ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 関西館アジア情報課 水流添 真紀(平成10年度入館)(平成29年度職員採用説明会(平成30年2月~3月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

関西館アジア情報課  水流添 真紀

  • 平成10年 4月 入館(Ⅱ種)、逐次刊行物部索引課
  • 平成13年 7月 専門資料部アジア資料課
  • 平成14年 4月 主題情報部参考企画課
    ※平成18年5月~19年3月 育児休業
  • 平成20年 4月 関西館アジア情報課(平成20年7月~21年4月 係長)
    ※平成21年7月~23年8月 育児休業

はじめに

大学での専攻は西洋史、志望動機は「図書館で働きたい!」というもので、当館以外にも公共・大学図書館等を受験しました。その中でも、当館の魅力は「全国の図書館をサポートできる」ということでした。近隣の大学の司書講習で資格を取得し、受験に臨みました。

業務経歴

最も長く担当しているアジア関係の仕事を中心にご紹介します。入館3年目に専門資料部アジア資料課に配属されました。専攻と異なる分野である上に、課内では外国語が飛び交い、当初は戸惑いましたが、まずは辞書を引くことを目標に、館内の韓国語勉強会に参加しました。

第一子の育休からの復帰後、夫の海外転勤を機に、実家に近い関西館への異動を希望し、アジア情報課に配属されました。アジアの複数地域の担当を経て、第二子の育休に入りますが、育休中は夫の赴任地である中国で過ごし、同時に中国語を学び始めました。復帰後しばらくして中国語資料の担当となり、現在に至ります。

アジア情報課の仕事は、図書館サービス、ウェブサイトなどでの情報発信、対外連携など多岐に渡ります。私は課内異動もあり、その都度新しい言語にも挑戦しながら仕事をしてきました。

「多文化サービス(日本在住の外国人に対する図書館サービス)」への取り組み

ここでは、印象に残っている仕事をひとつご紹介します。

アジア情報課ではアジア地域の様々な言語の資料を収集しています。平成26年、これらの資料を多文化サービスに活用するための検討を始めました。各種図書館や自治体の国際部門などにインタビューするとともに、関係者を招いて開催したアジア情報関係機関懇談会で「多文化共生施策と図書館の多文化サービス」をテーマに議論し、当館に求められる役割が多文化サービス提供者への支援であることを把握します。そして、そのための情報、具体的には、海外の出版情報の入手や外国語の目録作成に役立つ情報を、リサーチ・ナビで「アジア言語資料の出版・書誌情報の紹介」として提供することにしました。この一連の仕事は、上司や同僚と相談しながら手探りで進めることとなりましたが、興味とやりがいを持って取り組むことができました。

仕事と育児

夫は現在も単身赴任しており、ワンオペ育児の私にとって、育児支援の制度は仕事の継続に不可欠です。これまで、育児のための勤務時間制度を利用して30分早く退庁する、子どもの急病時に看護休暇を利用するなどしてきました。また、職場環境の面でも、急な休みの際にカウンター当番を代わっていただくなど、多くの方に助けられています。

さらに、育児自体への配慮だけでなく、育児中でも自らの成長を促す雰囲気があるのも大きなことです。様々な研修の受講機会があるほか、限られた時間の中でも小さな成果を積み重ねること、また、興味のある分野を持ち、知識を深めることを複数の上司から勧められてきました。研修の講師、『アジア情報室通報』への記事執筆など、日常業務で得た知識をアウトプットする機会も多くあります。

おわりに

仕事と育児の両立は、様々なサポートがあるとはいえ、それなりに大変です。モチベーション維持のためにも、利用者や同僚の役に立てている、少しでも成長できている、という実感を得ながら、今後も仕事をしていきたいです。

採用試験に臨む皆さんにとっては、随分先のことと思われるかも知れませんが、男女を問わず、育児をしながら働き続けようと考えている方は、私の体験から少しでも当館の雰囲気を感じていただけたら、と思います。