• 利用案内
  • サービス概要
  • 東京本館
  • 関西館
  • 国際子ども図書館
  • アクセス
  • 複写サービス
  • 登録利用者制度
  • オンラインサービス
  • オンラインサービス一覧
  • 国会関連情報
  • 蔵書検索
  • 電子図書館
  • 調べ方案内
  • 電子展示会

典拠データの拡充を進めています―新展開2013に基づく取組みから

NDL書誌情報ニュースレター

NDL書誌情報ニュースレター2015年2号(通号33号)

本誌2013年2号(通号25号)でお知らせしましたとおり、国立国会図書館では、「国立国会図書館の書誌データ作成・提供の新展開(2013)」(新展開2013)の具体的な実施に向けて取組みを進めています。その一つとして「典拠等の拡充」を掲げ、信頼性および効率性の高い検索に資するよう、また、ウェブ環境でデータ間のリンクを支える仕組みとして活用されるよう、典拠データの内容の充実、リンクする書誌の範囲の拡大等に力を入れてきました。外国刊行図書の日本人著者について典拠リンク開始録音・映像資料(クラシック音楽)の著者標目の採用数拡大および地図資料へのNDLSHの付与開始については、それぞれすでに本誌でお知らせしてきましたが、2015年4月までに開始したその他の取組みについて、まとめてご紹介します。

  • 児童書に付与された件名をダウンロードできるようになりました。

    児童書に付与された件名は、これまで、NDL-OPACおよび国立国会図書館サーチの各書誌情報画面に表示されるのみでした[1]。そのため、学校図書館や公共図書館等からは、自館のシステムで検索等に利用できる形式による児童書の件名の提供を望む声が寄せられていました。そこで、2015年4月以降に作成した国内刊行児童書の書誌データに付与された非統制件名を、NDL-OPACのダウンロード機能や国立国会図書館サーチのAPIを利用して取得できるようにしました[2]

  • 日本人・日本団体著者名典拠に、日本語以外の言語で表記された参照形を追記する作業を始めました。

    外国刊行資料の書誌データを作成する際、著者が日本人または日本の団体であれば、資料に表示されている日本語以外の著者名表記を典拠データの参照形に追加する作業を開始しました。たとえば、典拠データ「湯本, 香樹実, 1959-」の参照形には、「Юмото, Кадзуми」(ロシア語)や「Jumotová, Kazumi」(チェコ語)といった別名を記録しています(図1)。このようにさまざまな言語で表記された情報が蓄積されることで、検索の手がかりが増え、資料の識別やアクセスの可能性が広がります。


    図1 ロシア語やチェコ語が追記されている例(Web NDL Authoritiesの詳細表示画面)

  • 外国刊行図書の外国人・外国団体の著者について典拠リンクを開始しました。

    外国刊行図書のうち、日本人著者の既存典拠データへのリンクは、本誌2012年3号(通号22号)でお知らせしたとおり、2012年8月から実施しています。2015年4月からは、外国人著者(一部、団体著者も含みます)についても既存典拠データへのリンクを開始しました。

    これにより、たとえば、NDL-OPACの書誌情報画面から、著者標目のリンク検索を通じて、その資料と同じ著者をもつ資料を再検索した際、リンク作業を終えた外国刊行図書も検索結果に含まれるようになります(図2)。今後もリンク作業を進め、外国人著者の典拠データから検索できる図書を順次増やしていく予定です。


    図2 ディック・ブルーナの日本で刊行された絵本から、オランダで刊行された絵本も検索できる例(NDL-OPACの書誌情報画面~リンク検索~検索結果一覧画面)

    また、国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)で外国人名または外国団体名の典拠データを検索すると、その検索結果からさらに国立国会図書館サーチを著者名によって検索することができます。この場合の検索結果にも国内刊行図書と合わせて外国刊行図書の一部が含まれます。

  • 個人名典拠に故人の生没年を追加する作業も行っています。

    当館の所蔵資料で判明した著者等の生没年を個人名典拠に追加する作業も、積極的に行っています。著者等の生没年は、同名異人の区別や著作権保護期間の確認に役立ちます。

これらの取組みひとつひとつはとても細やかで、目に見える形での効果は実感しにくいかもしれません。典拠データは、縁の下の力持ちのような存在です。その成果は、各サービスの検索対象の拡大や検索結果の精度向上、各種データの内容の充実へと確実に繋がっていきます。今後も、資料へのアクセス可能性を広げるとともに、利活用しやすい典拠データを提供できるよう、着実に取組みを進めていきます。

柴田 洋子
(しばた ようこ 収集・書誌調整課)

[1] 今まで表示できなかったNDL-OPACの書誌情報画面(MARCタグ形式)でも、2015年4月以降、新たに付与された件名が、「653非統制件名」フィールドの値として表示されるようになりました。

[2] 各サービスの利用方法については、下記をご覧ください。
・NDL-OPACでダウンロードする
http://www.ndl.go.jp/jp/data/data_service/index.html#OPAC, (参照2015-06-24).
・国立国会図書館サーチのAPIを利用する
http://iss.ndl.go.jp/information/api/riyou/, (参照2015-4-30).


このページの先頭へ

NDL書誌情報ニュースレター(年4回刊)

ISSN 1882-0468/ISSN-L 1882-0468
2015年2号(通号33号) 2015年6月26日発行

編集・発行 国立国会図書館収集書誌部

〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1

メールアドレス:bib-newsアットマークエヌディーエルピリオドジーオーピリオドジェーピー(ニュースレター編集担当)