ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 利用者サービス部政治史料課 藤田 壮介(平成22年度入館)(平成26年12月掲載分)

国立国会図書館職員を目指す皆さんへ

利用者サービス部政治史料課 藤田 壮介

平成22年4月
入館(Ⅰ種)、総務部企画課電子情報企画室
平成23年10月
電子情報部電子情報流通課
平成24年4月
利用者サービス部政治史料課

はじめに

私は学生時代に日本史を専攻し、当館には利用者として何度か足を運んでいました。大学院に進学して1年ほどが経ち、就職を考えたときに、頭に浮かんだのが当館でした。地域の歴史史料の整理に携わり、それら文化遺産を継承していくことの重要性を感じていたこと、また、採用試験の専門科目の選択肢に歴史学があったこともあり、試験を受けました。入館以来、まだ4年しか経過していませんが、自分の経験が何かのご参考になればと思います。

ホームページ担当の業務

入館して最初に配属されたのは、当館のホームページを担当する部署でした。それまでほとんど触れたことのない(むしろどちらかというと避けてきた)事柄だったため、ホームページの仕組み自体は勿論、基礎的なところからIT知識を学ぶ必要に迫られました。これから仕事をしていく上では、そのような知識は必要不可欠なものと思いますので、入館後の早い時点で学ぶ機会を得られたことは、今思えば有難い話でした。

今後2年程度でホームページをリニューアルする、という時期に配属されたため、明確な目標・期限を感じながらの仕事となりました。もちろんその後の更新で変わった部分もありますが、現在皆さんがご覧のホームページの大枠は、そのリニューアルの結果です(それ以前のホームページは、「国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)」に保存されており、たとえばリニューアル直前の平成24年2月23日時点の国立国会図書館ホームページも見ることができます)。その過程で、当館の多様な仕事を反映して多岐にわたるホームページの全容を見て、自分が直接は携わらない当館の業務もおぼろげに把握できたことも意味のあったことだと思います。

憲政資料室の業務

ホームページのリニューアルも終わり、入館からちょうど2年が過ぎたときに、利用者サービス部政治史料課へと異動しました。当課は、近現代の政治に関する資料や日系移民の資料などを閲覧に供する憲政資料室という専門室を所管しています。扱う資料の大半は図書ではないため、図書館というよりは文書館のような性格を持つ小さな部屋です。資料の受入れから整理・提供まで一貫して行っています。手書きで判読に手間取る資料や写真類、また比較的新しいものにはカセットテープやフロッピーディスクなど多様な形態の資料があり、整理が一筋縄ではいかないこともままあります。しかし、当室で提供した資料が研究者等に利用され、新たな知見に結びつくことを願いながら、資料整理や目録情報の発信に努めています。

学生時代に文書館等を利用していた立場とは逆になり、意識する点も変わりました。母校に教育実習に行って、自分が習っていた先生と話をするような感覚、と言えば伝わるでしょうか。

おわりに

ホームページ業務から手書きの歴史史料等を扱う業務と、大きく異なる業務を経験してきていますが、当館には他にもいろいろな業務があります。日本で唯一の国立図書館として、情報環境の変化に応じて、求められる役割は今後も増えていくでしょう。これまでの蓄積を大事にしながら、広い視野で新しいことに取り組んでいく、という姿勢を持つ方の入館をお待ちしています。

このページの先頭へ