ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 総務部総務課 藤田 実花(平成19年度入館)(平成27年8月掲載分)

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

総務部総務課  藤田 実花

平成19年4月
入館(Ⅱ種)、主題情報部科学技術・経済課
平成23年4月
調査及び立法考査局農林環境課
平成26年4月
総務部総務課(平成26年7月~ 係長)

はじめに

私は大学・大学院で植物分子遺伝学を専攻していました。理系の学部出身だと、研究・開発といった職種に就く方が多いと思いますが、私自身はそういった分野に縛られず、理系のバックグラウンドを生かしながら、もっと幅広い仕事をしてみたいと考えていました。就職活動中に当館の説明会に参加し、司書資格が要らないうえ、理系分野も含めたさまざまな仕事があることを知り、志望しました。

入館以降これまで、主題情報部(平成23年10月、利用者サービス部に組織再編)科学技術・経済課、調査及び立法考査局農林環境課、総務部総務課の業務を経験しました。ここでは特に、理系分野と関連した業務である、科学技術・経済課と農林環境課の業務の経験についてご紹介します。

科学技術・経済課の業務

科学技術・経済課は、東京本館にある専門室「科学技術・経済情報室」を所管する部署です。ここでは、一般利用者を対象として、科学技術と経済社会の分野のレファレンスを行っています。

カウンターで利用者から直接受ける質問は、いつどんなものが来るかわからないうえ、その場で回答しなければならないため、情報室内にある資料を使用した臨機応変な対応が求められます。特に科学技術分野では論文の所蔵調査が多く、NDL-OPACや各種データベースを使いこなすことも必要です。当館には、カウンターだけではなく、公共図書館を通じて、インターネットなどからも質問が寄せられます。この場合は、必要に応じて書庫の資料等も参照して調査を行います。

また、レファレンスを受けるだけでなく、より多くの調べものをしたい人の手助けとなるように、調べ方の案内を作成してリサーチ・ナビに掲載しています。

 

農林環境課の業務

農林環境課は、国会議員から依頼を受けて、分野ごとに調査を行う課の一つで、私は環境分野を担当していました。この部署では、30分や1時間といった短い期限で資料を集めるような依頼から、1週間かけて報告書を作成し、口頭で議員に直接説明しなければならない依頼まで、さまざまなものが寄せられます。また、依頼調査の合間をぬって、今後、国政の論点となりそうなテーマを設定して原稿を執筆する予測調査というものも行います。予測調査の成果である刊行物は、国会議員に配布されるほか、当館ホームページの国会関連情報でも公開されます。

より迅速に、正確な調査業務を行うためには、日ごろから新聞などを通して、自分の担当する分野の情報を把握しておくとともに、依頼・予測の両調査を通して知識や調査のノウハウを蓄積していくことが求められます。

おわりに

ここまで、私が経験してきた業務を紹介しましたが、理系分野に関係するとはいえ、必ずしも大学での専攻と一致するわけではなく、より幅広い知識が必要です。私自身は生物系出身ですが、科学技術・経済課時代には、カウンターで化学、物理等に関する質問をよく受けました。また、農林環境課の業務では、理系分野にとどまらず、法律等、これまでとは異なる分野の知識や視点が求められます。

入館を希望する人には、これまで学んできたことを生かすとともに、新しいことにも積極的に取り組んでいく姿勢を持って欲しいと思います。

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