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平成29年度全国書誌データ・レファレンス協同データベース利活用研修会を開催しました

NDL書誌情報ニュースレター

NDL書誌情報ニュースレター2017年3号(通号42号)

【はじめに】

公共図書館や学校図書館などの職員をおもな対象として、全国書誌データレファレンス協同データベース事業を紹介する研修会(以下、研修会といいます。)を、7月28日(金)に国立国会図書館(NDL)の東京本館で、8月18日(金)に関西館で開催しました。

研修会は、第1部「全国書誌データ」、第2部「レファレンス協同データベース」の講義の後、第3部「実習」という3部構成で行いました。

第1部および第2部では、NDLが提供している全国書誌データやレファレンス協同データベースの概要や利用方法を紹介し、参加者には、全国書誌データを利用した文献リストの作成や、レファレンス協同データベースへのデータ登録を体験していただきました。

第3部の実習では、レファレンスの演習問題に取り組んでいただきました。その過程で、全国書誌データを利用してブックリストを作成し、レファレンス協同データベースに登録する作業を行っていただきました。

研修会終了後には、参加者同士の情報交換の場として、交流会を設けました。

以下に、研修会の概要を報告します。

【研修会の概要】

1. 第1部 講義:全国書誌データの特徴・利用方法と利活用事例紹介(60分)


「全国書誌データの特徴・利用方法と利活用事例紹介」の講義(東京本館会場)

NDLが提供する全国書誌データの概要と、おもな特長、入手方法や利用方法を説明しました。詳しくは研修資料をご覧ください[1]

この講義の中で、文献リスト作成の仕方を講師が説明・実演し、参加者にも一緒に行っていただきました。NDLサーチのAPIを活用したツール[2]を使って文献リストを作成する方法は、一昨年、昨年の研修会でも参加者に体験していただきましたが、今回は、それに加えて、NDL-OPACからダウンロードしたテキストファイルを加工し、Excelに取り込んで、文献リストを作成する方法も体験していただきました。

手順は次のとおりです。まず、NDL-OPACから書誌データを記号区切り形式でダウンロードします[3]。そのままではうまくExcelに取り込むことができないので、正規表現を扱えるテキストエディタ(Meryなど)で加工します。加工したデータを、Excelのデータ取込み機能を使って取り込めば、文献リストが完成します[4]

参加者は、普段はあまり使わない操作にとまどわれつつも、熱心に取り組んでくださいました。

2. 第2部 講義:レファレンス協同データベースの概要・利用方法と利活用事例紹介(90分)


「レファレンス協同データベースの概要・利用方法と利活用事例紹介」の講義(関西館会場)

はじめに、レファレンス協同データベース事業の概要として、事業の目的、参加館数や内訳、登録データ件数などをご紹介しました。参加館数は753館、データの登録件数は19万件を超え、毎年約2万件増加しています(2017年7月末現在)。

つぎに、レファレンス協同データベース事業に参加する意義を説明しました。レファレンスをデータベースに記録することで、レファレンスのスキルや役立つ情報が共有され、レファレンスの効率や対応スピードが向上することが期待できます。また他館が作成した参加館公開のデータを閲覧できること、システムの管理をNDLに任せられることなどの利点があります。

そして、レファレンス協同データベースの基本的な使い方を紹介しました。レファレンス協同データベースには、さまざまな検索方法や登録方法が用意されており、登録した個別のデータについて公開範囲も設定できます。また、データ登録の支援機能として、参考資料の自動入力機能や、関連ファイルの登録機能を備えています。

統計機能の利用や、自館の登録したレファレンス事例をまとめて紹介する方法で実績をアピールし、図書館活動のPRに役立てることもできます。

最後に、参加者に、レファレンス事例の登録を行う演習問題を解いていただきました。演習問題と解答例は、レファレンス協同データベース講義資料の別紙1、別紙2をご覧ください。


レファレンス協同データベース
イメージキャラクター「れはっち」

3. 第3部 実習・質疑応答(50分)

全国書誌データを利用してブックリストを作成し、レファレンス回答や調べ方マニュアルとともに、レファレンス協同データベースに登録する、という流れの実習に、参加者に取り組んでいただきました。実習では以下の必須問題1問、選択問題2問を用意しました。各問題の解き方のヒントや解答例は、実習資料をご覧ください。

《必須》 問題1

次のレファレンス質問に対して、調査して回答を作成し、レファレンス協同データベースのレファレンス事例に登録してください。

詩人 中江俊夫の「だれの巣 だれの卵」という作品を読みたい。

《選択》 問題2

次のテーマのブックリストを、全国書誌データを利用して作成し、レファレンス協同データベースの調べ方マニュアルに登録してください。

めずらしい植物をしらべよう-虫を食べる草花-

《選択》 問題3

次のコレクションの図書目録を作成し、レファレンス協同データベースの特別コレクションに登録してください。

地元の歌人 永田町蔵が亡くなり、遺族から図書や文書を寄贈された。文書の整理は時間がかかるが、図書は一般的なものが多いので、まずは図書だけでもリストを作って紹介したい。


