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写本のデザインにならって、インキュナブラでも各章の冒頭の語の頭文字 (イニシャル) は赤いインクで大きく書かれました。印刷の段階ではその部分を空白にしておき、後でルブリケーター (rubricator) と呼ばれる職人が装飾的なイニシャルを書き入れたのです。空白にしておいた場所に書く文字を指示するため、あらかじめ小さく活字で印刷された場合もあります。この小さく印刷された文字をガイド・レター (guide letter) と呼びます。
写本の装飾は、この他にも縁飾りや頭文字を絵画化したもの等があります。これらの装飾はイリュミネーションと呼ばれ、インキュナブラでもイリュミネーションが施されました。
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