平成15年度利用者アンケート結果
国内の図書館・関係機関に対する調査結果
今回の調査では、国内の図書館・関係機関約4600機関を調査対象とし、約3000機関から回答を得ました。回答機関の館種内訳は、都道府県立・政令指定都市立図書館(4.3%)、各分館(室)を含む市区町村立図書館(56.4%)、短大・高専を含む大学図書館(26.6%)、専門図書館(6.7%)、議会図書室(1.5%)、その他(4.5%)でした。
各サービス利用実態
サービスの利用満足度と改善希望
サービスの利用満足度と改善希望
1.全般的な利用満足度はいかがですか?
当館のサービス全体に対する満足度は、「満足」「やや満足」7割、「やや不満足」「不満足」1割でした。利用の多いサービスである、図書館間貸出し、郵送複写及びレファレンス・サービスの利用満足度についても、全体満足度とほぼ同じ結果となりました。(図25参照)

2.各サービス内容の満足度はいかがですか?改善を希望するサービスはどれですか?
図26は、各サービス内容に対する満足度の一覧です。これは、各サービス内容の満足度を五段階で尋ねた質問の回答を用いて、「満足」「やや満足」を満足層に、「やや不満足」「不満足」を不満足層に分類したものです。また、図27は、改善・充実を望むサービス内容について尋ねた質問において、上位10位以上の回答者割合を示したものです。
満足度において満足層と不満足層の差が少なく、かつ、不満足層が多いサービスは、「レファレンス・サービスにかかる日数」「郵送複写にかかる日数」「図書館職員を対象とする各種研修」でした。これらのうち、「レファレンス・サービスにかかる日数の短縮」と「図書館職員を対象とする各種研修の充実」の改善希望度は20%を超えており、この二つの改善は特に強く求められているといえるでしょう。
改善希望度が最も高いのは「蔵書の充実度」47%ですが、その満足度はむしろ他よりも高くなっています。「蔵書の充実度」に「満足」と回答している機関でも何らかの改善を望んでいると考えられます。三番目に改善希望度の高い「最新資料の書誌情報の提供」、四番目の「NDL-OPAC検索機能の充実」から推察すると、最新資料の利用や検索可能な蔵書範囲に対する不満から「蔵書の充実度」を望んでいる可能性もあります。また、日本唯一の国立図書館に対する大きな期待とも受け取れます。
二番目に改善希望度の高い「雑誌記事索引の採録誌範囲の拡大」は、東京本館来館者、関西館来館者でも上位10位以内に入っているものですが、来館者の利用は少なく、また、図書館・関係機関の利用も5割に留まっています。この理由の一つとして、広報不足の問題だけでなく、「採録誌範囲」について何らかの問題があると考えられます。


