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平成19年度の調査研究の内容

平成19年度は電子情報の長期利用保証をテーマに、規格が旧式化した電子資料(フロッピーディスク(FD))とアナログ形式の録音・映像資料を対象に調査研究を行いました。

詳細な調査結果は、「平成19年度電子情報の長期利用保証に関する調査報告書」(平成20年3月)をご覧ください。

(1)FDマイグレーションに関する調査

電子情報の記録媒体の中でも、特に技術的な旧式化が進み、今後の利用が困難になると予想されるFDについて、国立国会図書館が所蔵する3.5インチ及び5.25インチFDからサンプル100枚を抽出し、マイグレーション(データ移行)を試行しました。本調査のマイグレーションでは、FDに格納されたプログラムやデータ等の電子情報を、再現利用の可能性(エミュレーション)を想定しながら、FDイメージ(FD内の全記録データを単一ファイル形式として出力したもの)としてハードディスクへ移行しました。その結果、97%のマイグレーションに成功しました。
また、あわせて次の調査も行い、それぞれの課題を整理することができました。

  • FDの外観構造の変形や破損への対応方法
  • 規格の旧式化等により入手が困難な再生機器・環境に依存するFD(特に5.25インチ2DD(両面倍密度)等)への対処方法
  • マイグレーション完了の判定方法
  • マイグレーションエラーやコピープロテクト等への対処方法

(2)FDイメージのエミュレーションに関する調査

マイグレーション実施後のデータ(以下、FDイメージファイル)は、長期的に保管することが可能ですが、利用するにはデータを再生できる環境も必要です。そこで、出版当時FDを再生していた環境を、現在のソフトウェア環境で擬似的に再現(エミュレーション)することにより、FDイメージファイルに含まれるデータの表示、アプリケーションの実行等を実現する方法を調査しました。調査の結果、エミュレーション用ソフトウェア(エミュレータ)ごとに固有の操作手順を予め整理する必要性や、エミュレーション精度の低い環境が存在することが課題として見つかりました。
実施した調査は以下のとおりです。

  • 平成18年度及び平成19年度にマイグレーション調査対象としたFDにおける主要なフォーマットの分類
  • フォーマットごとに適用可能なエミュレータの調査
  • 上記のマイグレーションを実施したFDから選択したサンプルに対するエミュレーション試行調査(見た目の動作の再現性及び音の再生確認の可否の観点から評価)

(3)録音・映像資料のデジタル化のための調査

アナログ形式の旧式化した録音資料(例:SPレコード、オープンリールテープ等)及び映像資料(例:8㎜フィルム等)は、資料の経年劣化に伴う再生困難性や、規格の旧式化に伴う再生機器・再生用ソフトウェアの入手困難性等が原因で、今後、利用することが難しくなることが予想されます。
そのため、原資料の劣化が深刻で再生が困難な資料や既に規格が旧式化している資料や、再生機器等の入手が困難なために再生ができなくなる恐れのある資料を対象に、実際にデジタル化を試行する調査を実施しました。デジタル化したファイルを視聴した結果、いずれも概ね正常に再生できることが確認できましたが、原資料のクリーニング作業の所要時間を考慮する必要がある等、今後の課題も見つかりました。

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