国民読書年記念国際シンポジウム「本を読むという文化―デジタル時代における展開‐創造性とアクセスを育む手段としての著作権‐」
(終了しました)
インターネット時代の読書には何が起きているのでしょうか。何世紀にもわたって育まれてきた読書や本の文化にデジタル時代は終止符を打つのでしょうか。このような問題に取り組むために、国立国会図書館は、国際図書館連盟(IFLA)、世界複製権機構(IFRRO)、世界知的所有権機関(WIPO)、国際出版連合(IPA)、日本複写権センター、学術著作権協会、日本書籍出版協会の協力のもとに、2日間のシンポジウムを開催します。このシンポジウムは、日本における国民読書年(平成22年)を締めくくるイベントのひとつでもあります。シンポジウムでは、デジタル情報通信技術時代の中で、図書館、著者、出版者がどのように読むという文化を育んでいくことができるかを考えていきます。電子書籍、オンラインライセンス、新たな技術基盤等、従来型にとどまらない、著作物への斬新なアクセス方法を取り上げます。また、すべての人々が著作者であり、読者となりうる到来しつつある情報時代において、著作物の保護と利用のバランスを図ることが創造性を育みアクセスを促進するために果たす役割について議論します。
1日目に長尾真国立国会図書館長、2日目に小説家リービ英雄氏(法政大学国際文化学部教授)の基調講演を予定しています。
プログラム要旨
【12月1日】

長尾真国立国会図書館長
Photo by: 久保真二
- 午前:
- 基調講演1:長尾真国立国会図書館長
- <テーマ1>著作権及び関連する権利の保護のための国際的な法的枠組み
- (1)WIPOによる概説
- (2)IFRROの反応
- (3)IFLAの反応
- (4)ディスカッション
- 午後:
- <テーマ2>社会における著作権の重要性
- (1)経済における著作権分野の重要性
- (2)創造性に対する著作権の重要性
- (3)経済におけるフェアユース
- (4)ディスカッション
- <テーマ3>著作物へのアクセス確保
- (1)排他的権利の例外・制限を通じた知的財産へのアクセス
- (2)著作権ライセンスを通じた著作物へのアクセス
- (3)読書と読書設備の傾向
- (4)出版界におけるビジネスモデル発展の傾向
- (5)ディスカッション
【12月2日】

リービ英雄氏
- 午前:
- 基調講演2:リービ英雄氏(小説家、法政大学国際文化学部教授)
- <テーマ4>リテラシー、出版、図書館と読書
- (1)読書文化を育む手段としての全国的な著作・出版と地方出版の意義
- (2)いつもの仕事をいつものように
- (3)読書振興に関する図書館の役割
- (4)ディスカッション
- <テーマ5>デジタル化
- (1)日本におけるデジタル化の経験と実践
- (2)国際的、地域的な電子化の試み
- (3)Reading Europe:本から読み解くヨーロッパ文化—ヨーロッパのパブリックドメイン書籍を発展させるヨーロッパの試み
- (4)文化遺産の電子化と利用可能化:著作者不明の著作物や絶版資料の課題
- (5)ディスカッション
- 午後:
- <テーマ6>特別なニーズのある人々及び印刷物を読むことに障害がある人々のアクセス方法
- (1)著作権と印刷物を読めない障害者の読む権利との調和
- (2)WIPOにおける視覚に障害を持つ人々及び印刷物を読むことに障害がある人々のための努力
- (3)出版者と読むことに障害がある人々の著作物へのアクセス
- (4)複製権機構と読むことに障害がある人々の著作物へのアクセス
- (5)ディスカッション
- <テーマ7>著作物へのアクセシビリティを強化するための連携協力
※同時通訳付(英⇔日)
募集要項
- 日時
-
2010年
12月1日(水)
09:30
~
17:55
2010年
12月2日(木)
09:00
~
17:45
- 会場
-
国立国会図書館
東京本館
新館 講堂
- 募集人数
- 200名(先着順)
- 参加費
- 無料
- 申込み方法
-
終了しました
- 申込み締切
- 先着順で定員となり次第受付を終了します。
- お問い合わせ先
-
〒100-8924 千代田区永田町1-10-1
国立国会図書館 総務部 支部図書館・協力課 協力係
電話: 03-3581-2331(代表)
FAX: 03-3508-2934
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