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書誌データQ&A

 このページでは、NDL-OPACの書誌データ(主に和図書、雑誌記事索引)について、よくあるご質問にお答えします。また、書誌データに誤りを見つけた場合には、タイトルや書誌IDなど具体的な内容を「お問い合わせ」ページからお知らせください。

 和図書については、国内の標準的な目録規則である「日本目録規則」(NCR)に従って、書誌データを作成しています。日本目録規則はこれまでに何度か改訂されていますので、書誌データを作成した年代によって記録の方法が異なります。当館が採用している目録規則の変遷は、「適用規則の変遷」ページをご覧ください。

和図書の検索結果について

雑誌記事索引の検索結果について

1. 同姓同名の人をどのように区別するのですか?

 個人の区別のために、読みや漢字形(外国人の場合は原綴形)の他、生(没)年を付加します。生(没)年が不明な場合は職業や専門分野を付加し、生(没)年が同じ場合は、それに加えて職業や専門分野を付加して区別します。
 (例)
 田中, 実, 1946- || タナカ, ミノル
 田中, 實, 1885-1949 || タナカ, ミノル
 田中, 実, 1946- 理科教育学 || タナカ, ミノル

 歌舞伎役者、落語家等で同じ名前が継がれていくような場合は、判明すれば世系を付加することで区別します。
 (例)
 市川, 団十郎 1世, 1660-1704 || イチカワ, ダンジュウロウ 1セイ
 市川, 団十郎 2世, 1688-1758 || イチカワ, ダンジュウロウ 2セイ

 なぜ個人の区別にあたって生(没)年を用いるのかというと、同名異人を区別するときに生(没)年が不変かつ最も客観的な情報であるためです。これらの情報は目録対象資料等から記録します。ご本人からのお申出があった場合や、誤りであったことが判明した場合には、訂正あるいは削除します。 詳細は「書誌データにおける個人情報の取扱い」ページをご覧ください。

2. 「村上竜」は「村上龍」の間違いではないでしょうか?

 漢字の採用については、時代ごとに基準が異なります。それぞれの基準については、「文字種の取り扱い基準」ページをご覧ください。
 「村上龍」の例は、1997年以前に基準としていた「文字種の取扱い基準(1997年12月以前)」のうちの、「常用漢字表および人名漢字表に含まれる漢字については、旧字体を新字体の漢字に置き換える」にあたります。したがって、責任表示、著者標目ともに「村上竜」となります。
 1998年以降は、日本目録規則1987年版改訂版に準拠し、Unicode(2011年まではJISコード)に収録された字については原則として字体の統一は行わず、目録規則の転記の原則に従い、目録対象資料中に表示されている文字を採用します。また、Unicodeに収録されていない字については、可能な限り、意味上・字形上関連するUnicodeに収録された字に置き換えます。
 このため、「村上龍」はすべての漢字がUnicodeに収録されているので、1998年以降はそのままの形で責任表示を記録できるようになりました。ただし、著者名典拠ではすでに「村上竜」を標目として作成しているため、著者標目は「村上竜」のままとし、「村上龍」は著者名典拠に参照形として追加しました。
 このようにすでに著者名典拠が作成されている著者に関しては、著者標目は著者名典拠にあわせるため、新しい基準に合わせて表記された責任表示と差異が生じることがあります。著者名典拠が作成されていない著者については、責任表示、著者標目ともに新しい基準に合わせ、可能な限り目録対象資料と同じ形で記録します。
 なお、「村上龍」で検索すると「村上竜」もヒットするように、どちらの形でも検索できます。

3. 「山田風太郎」の個人著者標目の読みが「ヤマダ,カゼタロウ」となっているのはなぜですか?

 当館での著者名の読み方は、その著者の著作が最初に当館の目録に記録される時に確定します。
 「山田風太郎」氏の場合は、最初に目録を作成する際に、その当時の『文化人名録(昭和28年版)』にもとづいて「ヤマダ,カゼタロウ」と読むことにしました。 一方、「ヤマダ,フウタロウ」のように、標目に採用されなかった読みについては、典拠に参照形として記録しており、 NDL-OPACでは参照形(この場合「ヤマダ,フウタロウ」)でも検索できます。
 根拠となった『文化人名録』は、「著者本人への照会」により情報を得ている旨明記されていますので、信頼性の高い参考資料として採用しています。
 目録作成の際には、以下の手順で読みを付与しています。

  1. 公刊資料から採取する
    ・当該著作物の奥付や著者略歴・本文など
    ・人名辞典などの参考資料
    ・国立図書館等が作成・提供するデータベース
    ・官公庁や図書館が提供するインターネット情報

  2. 公刊資料から判明しない場合は問い合わせる
    ・著者本人・家族の回答

  3. その他読みの参考とする情報から採取する
    ・出版者の回答
    ・a以外のインターネット情報

 読み方の根拠となる情報が得られないときは、人名としてよくある読みを採用していますが、判断がつかない場合は、音読みを採用しています。なお、すでに確定した典拠においても、ご本人のお申出があった場合や、誤りであったことが判明した場合には訂正します。
 典拠の基準については、「個人名・団体名標目の選択・形式基準」ページをご覧ください。

4. 「藤原定家」を、著者標目では「フジワラ,サダイエ」、タイトルでは「フジワラノ△サダイエ」と読んでいるのはなぜですか?