実習の様子(東京本館会場)

おもな質疑応答をご紹介します。

  • 質問:2018年1月にシステムリニューアルが予定されているとのことだが、「NDL書誌データ取得シート」、「NDL書誌データ検索シート」の使用方法も変わるのか。
  • 回答:変更があるのは、NDL-OPACです[5]。NDLサーチからデータを取得する「NDL書誌データ取得シート」、「NDL書誌データ検索シート」については、システムリニューアルによる影響はありません。
  • 質問:レファレンス協同データベースへの参加を検討している。レファレンス事例のアップロードだけではなく、CSV形式などでダウンロードできるのか。
  • 回答:レファレンス協同データベースにアップロードされたデータをCSV形式などでダウンロードすることが可能です。管理IDでログインした後、検索結果一覧から全件ダウンロードすることができます。

4. 参加者の声

研修を終えた参加者からは、多くのご意見・ご感想をいただきました。

全国書誌データについては、「自館のシステムリプレイスで全国書誌データの活用が可能となるので、地域資料やCDなどの目録作成に全国書誌データを活用したい。」、「NDL-OPACからの書誌データのダウンロード方法が今までよくわからなかったが、今回実習も含めてやってみることができたのでよかった。今後、文献リスト作成等に使ってみたい。」などのコメントをいたただきました。

レファレンス協同データベースについては、「レファレンス協同データベースは、些細なことではないかと迷うような事例でも登録してよいとの話があり、登録への心理的ハードルが下げられた。」といった声をいただきました。

また、熱心に取り組んでいただいた実習についてはもっと時間が欲しかったいという声や、合同開催によって全国書誌データとレファレンス協同データベースをリンクさせた形で習得することができて良かったといった声もいただきました。

今回いただいた貴重なご意見・ご感想は今後の企画の参考にさせていただきます。

【おわりに】

今年で3年目となる研修会は、東京本館28名、関西館は20名の参加がありました。終了後のアンケートでは、今回も多くの方から「満足」との回答をいただくことができました。

NDLでは、このほか、職員を各地の研修会などに研修講師として派遣する講師派遣型研修も行っています。ぜひご活用ください。

今後も全国書誌データやレファレンス協同データベースが利活用されるよう、さまざまな取組みを進めていきます。

また、レファレンス協同データベース事業に参加したい図書館からの申込みを随時受け付けております。ご連絡をお待ちしております[6]

(収集・書誌調整課)

[1] 研修会の資料を以下のページに掲載しています。
http://www.ndl.go.jp/jp/data/data_service/event.html, (参照 2017-08-30).

[2] 今回は、NDL非常勤調査員でもある同志社大学の原田隆史教授が作成したツール「NDL書誌データ取得シート」および「NDL書誌データ検索シート」を使いました。
本誌2015年3号(通号34号)のコラムで、使い方をご紹介しています。
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_9496832_po_2015_3.pdf?contentNo=1#page=19, (参照 2017-08-24).
研修会の全国書誌データ講義資料の参考資料もご覧ください。
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/documents/h29guidance_data_service.pdf#page=50, (参照 2017-08-28).
また、「NDL書誌データ取得シート」および「NDL書誌データ検索シート」はカスタマイズすることもできます。詳しくは、本誌2015年4号(通号35号)でご紹介しています。
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_9579118_po_2015_4.pdf?contentNo=1#page=38, (参照 2017-08-24).

[3] NDL-OPACからのダウンロードについては、以下をご覧ください。
http://www.ndl.go.jp/jp/data/data_service/jnb/ndl_opac.html, (参照 2017-08-24).

[4] NDL-OPACからダウンロードしたテキストファイルを加工して、文献リストを作成する方法については、本誌2014年4号(通号31号)のコラムでもご紹介しています。
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8833058_po_2014_4.pdf?contentNo=1#page=22, (参照 2017-08-24).
研修会の全国書誌データ講義資料の参考資料もご覧ください。
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/documents/h29guidance_data_service.pdf#page=47, (参照 2017-08-28).

[5] 2018年1月から書誌情報のダウンロードサービスが新しくなります。本誌今号のおしらせをご覧ください。

[6] レファレンス協同データベース事業への参加については、以下のページをご覧ください。
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/entry.html, (参照 2017-08-24).


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NDL書誌情報ニュースレター(年4回刊)

ISSN 1882-0468/ISSN-L 1882-0468
2017年3号(通号42号) 2017年9月27日発行

編集 国立国会図書館収集書誌部
発行 国立国会図書館

〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1

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