パッケージ系電子出版物の長期的な再生可能性について(図書館調査研究リポートNo.6)
平成18年3月(平成15〜16年度調査結果)
電子情報の利用には、記録媒体とそれに対応した再生機器が必要です。しかし、記録媒体の寿命は適切な環境で保存しても20〜30年程度といわれ、再生機器自体の寿命はさらに短いといわれています。また、記録媒体や再生機器の規格も頻繁に変わるため、規格が旧式化したものを入手することは困難になります。CD-ROMに代表されるパッケージ系電子出版物は電子情報を記録媒体に記録したものであり、利用にあたっては様々な課題を含んでいます。
本報告書は、国立国会図書館が平成14〜16年度に実施した「電子情報の長期的な保存と利用」についての調査研究のうち、平成15年度と平成16年度に実施したパッケージ系電子出版物の利用可能性調査の結果をまとめたものです。平成15年度には国立国会図書館が所蔵するパッケージ系電子出版物の最新パソコン環境における利用可能性調査を行い(2章)、その調査で明らかになった利用上の問題を解決するために、平成16年度には長期保存のための対策といわれているマイグレーションとエミュレーションを試行し、これらの対策を評価しました(3章)。
目次
1: はじめに
2: 平成15年度 調査報告
2.1: パッケージ系電子出版物所蔵点数の調査
2.2: 利用可能性調査
2.3: 調査結果分析
2.4: 利用不可原因の詳細分析
3: 平成16年度 調査報告
3.1: 調査目的
3.2: 調査概要
3.3: ハードディスクへのマイグレーション
3.3.1: マイグレーションの試行
3.3.2: マイグレーション所要時間
3.3.3: 技術要素が所要時間に及ぼす影響
3.3.4: 考察
3.4: 再生確認
3.4.1: エミュレーションおよびファイル形式変換の概要
3.4.2: エミュレーションによる再生確認
3.4.3: ファイル形式変換、マルチファイルビューワを使用した再生確認
3.5: コピープロテクト、メタデータ
3.5.1: コピープロテクト
3.5.2: メタデータ
4: おわりに
付録1 エミュレータの例
付録2 変換プログラムの例
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