 著者標目および件名標目については、当館で適用している日本目録規則(「日本目録規則1987年版改訂3版」23.3.3.1参照)には、「おおよそ中世までの人名で慣用される、姓と名の間の「ノ」の読みは、原則として採用しない」という規定があり、これによって、「フジワラ, サダイエ」と記録します。
 一方、タイトルの中に出てくる人名の読みは、著者名典拠にあれば原則として典拠の読みを採用します。ただし、おおよそ中世までの人名にみられる、「〜ノ〜」の形をとる人名については、1994年5月以降、『広辞苑』等にその形が掲載されているような慣用的な読みがあれば、その読みを採用しています。
 著者標目および件名標目とタイトル中の読みに違いが生じるのは、このためです。同様の例としては、「源実朝」、「在原業平」などがあります。なお、例外的に姓と名の間の「ノ」を採用する場合があります。それは、姓が一音(長音を含む)の場合で、「紀貫之」などがこれにあたります。著者標目においてもタイトル中においても読みは「キノ,ツラユキ」となります。

5. 同じ著者なのに、異なる表記が存在するのはなぜですか?

 当館で適用している日本目録規則によると、著者名は原則としてその資料に表示されているままの形を記録します。そのため、同じ著者であっても資料によって表示が異なっていると書誌データの表記も異なります。
 著者標目においては、資料の表示にかかわらず、統一した形を記録しています。

6. 『みなづき』というタイトルを「ミナズキ」と読んでいるのはなぜですか?

 当館では、「『JAPAN/MARC MARC21フォーマット』における片仮名読み表記要領」にしたがって、読みのカナ表記を行っています。発音の同じ「ジ」と「ヂ」、「ズ」と「ヅ」においては、「ヂ」「ヅ」は使用せず「ジ」「ズ」に統一しています。そのため、本来は「ヂ」や「ヅ」で表記するのが正しい語であっても、標目は「ジ」「ズ」と表します。
 (例)つづり方→ツズリカタ
 また、「ヰ」「ヱ」「ヲ」のカナ表記は、それぞれ「イ」「エ」「オ」に統一しています。
 (例)ヰタ・セクスアリス→イタ△セクスアリス

7. タイトルの読みが、ふり仮名と違うのですが。

 資料の主要情報源(標題紙、奥付、背等)に、ふり仮名がある場合は、原則としてその読みを採用します。ただし、タイトルに含まれる人名等の読みについては、当館の典拠の読みを採用したり、参考図書類に記載されている読みを採用する場合等もあります。「タイトル・著者標目・件名標目・出版事項の読みの付与基準(2012年1月以降)」をご覧ください。

8. タイトルが、「都会(まち)のトム&ソーヤ」なのはなぜですか?

 当館で適用している日本目録規則(「日本目録規則1987年版改訂3版」2.1.1.2A参照)では、「ルビは、それが付されている語の直後に付記する。」とあります。そのため、当館ではこの規則に従って、ルビを丸括弧で囲んで記録しています。
 (例) ぼくらの七日間なのかかん戦争
     →(タイトル)ぼくらの七日間 ( なのかかん ) 戦争

9. 「砥部町」が「トベマチ」、町の読み方が間違っていませんか?

 タイトル、著者名の中に出てくる町名や村名は、『全国市町村要覧』、『日本分県地図地名総覧』に従っていますが、行政単位のものであれば、当館では「タイトル・著者標目・件名標目・出版事項の読みの付与基準(2012年1月以降)」に基づき、「マチ」「ムラ」と読んでいます。ちなみに、行政単位でない「永田町」などは、そのまま「ナガタチョウ」と読んでいます。
 なお、2002年4月以降に作成した書誌データでは、「チョウ」「ソン」と読んでいる場合もあります。

10. 著者が改姓した場合、どちらの姓で検索すればよいでしょうか?

