ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 国際子ども図書館企画協力課 森田 理恵子(平成23年度入館)(平成29年6月掲載分)

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

国際子ども図書館企画協力課  森田 理恵子

平成23年4月
入館(Ⅱ種)、調査及び立法考査局農林環境課
平成25年10月
関西館アジア情報課
平成28年4月
国際子ども図書館企画協力課

はじめに

私は大学では、理学部で生物学を専攻していました。そこから大きく異なるように見える図書館という場所に入った私が、これまでに経験した部署のうち2か所を取り上げて紹介します。

関西館アジア情報課と小展示委員会

関西館にあるアジア情報課は、アジアに関連する資料・情報の提供全般を担う専門室を担当する課です。アジア情報課の仕事は多岐にわたります。

例えば、アジア情報課では調査研究も行っており、実際に現地に赴くこともあります。私は出版事情と図書館事情の調査のために、1か月ほどでインドネシア等3か国を回ってきました。現地に行かないとわからなかったブックフェア会場の熱気を感じたり、熱意ある司書の話を直接聞いたり、得難い経験をすることができました。

そのほか、アジア情報課では『アジア情報室通報』という季刊誌を発行しています。新着資料を紹介したり、課の取組を報告したりする広報媒体です。そこに私は、インド神話に関連するレファレンス方法の記事を書きました。インドの資料に触れたこともなかった私が、業務を経て身についた知識を基にそのような記事を書けたことは、個人的にも成長を感じられて、達成感のある仕事でした。

また、アジア情報課在籍中には、同時に、関西館小展示委員会の委員も務めていました。関西館で所蔵する資料を用いた展示を担当するのですが、課を越えて選ばれた3人の展示担当者で、テーマ決めから実際の運営まで、ほとんど全てを行います。自由度は高いけれど責任も感じる仕事でした。従来、文系のテーマが取り上げられることが多かったのですが、私が担当した2回では、時節に鑑みてテーマ検討をした結果、理系のテーマを取り上げました。1年目は「宇宙」、2年目は「いきもの」を取り上げ、専門として学んできたことを活かして構成を考えることができました。

国際子ども図書館企画協力課

上野にある国際子ども図書館は子どものための図書館であるだけでなく、研究者や図書館員を含む、子どもの本に関連する大人のための図書館でもあります。

私の所属する企画協力課協力係は、資料関係以外で、館外の人々に関することや他の図書館とのことなら何でも担当するというようなイメージです。平成28年度の一大イベントとしては、ブラジルから絵本作家をお呼びして講演会とワークショップを開催しました。

それ以外には、国内の図書館関係者向けの研修の企画や準備、その他の団体との共催イベントの準備等の、事務局的な仕事もします。

また、子どもの本に興味がある人のために、ウェブ上で国内外の子どもの本関連のニュースを発信したり、海外視察に来る団体の見学対応をしたりといったことも行っています。

このように、海外の方とやり取りする機会が定期的にあり、多岐にわたる業務が全体的に外向きで、たくさんの人々と関わることのできる仕事です。

当館職員を目指す方へ

直ちに自分の専門・希望の部署に配属されるとは限りませんが、これまでやってきたこととは異なるように見える仕事でも、自分の専門は意外なところで役立つものです。どこでどんな仕事をすることになっても、それは欠けてはならない重要な仕事で、図書館の仕事全てが揃ってはじめて、一冊の本が、必要としている人の手元に届きます。資料と人とを繋ぐ仕事に興味のある方は、是非、一緒に働きましょう。

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