連携協力
急速に電子情報の流通が進展する中で、情報を効果的に提供し、後世まで保存していくために、国立国会図書館では、図書館の枠を超えて国内外の多くの機関と協力を進めています。主な活動についてご紹介します。
1. 国内の機関との連携協力
国立国会図書館サーチ
国立国会図書館サーチは、国立国会図書館が所蔵する資料の全てを探すことができるほか、都道府県立図書館、政令指定都市の市立図書館の蔵書、国立国会図書館や他の機関が収録している各種のデジタル情報などを探すことができます。
最新の検索対象は検索対象データベース一覧をご覧ください。
デジタル情報資源ラウンドテーブル
デジタル情報資源ラウンドテーブルは、デジタル情報資源に関する博物館・美術館、図書館、文書館等の連携を深め、関連する共通の諸課題を解決していくために設置されました。詳細は、デジタル情報資源ラウンドテーブルのページをご覧ください。
文化・学術機関におけるデジタルアーカイブ等の運営に関する調査研究
国立国会図書館では、平成21年度「図書館及び図書館情報学に関する調査研究」事業として、国内の公共図書館、大学図書館、公文書館、博物館等を対象に、デジタルアーカイブの整備・運営状況について調査を行いました。調査結果は、カレントアウェアネス・ポータルに掲載されています。
2. 国際的な連携協力
ワールドデジタルライブラリー
ワールドデジタルライブラリーは、米国議会図書館とユネスコが共同で推進している電子図書館プロジェクトで、世界の多くの図書館が提供するデジタルコンテンツを見ることができます。当館からも、貴重書等の画像を提供しています。
提供コンテンツの一覧等詳細は、ワールドデジタルライブラリーのページをご覧ください。
国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)
国際インターネット保存コンソーシアム(International Internet Preservation Consortium、略称IIPC)は、各国の国立図書館等が国際的に連携してウェブアーカイブの技術開発等を行うための組織で、米国、フランス等欧米言語圏の国立図書館等が中心となり、2003年に結成されました。2010年6月時点で39機関が加盟しています。(最新の参加館一覧は、IIPCホームページをご覧ください。)
当館は、国際的な連携の枠組みでインターネット情報の収集・保存・提供の課題に対処するために、2008年からIIPCに加盟しています。提供ワーキンググループに参画し、IIPCが開発したウェブアーカイブ用ソフトウェアを欧米言語圏以外でも利用可能とする機能改良等に取り組んでいます。
日中韓電子図書館イニシアチブ(China-Japan-Korea Digital Library Initiative: CJKDLI)
2010年8月、当館は、中国国家図書館および韓国国立中央図書館と「日中韓電子図書館イニシアチブ協定」を締結しました。2007年の長尾真国立国会図書館長(当時)からの呼びかけをきっかけに始まったこの事業は、三国の文化・学術遺産をインターネット上で統合的に検索し、利用できる仕組みを作ること等を目指しています。概要は以下のとおりです。
- 3か国における文化・学術遺産へのアクセスを容易にし、人々に豊かな多文化・多言語コンテンツを提供するとともに、学術界へ貢献します。
- メタデータの標準化、統合的情報サービス(ポータル)、電子情報の長期保存等についての取組みを共同で行います。その第一段階として、各国立図書館が運営するポータルサイトの相互運用性を高めていきます。
- 各国立図書館は、自国内の他の図書館、博物館、美術館、公文書館等とのデジタル連携の促進に努めます。
今後は、3か国で体制を整備した上で、メタデータの標準化、統合的情報サービス(ポータル)、電子情報の長期保存等について、共同で取り組んでいく予定です。
- プレスリリース(PDF file:116KB)
- 第12回図書館総合展(平成22年)講演資料
(当館主催のフォーラム「MLA(博物館・図書館・文書館)のデジタルアーカイブ連携―世界、そして日本」において、日中韓電子図書館イニシアチブについてご紹介しました。)
なお、中国国家図書館とは1981年以来、韓国国立中央図書館とは1997年以来、相互に代表団を派遣して業務交流を行っています(各館との業務交流の詳細は、国際協力活動のページをご覧ください)
アジア・オセアニア地域国立図書館長会議(CDNLAO)
アジア・オセアニア地域国立図書館長会議(Conference of Directors of National Libraries in Asia and Oceania: CDNLAO)は、アジア・オセアニア地域の国立図書館長による会議体で、メンバー間の情報共有、相互協力を目指しています。当館は、CDNLAOホームページの運営及びニューズレターの編集・刊行を担当しています。
日本で行われた2008年の同会議において、CDNLAOメンバーが協同して取り組む4つの分野が選定されました。当館は、ウェブ・アーカイビングの分野について、幹事国となっています。
IFLA資料保存コア活動(IFLA/PAC)
IFLA資料保存コア活動(IFLA/PAC)は、IFLAが推進するコア活動の一つで、資料保存のプログラムです。図書や雑誌等紙の資料だけではなく、電子資料の保存についても取組みを行っています。当館は、1989年からアジア地域センターとして活動しています。
世界図書館(Bibliotheca Universalis)プロジェクト
「世界図書館」プロジェクトは、1995年〜2005年において、各国の国立図書館等の連携により実施されていたプロジェクトです(当初は、G7(G8)電子図書館プロジェクトとしてスタートしましたが、1999年以降は各国の国立図書館の間で行う電子図書館事業という枠組みに変更)。
この事業は、各国における電子図書館事業に関する情報を共有し、また相互運用性に関するワークショップも開催するなど、電子図書館事業の国際的協力を推進する役割を果たしてきましたが、各国における事業の進展、あるいは複数国間での協力事業における目覚しい成果が見られるようになってきたため、2005年にプロジェクトは終了しました。
3. 電子図書館サービスに関する講演会・国際シンポジウム
国立国会図書館では、国内外の有識者をお招きし、電子図書館サービスに関連した講演会・国際シンポジウム等を行っています。
各講演会・シンポジウムの詳細、申し込み方法等はイベント・展示会情報をご覧ください。