 著者が改姓後の名称で著した著作については、改姓前の名称ではなく、改姓後の名称を著者標目として典拠を作成しているので、同一人物について改姓前・改姓後の2つの典拠があることになります。書誌を検索する場合には、改姓前の著作は改姓前の名称で、改姓後の著作は改姓後の名称で検索する必要があります。国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)では、改姓前後の名称や、2つ以上の名称を使い分けている場合の別の名称が、「別名(をも見よ参照)」として表示されますので、その名称でNDL-OPACを検索してください。

11. 翻訳書のもとのタイトルが知りたいのですが。

 翻訳書のもとのタイトル(原タイトル)は、1977年から英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語について「注記」に記録し始め、現在は言語の範囲を拡大し記録しています。原タイトルが記録されている場合、NDL-OPACでは「注記」欄に「原タイトル:」として表示され、原タイトルからも検索できます。

12. 出版年が、資料の表示と異なっているのはなぜですか?

 1997年以前は資料に表示されている最新の出版年を記録しましたが、1998年からは資料の属する版が最初に刊行された年を記録するようになったためです(「日本目録規則1987年版改訂3版」2.4.3.1参照)。
 (例)資料の表示(1995年9月12日初版第1刷発行、1996年10月31日初版第2刷発行)
     →1997年以前に作成した場合、1996年を出版年として記録
     →1998年以降に作成した場合、1995年を出版年として記録
 『NDL書誌情報ニュースレター』2号(2007年9月刊行)に掲載の解説記事もご覧ください。

13. NDC分類がある資料とない資料が存在するのはなぜですか?

 学習参考書や小冊子など、NDC分類を原則として付与しない資料群があります。NDC分類を付与する対象資料を限定することで、効率的な目録作成を行い、少しでも早く書誌データを提供できるよう努めています。

14. 「この書誌は未完成です」と表示されている資料は利用できますか?

 東京本館で所蔵している資料については、利用できません。関西館で所蔵している資料については、利用が可能な場合もあります。必ず利用の可否をNDL-OPAC所蔵詳細画面でご確認ください。「この書誌は未完成です」と表示されている資料が利用可能になるまでの期間は、資料によって異なります。

15. 雑誌記事索引では、すべての雑誌の記事が検索できるのですか?

 検索できるのは、雑誌記事索引の採録対象として当館で選定した雑誌(採録誌)に掲載された記事のみです。採録誌の誌名および採録を開始・終了した巻号については、「雑誌記事索引採録誌一覧」でご確認ください。採録誌の選定は、「雑誌記事索引採録誌選定基準」によって行っています。
 なお、採録誌の範囲等には、時期による変遷があります。詳しくは、「『雑誌記事索引』の成り立ち」をご覧ください。

16. 同じ雑誌に載った記事なのに、検索できるものと検索できないものがあります。

 採録対象である雑誌(採録誌)に掲載された記事でも、ページ数が2ページ以下のものなど、採録しない記事もあります。詳しくは、「雑誌記事索引記事採録基準」をご覧ください。
 なお、採録誌に掲載された記事でも、採録開始前・中止後の巻号の記事は検索できませんので、採録期間についても、「雑誌記事索引採録誌一覧」でご確認ください。

17. 雑誌記事索引に採録されているはずの記事を、著者名で検索してもヒットしなかったのですが。

 雑誌記事索引では、以下のような場合は著者名で検索してもヒットしないことがあります。

  1. 著者名がローマ字でしか記載されていない場合
     雑誌記事索引では、標目形の統一や参照形の記録は行っていないため、資料に記載されている形でのみ検索可能です。例えば著者名が欧文でしか記載されていない場合は、漢字形で検索してもヒットしないことがあります。

  2. 中国人や韓国・朝鮮人著者の場合
     2011年12月以前に公開したデータでは、中国人や韓国・朝鮮人著者名の漢字表記形に入力できない文字がある場合は、資料に欧文表記形があれば欧文表記を記録し、欧文表記形がない場合はその漢字のみカナに置き換えています。例えば「鄧小平」の「鄧」はカナに置き換えていますので、「トウ小平」で検索してください。
     2012年1月以降に公開したデータでは、Unicodeに収録されていて入力システムで入力及び表示が可能な文字は、原則として資料に表示されているとおりに入力しています。それ以外の文字については、カナへの置き換え等の対応を行っています。よって、「鄧」は漢字のまま入力しています。

  3. 著者が4人以上いる場合
     雑誌記事索引では資料に記載されている著者のうち、最初から3人までしか記録していないため、4人目以降の著者は検索できません。なお、データ作成時期により基準が異なるため、著者が複数いても1名しか記録していない場合もあります。

  4. その他
     以下の場合は著者として記録していないため、該当の著者名では検索できません。
     *著者名が記事の文末にしかない場合
     *役割表示が監修・文責・監訳・構成・取材のもの
     *「○○編集部」「取材班」等

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