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電子情報の長期的な保存と利用

録音・映像資料のデジタル化と電子情報の長期保存に関するアンケート調査
※この調査は対象機関を限定して行っています。事前依頼済みの機関のみこのファイルをダウンロードしてご回答ください。

1. はじめに

背景

 国立国会図書館は、国の唯一の納本図書館・保存図書館として国内で刊行される出版物を広く収集し、貴重な文化遺産として保存し、後世に残していくという役割を担っています。この「出版物」は紙媒体のものに限定されるものではありません。平成12年(2000年)4月7日、CD・DVDやソフトウェアなどのパッケージ系電子出版物を新たに納本対象とすること等を内容とする国立国会図書館法の一部改正法が公布され、平成12年10月1日から施行されています。また、これ以前から、パッケージ系電子出版物を納本・購入その他の方法で収集しており、紙媒体の出版物の付属物としてのフロッピーディスク(以下「FD」)やCD-ROM 等も数多く所蔵しています。この他に、インターネット情報についても、WARP(インターネット情報選択的蓄積事業)による選択的な収集を開始しています。さらに、国立国会図書館では膨大な書誌情報や一次情報を作成し、それらをインターネットを介し、国会、行政司法部門、国民のみなさまに提供しているほか、CD-ROM等のパッケージ系電子出版物の形態でも頒布しています。
 これらの電子情報は国民の文化的資産です。国立国会図書館は電子情報についても、紙媒体の出版物と同様に長期的に保存し、その利用を保証しなくてはなりません。

脆弱な電子情報

 しかし、これら電子情報は、紙媒体の情報と比べて非常にもろいものです。

  • 紙媒体の寿命とくらべて、記録媒体の寿命は著しく短い。
  • インターネット情報は消失する可能性が高い。
  • 電子情報を利用するためには、それに対応する特定の再生機器やPC・OS・アプリケーションプログラムが必要であるが、これらは絶えず進歩し、古いものは使えなくなることが多い。
  • 情報の改ざんが容易。
  • オリジナルであることを保証することが困難。

 電子情報を長期的に保存し、その利用を保証するために、これらの課題をどう克服するかについての研究や試みが、欧米、オーストラリアを中心とした各国により活発に行われています。

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