電子図書館事業の概要
1. 国立国会図書館の電子図書館事業
電子図書館とは?
1990年代後半以降、インターネットが急速に普及し情報環境が変化する中で、図書館も知識を広く共有する役割と機能をより強化するため、情報技術を活用し、時間的、地理的な制約に縛られない発信型のサービスを志向することになりました。
一方で、流通する電子出版物あるいは電子情報を有効に活用するとともに、知識を蓄積し、長い時間にわたって利用可能にするというこれまでの図書館の役割を、電子情報についていかに果たせるのかが新たな課題となりました。
「電子図書館」とは、このように電子情報と情報環境を活用して図書館が行うサービスを指し示すことばです。あるいは、従来の図書館が行ってきたような知識としての情報の提供サービスにも広く用いられる場合があります。「電子図書館」の主な特徴としては以下のものがあります。
- ネットワークによる情報の提供
- 資料にアクセスさせるための書誌情報(二次情報)、電子化した資料そのもの(一次情報)など、さまざまな電子図書館の「蔵書」(コンテンツ)の構築と提供
- テキストだけではない音声、動画などマルチメディアの活用
- 情報通信技術を活用した検索・閲覧等の利便性の向上
- インターネット上の情報など外部情報資源の活用と探索への援助
これらの特徴をいかして、それぞれの図書館がそれぞれのサービスに必要な「電子図書館」をデザインし、構築していくことが必要といえます。
目標
当館では、「国立国会図書館電子図書館中期計画2004」で示した以下のような目標を柱に電子図書館サービスを行っています。
- (1)デジタルアーカイブの構築
- (2)情報資源に関する情報の充実
- (3)デジタルアーカイブのポータル機能
