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コラム:書誌データ利活用(12)―利活用事例の紹介(高知県教育委員会と県立高校、道灌山学園図書室)

NDL書誌情報ニュースレター

NDL書誌情報ニュースレター2017年3号(通号42号)

【はじめに】

国立国会図書館(NDL)では、NDLの書誌データを利用している図書館を訪問し、利用事例の調査をしています。本誌2017年2号(通号41号)のコラムに引き続き、今回は、高知県の教育委員会と県立高校2校、そして東京都荒川区の学校法人道灌山学園図書室の利用事例についてご紹介します。

【高知県教育委員会・高知県立高知北高等学校・高知県立岡豊(おこう)高等学校(2016年12月1日~2日訪問)】

1. 高知県教育委員会

高知県教育委員会では、子どもの読書活動推進の一環として、県立高校の図書館のシステム化を計画し、2012年から2014年までの3年間で県立高校31校に図書館システムを導入しました。その際、NDLの書誌データが利用できるシステムを採用することにしたそうです。図書館のシステム化は、まず未入力の図書館資料をデータベースに登録する遡及入力を行い、遡及入力が完了したら、システムによる貸出し・返却を開始するという方針のもと、各校で進めました。また、導入時には教育委員会が、各図書館の担当者を対象に、図書館システムの利用方法に関する研修を行いました。その後も新規配属者および希望者を対象とした研修を毎年行っているそうです。

2. 訪問した県立高校の概要とNDLの書誌データの利用状況

今回の調査では、上述の図書館システムで実際にNDLの書誌データを利用している高知県立高知北高等学校と高知県立岡豊高等学校を訪問しました。

高知県立高知北高等学校は、生徒数約730名で、昼間部・夜間部・通信制の三つの課程を設置しています。図書館の担当者は2名、蔵書数は約1万1千冊です。一方、高知県立岡豊高等学校は、生徒数約890名で、県内で唯一美術・書道専門のコースがあります。図書館の担当者は2名、蔵書数は約2万4千冊で、美術・書道の専門書や図録を多く揃えている点が特徴です。


高知県立高知北高等学校


高知県立岡豊高等学校

両校とも、新規購入資料と遡及入力対象資料の目録作成にNDLの書誌データを利用しているとのことでした。NDLの書誌データで大多数がカバーされているそうです。

利用手順は次のとおりです。(1)目録作成の対象となる資料をNDL-OPACで検索してダウンロードする[1]、(2)ダウンロードしたファイルを自館の図書館システムに取り込む、(3)外国人著者名の読みなど必要な項目を追記・修正する、(4)追記・修正したデータを同システムに適した形に変換してパソコンに保存する、(5)(4)で保存したファイルを再度取り込む。

(1)~(5)の利用手順に手間がかかることが課題とのことでした。

3. まとめ

訪問した2校ではまだ遡及入力の作業中で、貸出しには図書館システムを利用していませんでしたが、教育委員会の話では、図書館システムによる貸出しを開始している図書館からは、システム化のメリットとして、「貸出し作業がかなり簡略化された。」「貸出しカードでは守れなかったプライバシーが図書館システムでは保護できるようになった。」という声があったそうです。

今後、高知県立高校の図書館のシステム化が進む中で、NDLの書誌データも一層活用されることと思います。

【道灌山学園図書室(2017年3月7日訪問)】


道灌山学園

1. 学校法人道灌山学園について

学校法人道灌山学園は、保育福祉専門学校や幼稚園等を運営しています。道灌山学園図書室では、専門学校の学生370名、学園職員70名、専門学校講師40名、幼稚園児230名とその保護者を対象にサービスを行っており、蔵書総数は保育・福祉・介護に関する資料を中心に1万2千冊以上です。

2. NDLの書誌データの利用状況

道灌山学園図書室では、数年前に図書館システムを導入しました。NDLの書誌データが利用できることが、システムの選定条件の一つだったそうです。

同図書室では、データベースに未入力の図書館資料の遡及入力、新規購入資料の目録作成にNDLの書誌データを利用しています。利用手順は次のとおりです。(1)目録対象資料のISBNでNDL-OPACを検索する、(2)マイリストの機能を利用して検索結果を保存し、まとめてダウンロードする、(3)自館の図書館システムに取り込み、絵本、紙芝居、CD-ROM等といった情報を追記する。

目録対象資料をISBNバーコードの有無で振り分け、バーコードのある資料についてはNDLの書誌データを活用し、効率的に作業されていました。

なお、道灌山学園図書室で利用している図書館システムにはExcelで作成したリストの情報を取り込む機能があり、ISBNバーコードがない資料については、Excelにタイトル等の書誌事項を手入力して、システムに取り込んでいるとのことでした。そこで、NDLの書誌データをキーワードで検索してExcelに簡単に取り込めるツール[2]をご紹介したところ、好評でした。

【おわりに】

お忙しい中、調査にご協力いただいた方々に、心から感謝いたします。

このコラムでは、今後もNDLの書誌データの利用事例を調査し、紹介する予定です。NDLの書誌データを業務や各種サービスに活用している事例がありましたら、収集・書誌調整課書誌サービス係<bib-dlアットマークエヌディーエルピリオドジーオーピリオドジェーピー>までぜひご連絡ください[3]

吉村 風
(よしむら かぜ 国内資料課)

[1] NDL-OPACで書誌データを検索してダウンロードする方法については、以下をご覧ください。
NDL-OPACからの書誌データダウンロード利用ガイド(PDF: 350KB).
http://www.ndl.go.jp/jp/data/data_service/jnb/pdf/shoshidataDL_guide.pdf, (参照 2017-07-03).

[2] 本誌2015年3号(通号34号)の記事でこのツールを紹介しています。
http://www.ndl.go.jp/jp/data/bib_newsletter/2015_3/article_06.html, (参照 2017-07-03).

[3] 当館の書誌データの取り込み機能を実装している図書館システムについて、以下のページで紹介しています。
http://www.ndl.go.jp/jp/data/data_service/jnb/system_list.html, (参照 2017-08-30).


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NDL書誌情報ニュースレター(年4回刊)

ISSN 1882-0468/ISSN-L 1882-0468
2017年3号(通号42号) 2017年9月27日発行

編集 国立国会図書館収集書誌部
発行 国立国会図書館

〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1

メールアドレス:bib-newsアットマークエヌディーエルピリオドジーオーピリオドジェーピー(ニュースレター編集担当)