5 569-14 土井晩翠(つちいばんすい 1871-1952)は詩人・英文学者です。「荒城の月」を収録しています。

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84 明星.第1次 辰(9) 東京新詩社:1900-1908 雑8-28 与謝野鉄幹(よさのてっかん 1873-1935)主宰、新詩社の機関詩歌雑誌です。第1次は明治33年(1900)4月に創刊され、明治41年(1908)11月に廃刊となりました。浪漫主義に基づき、短歌の革新などに貢献、与謝野晶子・高村光太郎・石川啄木・北原白秋らが活躍しました。
展示誌の辰(9)には、与謝野晶子(よさのあきこ 1878-1942)が日露戦争で旅順攻囲戦に従軍していた弟を嘆いて詠った「君死にたまふことなかれ」の初出が掲載されています。
85 文学界 50号 文学界雑誌社:1893-1898 雑8-16 明治期のロマン主義の文芸雑誌です。展示誌の50号(明30.2)には島崎藤村(しまざきとうそん 1872-1943)の「草枕」の初出が掲載されています。

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86 高村光太郎詩集/草野心平 編 鎌倉書房:1948 911.56-Ta346t3-K(s) 高村光太郎(たかむらこうたろう 1883-1956)は明治-昭和時代の詩人、彫刻家です。ロダンの影響をうけ、明治39年から欧米に留学しました。帰国後、彫刻、絵画の制作をおこない、『パンの会』に参加して美術評論、詩を発表しました。昭和17年詩集「道程」で芸術院賞を受賞し、戦後、連詩「暗愚小伝」で戦時中の自己責任を追及しています。
「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」(「道程」)が有名です。

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87 文章世界 明治41年4月号 博文館:1906-1920 雑8-43 明治期の自然主義の文芸雑誌です。展示誌の明治41年4月号には三木露風(みきろふう 1889-1964)「接吻の後に」が掲載されています。
88 詩と詩論 第2冊 厚生閣書店:1928-1932 雑8-153 昭和3年(1928)創刊の詩の雑誌です。展示誌の第2冊に梶井基次郎(かじいもとじろう 1901-1932)の「櫻の樹の下には」が初出掲載されています。
89 改造 18巻7号 改造社:1919-1955 Z051.3-Ka1 改造は戦前の総合雑誌。1936年7月号では中原中也(なかはらちゅうや  1907-1937)の「曇天」を初出掲載しており、中原のいわばメジャーデビューでした。「曇天」は後に、中原の詩集「在りし日の歌」に収録されます。
90 大観 大正9年6月号 実業之日本社:1918-1922 雑54-86 展示誌の大正9年6月号には堀口大学(ほりぐちだいがく 1892-1981)の「獅子宮」が収録されています。堀口大学はフランス文学に関心を深め、昭和の詩壇におおきな影響をあたえました。
91 月下の一群/堀口大学 訳 白水社:1952 951-H666g 堀口大学(ほりぐちだいがく 1892-1981)の訳詩集です。初版は大正14年(1925)に刊行されました。ボードレール、マラルメなどのフランス近代詩340編を収め、訳詩集の金字塔とされています。

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92 定本青猫/萩原朔太郎 著 版画荘:昭11 517-306イ 口語自由詩の確立者 萩原朔太郎(はぎわらさくたろう 1886-1942)晩年の詩集です。「(初版)青猫」から40篇、「蝶を夢む」から8篇、「萩原朔太郎詩集」から19篇を再録、新作2篇を加えて編集し直したものです。「(初版)青猫」以降、作風が文語に変化していきますが、口語の作風の余韻を感じることができます。巻末には、朔太郎最後の口語自由詩とされる「時計」が収録されています。

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93 宮沢賢治全集/高村光太郎 等 編 文圃堂書店:昭和10 670-19 生前は無名であった宮沢賢治(みやざわけんじ 1896-1933)が有名になった理由の一つに、全集の整備があります。展示の資料は賢治の没後まもなく出版された友人の高村光太郎(たかむらこうたろう 1883-1956)らによる最初の全集です。

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94 立原道造全集/立原道造 著;中村稔, 安藤元雄, 宇佐美斉, 鈴木博之 編 筑摩書房:2006.11 KH597-H8 立原道造(たちはらみちぞう 1914-1939)は昭和時代前期の詩人です。「のちのおもひに」は平安時代中期の公卿、歌人 藤原敦忠(ふじわらのあつただ 906-943)の「あひ見てののちの心にくらぶれば昔はものをおもはざりけり」を踏まえた詩です。
95 路傍の花/川路柳虹(誠) 著 東雲堂:明43.10 特22-835 川路柳虹(かわじりゅうこう 1888-1959)の処女詩集です。19世紀ヨーロッパ文学の自然主義が日本にも移入され、醜悪な素材が現代を象徴するものとされました。

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96 青猪の歌/真壁仁 著 青磁社:昭和22 911.56-Ma33ウ 真壁仁(まかべじん 1907-1984)は山形の農民です。農民運動に参加してアナキズムに近い詩を書きました。「冷害地帯」は、宮沢賢治「春と修羅」の影響が窺われます。

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97 蛙/草野心平 著 大地書房:1948 a911-203 草野心平(くさのしんぺい 1903-1988)は蛙について多数の詩を作っています。「ごびらっふの独白」は蛙語とその日本語訳で書かれた詩です。高村光太郎は本書について「日本語の範囲をひろめました」と絶賛しています。

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98 中原中也全集/小林秀雄 等 編 角川書店:1960 918.6-N332n-K 中原中也(なかはらちゅうや 1907-1937)は生前顧みられることがほとんどありませんでした。今日、中也が広く親しまれている理由の一つには全集が整備されてきたことがあります。展示の資料は大岡昇平、中村稔が中心となって編集した第2次全集です。

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99 大岡信全詩集/大岡信 著 思潮社:2002.11 KH487-H15 大岡信(おおおかまこと 1931-)は昭和後期-平成時代の詩人、評論家です。昭和29年谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう 1931-)らの詩誌『櫂(かい)』に参加し、45年ごろから連句(連詩)をはじめました。47年「紀貫之(きのつらゆき)」で読売文学賞、54年から「朝日新聞」に連載をはじめた「折々のうた」で55年菊池寛賞を受賞しています。
100 二十億光年の孤独/谷川俊太郎 著 創元社:1952 911.56-Ta881n 谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう 1931-)の処女詩集です。

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101 鮎川信夫全集 思潮社:1989.3 KH73-E60 鮎川信夫(あゆかわのぶお 1920-1986)は昭和時代の詩人、評論家です。昭和12年ごろから詩誌「LUNA(ルナ)」「新領土」に参加し、22年、田村隆一(たむらりゅういち 1923-1998)らと詩誌『荒地(あれち)』を、26年『荒地詩集』を創刊し、戦後詩の中心的役割を担いました。

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日時
2012年 6月21日(木) ~ 7月17日(火)
会場
国立国会図書館 関西館 地下1階 総合閲覧室
お問い合わせ先
国立国会図書館 関西館 資料案内
tel: 0774-98-1341