ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 関西館電子図書館課 大磯 輝将(平成12年度入館)(平成27年8月掲載分)

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

関西館電子図書館課  大磯 輝将

平成12年4月
入館(Ⅱ種)、専門資料部科学技術資料課
平成14年4月
主題情報部参考企画課
平成16年4月
調査及び立法考査局文教科学技術課
平成23年7月
総務部人事課(平成25年4月~ 係長)
平成26年10月
関西館電子図書館課(平成27年4月~ 係長)

はじめに

学生時代に研究論文を探す際に関心を持ったことが、国立国会図書館職員採用試験を受験した一つの動機です。身に着いた実験のテクニックが仕事の役に立つことはありませんが、研究に専念した体験は仕事の支えになっています。以下では、調査及び立法考査局での業務経験を簡単にご紹介します。

調査及び立法考査局の立法調査業務

国会へのサービスは、国立国会図書館の第一の役割です。調査及び立法考査局の立法調査業務は、これを最も特徴づける業務といえます。議員や秘書から具体的に依頼された内容について調査・回答を行う依頼調査と、想定される国政審議の主要課題について報告書を執筆して議員らに提供する予測調査に大別されます。

依頼調査では、回答としてレポートを作成することもあれば、議員と面談することもあります。与えられた期限の中で依頼者のニーズに合わせた調査をすることが重要になりますが、依頼のポイントを的確に捉えて調べ上げた情報を適度な深さと広さで提供することは簡単ではありません。私はこのことを常に意識して取り組みました。

予測調査では、出典を明らかにしつつ論点を整理してまとめる作業が中心になります。成果は刊行物となりますが、目的や内容に応じていくつかの媒体があります。また、国政課題に関して議員や秘書向けに報告する政策セミナーも実施しています。

文教科学技術課での仕事

教育・科学技術・文化・スポーツといった分野の専門的な調査を行う文教科学技術課という部署で、私は主に科学技術分野を担当しました。法改正をめぐる議論について論点整理をしようとすれば、法令議会情報を調べるスキルや法令の基礎知識が欠かせませんが、そうした基礎的なスキルや知識を習得するため、研修を受ける機会が定期的にあります。外国語の研修もありますが、諸外国の制度比較を行う際などには海外事情を専門とする職員の協力を得られるので、外国語が不得意な私には大変な助けとなりました。担当分野の専門性は、上司や先輩の助言を得ながら実践の経験を積む中で高めていくように努めました。科学技術分野の担当として、複数の課のメンバーがチームを組んで行う予測調査のプロジェクトに4度も携わることができたことは、視野を広げる上で幸運でした。

国会サービスに携わって

調査及び立法考査局は、その任務の遂行にあたり不偏不党を旨としています。膨大な所蔵資料を背景にして多面的に行う当館の調査に対しては、目下の政策課題のほかに、中長期的な国政課題に関しての資料・情報の提供が期待されているような気がします。

おわりに

以上ご紹介した仕事は、専門的かつ幅広い知識力や思考力などを鍛えられる点で、やりがいがあると私は感じています。物事を俯瞰的に捉え、調べて書くことを得意とする方は、この仕事に向いているでしょう。また、国政審議に貢献できることや予測調査を通じて情報発信ができることを魅力と感じる方には、ぜひお勧めします。

このページの先頭へ