国立国会図書館職員を目指す皆さんへ
電子情報部電子情報企画課情報化統括係長 齋藤 朋子
- 平成12年4月
- 入館、総務部情報システム課(現 電子情報部)
- 平成17年4月
- 国立情報学研究所(出向)
- 平成19年4月
- 総務部情報システム課
- 平成19年10月
- 資料提供部電子資料課(現 利用者サービス部音楽映像資料課)
- 平成23年7月
- 総務部企画課
- 平成23年10月
- 電子情報部電子情報企画課
電子情報部について
近年、国立国会図書館ではNDLサーチ、NDL-OPACをはじめとする各種情報システムや資料デジタル化が非常に大きな役割を占めるようになってきました。
電子情報部は、このような情報システムの開発・運用、資料デジタル化関連業務、次世代図書館システムの研究開発などを従来の枠にとらわれずに行うために平成23年10月に設立された新しい部です。
現在の業務
私の所属している電子情報部電子情報企画課情報化統括係は、業務・システムの最適化と情報セキュリティ対策を担当する係です。
当館は多くのシステムを持ち、毎年数十億円規模の情報システム経費がかかっています。これらのシステムに関わる業務の見直しとシステム統合等による最適化を推進するための会議の運営、課題管理やシステム調達ガイドラインの維持管理などを行うのがシステム最適化関連の仕事です。
情報セキュリティ対策では、情報セキュリティガイドラインの維持管理、セキュリティ研修の実施、各部局からの相談の対応や脆弱性対応の注意喚起等を行っています。セキュリティは技術の進歩が非常に早い分野なので、外部のセキュリティアドバイザーの支援・助言を受けて仕事に取り組んでいます。
どちらも直接資料や利用者に接する仕事ではありませんが、図書館全体の業務・サービスの優先順位をきちんと把握する必要があるので、図書館員として視野を広く持つことを心がけています。また、情報システムの仕事は、システムの開発・運用の担当者、システムを使う側である館内各部局の職員、業務委託先のIT企業など多くの人が関わっています。立場の違う人たちと仕事をするにあたっては、こちらの要件を正しく相手に伝え、相手の要望を正しく理解するというコミュニケーションの基本が重要だということも日々感じています。
出向について
私は入館6年目で国立情報学研究所(以下 NII)に出向し、大学図書館総合目録ネットワークNACSIS-CATの仕事に2年間従事しました。NIIは情報学の学術研究とともに学術情報サービス事業(CiNii、Webcat等のデータベースや機関リポジトリ支援等)を展開している機関です。当館とNIIは、出向という形の人事交流を継続して行っています。
2年という短い間でしたが、NIIに出向して国立国会図書館を外から見ることができたのは私にとってたいへん貴重な経験でした。出向による人事交流はNII以外にもいくつかの機関で行われています。入館後に別の組織で経験を積み視野を広げる機会として、出向制度を知っておいていただければと思います。
最後に
当館は、今後も電子情報を使った新しいサービスに積極的に取り組んでいく予定です。若い方々の能力、センス、経験を必要とする仕事もたくさんありますので、ぜひ当館を目指してみて下さい。
